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謝りたくないんだろうな...

どこで見つけたのかをメモしていなかったのですが… どこかで見つけて、心に留まった Web ページが Google Keep のメモに残っていました。

If it's a good idea…go ahead and do it. It is much easier to apologize than it is to get permission.
いいアイデアなら、とにかくやってしまいなさい。許可を得るより謝る方がずっと簡単よ。

英語の格言(326)|グレース・ホッパー|英語の達人

誰の格言?

この格言は、上記 URL ではグレース・ホッパー(Grace Hooper)の格言・名言として紹介されている。

しかしながら、以下のページによれば、グレース・ホッパーがこの格言を用いたのは 1982年であるものの、それよりも 100年以上前の 1846年に出版された書籍「Lives of the queens of England, from the Norman conquest.」の中で用いられているのが確認されているみたい。
1846年以降にも新聞や報告。書などで用いられているのが確認されている。

グレース・ホッパーが考え出した(初出の)言葉ではないものの、グレース・ホッパーの格言として紹介されるのは、それだけグレース・ホッパーが影響力の大きな人だったからなのでしょう。

誰の格言かはともかく…

この格言にはとても納得できる。
多くの場合は、この格言のように実行してしまい、結果が得られていれば、「謝った方が楽」というよりも「謝るどころか褒められる、感謝される」という感じになると思う。

しかしながら、謝らなければならないケースというのは、「スピード」や「結果」よりも「段取り」を重視するんだと思います。そういったケースは、謝るのもいろいろと面倒…

とは言え、そういったケースの場合でも、

  • 事前に正規の「段取り」で許可をもらう。

  • 事後に正規の「段取り」を守らなかったことを謝る。

のどちらが簡単なのか、と言われれば後者の方が簡単なのだと思います。

「段取り」を重視する環境

そういった「段取り」を重視するような環境の場合、簡単かどうかというよりも、「謝る」「謝罪」「失敗」といったマイナスと受け止められるような状況を嫌う/避けるように感じられます。
そんな感じなので、後者(許可を得ず、後で謝る)ではなく、前者(正規の段取りで許可を得る)を選択しようとするでしょう…

また、そういった環境での「段取り」は多段階の許可・承認が必要な上に、前例のない試みに対する抵抗感が強いので、正規の段取りではなかなか実行に移すことはできないでしょう…

こんな状況って、誰得なんだろう?

許可・承認する立場の人にとって、

  • ミスをしないこと

  • 成果を出せないこと

のどちらがマイナスになるんでしょうね。もう少し、マクロな視点で考えて欲しいな…

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