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わたしの人生に影響を与えた映画3選

小さい時から、映画は大好きでした。特にアメリカの映画。

図書館に行っては、映画雑誌『ロードショー』の最新作をすみからすみまで読みふける、そんな変な小学生でした。

「海の向こうには、どんな世界が広がっているのだろう?」小学生のそんな好奇心を満たしてくれるのが、映画でもあったんです。

今回は、そんな私の心をつかんだ映画3つをご紹介します。


『マイ・ガール』

確か映画を見て初めて泣いたのは『マイガール』。小4くらいの時です。

「映画を見て泣いてしまった」という経験自体に、大変おどろいたことを今でも覚えています。

このかわいい2人に悲劇が起きる…

主役の11歳の女の子、ベーダのしぐさがどれもかわいすぎて、当時同じくらいの年齢だった私は、チャーミングな彼女のようになりたいと強くあこがれたものです。

学校の担任の先生に恋心を抱くおませなベーダ。お化粧してみたり、父親のガールフレンドに嫉妬したりと、同じ年代の私とは考えること、することが全く違います。親友のトーマスと自然がいっぱいの近所を冒険するシーンもワクワクします。

映画のあちこちで見られるアメリカのペンシルベニア州の自然いっぱいの景色があまりにもきれいです。さらに、私にはないベーダの積極性がうらやましくも感じ、この映画を見て「いつかアメリカに行ってみたい。そしてベーダのようなアメリカの女性に会ってみたい」そんな風に思ったことが、20年後にアメリカで生活することになったことのきっかけかもしれません。

『ローマの休日』

定番中の定番かもしれないが、『ローマの休日』この映画も私に影響を与えた1作です。

チャーミングすぎるオードリー

確か、見たのは中学生の頃だったが、主役のオードリー・ヘプバーン扮するアン王女のしぐさが、どれもこれも、チャーミングかつ上品で、私にはないそんな女性的な要素に強く惹かれたものです。

この妖精のような女性は誰?とオードリーの存在に衝撃を受け、彼女が出る他の映画をかたっぱしから見て、彼女の伝記を読み漁りました。一時期は彼女のまねをして、全身黒のピタッとした服を着ていた時期もあったくらいです(誰もオードリーヘプバーンのまねとは気づかなかっただろうが)。

華やかな映画のシーンの裏にある、彼女の人生について知るとさらに彼女にひかれます。実は愛に飢えた幼少期を送っていたこと、そして、子どもの時に自分も支援を受けていたユニセフの親善大使となり、生前はアフリカの国々を訪問して、飢餓を世界に伝えつづけました。

オードリーは、たくさんの名言を残しているけれど、私が一番好きなのはこれ。

Life is a party, dress like it. 「人生はパーティー。好きなもので着飾って」

オードリー・ヘプバーン

『しあわせのパン』

最後は日本の映画です。『しあわせのパン』

これを見たのは、アメリカ生活も10年を過ぎ、忙しく仕事をしていたころ。出張の飛行機の中で、「久しぶりに日本の映画みたいなー、日本に浸りたい」とアメリカの生活に心が疲れている時に見ました。

映画のストーリーは、ある夫婦が東京から北海道に移住し、そこでカフェを開く、夫はパンを焼き、妻がコーヒーを淹れる。なんともリアリティにかけるストーリーではあるのですが、この夫婦のたたずまいが素敵で疲れた心を癒しました。

忙しい日々を過ごしている人が見ると、心に響くセリフやシーンがたくさんあって、生き方を考えさせられる映画だと思います。

海外に住むことになって長いですが、日本が恋しくなったり、日本の風景を見たくなった時、心を休ませたい時に見る映画です。

日本から長く離れていたので「大泉洋」という俳優さんも知らなかったのですが、この映画で、良い俳優さんだな~と印象に残りました。

おわりに

最近、ここタンザニアの友達と話をしていて私がどれだけ映画が好きだったか思い出すことがありました。その友達は、週6日、朝から晩まで働くような忙しい友人なのですが、唯一仕事がない日曜日の過ごし方を聞いたところ「映画をのんびり見る時間が幸せ」と言っていました。

そっかー、タンザニアでも映画を見るのが至福な時間だという人もいるのね、と知った時に、『ロードショー』を読み漁って、次に見る映画を探していた小学生の自分を思い出したんです。

人生に影響を与えた映画について書き始めるとキリがないのですが、誰にでも、そんな特別な一作があると思います。

あなたにとって特別な映画もぜひ教えてください。

#映画にまつわる思い出

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