見出し画像

ないものねだりだから、他人を求める

他の人が持っているセンスや仕事のスキル。はたまた容姿や明るくて人気者の人を羨ましいと思い、自分もあの人に憧れるなと思った経験はないですか?
この記事の結論から申し上げますと、あなたは逆に他の人から羨ましいと思われているから大丈夫。ってことを書きたいと思います。

「ないものねだり」とはー
ない物を欲しがること。実現できないことを無理に望むこと。
出典:goo辞書

他人と比較していた自分

自分はものすごく自尊心が低くて自信がなかった。

会社を辞めて、一時期働けなかった期間があった。
システム開発の会社で働いていたけど、自分が培ってきたプログラミングの知識なんて通用しないだろうし、基本情報技術者を持っていたけど、パソコンの知識なんて他の人に比べたら知識も乏しい。
もし転職したとしても、そんなスキルしかないの?と転職先の社員から馬鹿にされるのではないかと思うと転職活動もできず、家で1日中スマートフォンを触って終わることもあった。

言い方を変えれば、プライドが高く、他人から馬鹿にされるのが怖かった。
それなら誰からも馬鹿にされずに貯金の80万でやりくりして、しばらく生きていった方がいいと思った。
だけど1年で貯金も底をつき(今思えば1年間を80万のみでやり抜いたことは凄いw)、そろそろ働かないとまずいなと思い、誰でもできるアルバイトなら受かるだろうと思ったが、現実はそう甘くなく数社受けても落とされた。
アルバイトの書類選考でもお祈りメールが来たりもした。
アルバイトでも自分は価値はないのかと落ち込んだこともあったけど、派遣会社に登録してコールセンターに勤めたり、知り合いの仕事場まで20kmもあるところを自転車で通勤したりと何とか生き抜いたら、以前より自尊心も少しは高くなって自信もいつのまにかついて、現在の職場に就くことができた。

それなのに、職員になったばかりに友達がお洒落なブランド物の洋服を羨ましいと思い、今後収入も安定するからと今まで我慢してきた物欲が崩壊し、洋服を沢山買ってしまったこともあった。
元々洋服は好きで、自分はシンプルな格好でユニクロや無印を着ててもどことなくオシャレと思うような格好が好きだった。それなのに周りの友達から羨ましいと思われたかった。
今年に入り、ようやく見栄っ張りをしていたことと向き合うことができて、今は本来の自分に戻ったかなと思う。
見栄を払拭できたのは最近出会った方や、30代の人生をどう行動し生きていくかが人生を豊かに過ごせるかと思い始めたから。
収入はけして高いものでもなく、自炊も昔の貯金80万円での経験を生かして、1日100円以内の食費もたまにしているけど、辛いとも思わないく、工夫して生きていることが楽しいと感じている。
楽しいと感じているのはなぜか、
自分には自分の長所や良さがあるし、考え方や行動を変えれば、将来収入も上げることができると自分自身に言い聞かせてるから。
この世で自分の一番の味方は自分だと思うし、自分のことをよく知っているのは自分自身なのだからと気づけたからかな?

BARでの出会いで気づいた“ないものねだり”

今までは1人で飲みに行くなんて可愛そうな奴と思われるんじゃないかと恐れていたけど、静かなBARで1人で飲む男性ってかっこいいなと憧れていた。
だったら、かっこいいと思う男性の真似をしようと行動に移した。
そのお店は1年前に友達と行ったBARで静かで暗くムードのあるお店だったことが印象的で意を決してお店に入った。
新型コロナの影響もあってか、お店にはお客はいなかった。
カウンターに座り、お酒を頼んでバーテンダーの方から仕事のことを聞かれ、ホームページ制作やプログラミングをしながら福祉の仕事をしていると伝えると、バーテンダーの方はミュージシャンをしていると言われた。
音楽が好きなこともあり、「曲を創れるなんて羨ましいです。」と言ったら、バーテンダーの方から「自分なんてキーボードを打つことすら遅くて、パソコンを扱えるなんて羨ましいですよ。」と返された。

なんともない会話かもしれないが、衝撃的だった。
自分ができていることがなんとでもないと思っていても、他人からの視点だと凄いことなんだと。
何かしら皆も他人を羨んだりして生きているんだなと知ることができた。

ないものねだりは薬にも毒ににもなりえる

自分にはないものを羨ましいと思ったり、魅力的だと思うから、他人を好きになったり、励みになって頑張ろうと思う。
例えば、プロのアスリートやミュージシャンの言葉が影響されて頑張ろうと思った経験は誰かしら1度はあると思う。

これが近しい人の場合だと、意外と気づきづらいもの。
同じ目線で自分と比較ししてしまい、恨んだり妬んだりすることがあると思う。
なんであいつはモテるんだ、収入も多く貰えて幸せそうなんだと。
自分が実際そうだったから。
この考え方だと、毒の考え方。
悪い方向にしか目を向けられず、立ち止まってしまい、前へ進めない。

逆に羨ましいけど、自分の良さは他の人にはないものは絶対あるし、磨き上げていこうと思えば、薬の考え方。
良くするためにするにはどうすればいいのか?課題を見つけたり、勉強したりと前向きな考えができて前へ進むことができる。

自分で書くのはおこがましいが、自分は他人に思いやりのある人間だと思う。そこを磨き上げれば、仕事でも私生活で何かしら役に立つと自信を持っている。
これから目指したい大人像もあるので、自分はなれると信じて行動し意識していきたい。
(今はうまく表現して書けないので、整理して改めて書きたいなと思います。)

日本人は謙遜しすぎる傾向はあるけど、謙虚に自分のことに自信を持ってほしい。
あなたにしかない良さは必ずある。
他人から見ると“あなたにしかないない羨ましいもの”はあるから。
あなたにしかない良さを気づいて、磨いて、豊かに人生を歩んでいきましょ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?