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アフリカで子育てがしやすい3つの理由

それでなくても大変な子育て、それをアフリカでやるとしたら、どれだけ大変なんだろうって想像される人が多いと思います。実際に、私がタンザニアに行くことを友達に伝えた時の反応は総じて、「子育てが大変そうだね~💦」でした。

実は、ここタンザニアのダルエスサラームという町は、子育てがしやすい町なんです。なぜなら、3歳と6歳のこどもの子育てをしている私が、日々いろいろなところで実際にそれを体験しているからです。

この記事では、日本では全く知られていない、タンザニアでの子育て事情についてご紹介します。


①レストランが子供の遊び場

こちらのレストランやカフェには、遊具がついているところが多く、小さな子供をもつ親には大助かり。遊具といっても、室内に控えめにあるというものではなく、レストランに隣接する屋外の広いスペースに、滑り台、ブランコ、ジャングルジム、砂場など、一通りそろっているので、子供たちも公園で遊ぶように楽しめます。こういう環境のため、レストランにいくと、お母さんグループが子供たちを遊ばせておいて、横でのんびりおしゃべりを楽しんでいたり、パソコンを開いてお仕事をしているお父さんの横で子供が遊んでいるという風景をよく目にします。レストランによっては、遊ぶ子供たちをみていてくれるスタッフを配置しているところもあったりして、そんなことまでしてもらっていいの?と恐縮してしまうほどです。

②物価が安い

2つ目は、ベビーシッターを雇いやすい環境。タンザニアは物価が安いというのもあるのですが、こちらは、家事代行や子守りのために家政婦さんを雇うことが一般的です。月5000円くらいからやとうことができるので、タンザニア人の働くお母さんも気軽に子供をみてもらいながら、仕事に出かけることができます。

③子供はみんなで育てる文化

3つ目は、タンザニア人が子供にとってもやさしいということ。私にも、3歳と6歳の小さな子供がいますが、こちらにきてびっくりしたのは、どこにでかけても、大人たちが子供にフレンドリーに話しかけてくれることでした。

こわもてで、普段は不愛想な警備員さんが、子供をみたとたん、「こんにちわ!」「おなまえは?」「何歳?」と満面のえがおで話しかけてくれたときは、本当に同じ人かしらと思うほどでした。

スーパー、レストラン、八百屋さん、どこにいっても、大人たちはまるで親戚のおじさんおばさんのように、子供に笑顔で声をかけて優しいまなざしで見守ってくれます。

「どうして、タンザニアの人はこんなに子供にやさしいんだろう?」そんな疑問をタンザニア人の友達にぶつけてみたところ、子供を大人がみんなで育てるというのはタンザニアの文化である、という答えが返ってきました。

タンザニア人は小さい頃から家庭や教会で、みなが家族の一員・兄弟であると教えられます。どこの家の子供だという区別なく、子供は、村や地域の大人たちが一緒に育てていく、子供は宝であり、その宝を大切に育てていくのが大人全員の責任である、という意識が根付いて入るそうです。

まとめ

レストランでの遊具完備、物価が安いためベビーシッターを雇いやすい環境、そして子供へのコミュニティ全体の優しさ、この3つの恩恵を日々感じながら、私はこちらで子育てができています。

まったく想定していなかった環境ですが、とてもありがたい子育て環境の中で、子供たちは、毎日ご飯を食べられること、屋根のある家に住めることなど今まで当たり前だと思っていたことに感謝することも学んでいます。

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