【日本ではありえない!】タンザニアのびっくり5選
マンボ!
タンザニアで生活をしていると、日本では起こらないことがよく起こります。ちょっとショックを感じたり、思わず笑ってしまいそうになったり、今までの自分の「当たり前」を見直すきっかけになったり。
これも海外生活のだいごみだな~と、最近はタンザニアの日々のびっくりを楽しめる余裕もうまれてきました。
今日は、日本にいるあなたが読んだら「えぇ!」と驚きそうなタンザニアのびっくりをご紹介します。
遠いアフリカのおはなしとして驚いて終わりではなく、あなたの日々の生活に少しでも変化を、タンザニアから新しい視点の風をお届けできたら嬉しいです。
①外国人と地元人の価格が違う
日本にもありますよね。入場料が県内と県外のお客さんで異なるシステム。
あれと似ていますが、タンザニアには、3つの価格があります。
①アフリカ人価格 (一番安い)
②タンザニア在住の外国人価格 (③より少し安い)
③外国から訪れた外国人価格 (一番高い)
①から順番に高くなっていきますが、価格差が倍以上あることもあって
びっくりすることもあります。しかも、誰でも比べられるように価格リストがわかりやすいところに明記されているところ。
ただ、タンザニアの、特に村などでの地元の人たちの暮らしぶりを見ると、それは、外国人は高い値段を払わないといけないよね、とは感じます。
②公共バスが暴れん坊
タンザニアは公共バスの運転がとても荒くて怖いんです。
前の車をもうスピードで追い越す、逆走してくる、大きな車体をいいことに、どけどけとばかりに暴れて突っ込んできます。
公共バスは、大勢の市民をのせて安全を守る責任があるから、乗用車以上に安全運転をするものだよね、と思っていた私のイメージはタンザニアで大きく覆されました。
正直、公共バスの近くを車で走りたくはありません。
タンザニアの公共バス、要注意です。
③あこがれの『おまわりさん』じゃない
町を運転していると、いろいろなところで車が警察官にとめられます。
タンザニアの人によれば、これは「警察官のおこづかい稼ぎ」なんだとか。
止める理由は「道路の車線を少し踏まなかったか?」「スピードが少し違反してないか?」「信号が壊れているのになぜああいう動きをした?」など、クリエイティブないちゃもんも多いとか。
警察にとめられたら、罰金を払うために後日、市役所に行のですが、「その代わりに今ここで現金で私に払えば罰金を少し安くしてあげるよ」というのが常套句なのだとか。
そんなわけで、警察と言えば、路上で車をとめてお金をせしめる、というイメージがついたのか、タンザニアの子供たちにとって「警察官」は「悪をこらしめる強くてかっこいい大人」ではないようです。
私が小さい時は、警察官は男の子たちが憧れる仕事だったので、これを知ってなんだか残念です。
④会社員はいない
タンザニアに移住して1年以上たちますが、いわゆる「会社員」という人に会ったのは1回だけ。彼は銀行で働くという「ザ・エリート」という雰囲気のただよった男性でした。
が、彼だけです。
タンザニアで会う人たちは、庭師、家のお手伝いさん、タクシードライバー、露店を営む人、大工、洋服の仕立て、テニスのコーチ、などなど、家族の仕事野手伝いや個人で事業をしている人が圧倒的に多いのです。しかも、だいたい複数の仕事をかけもちです。
のんびりとしたタンザニアの人たちですが、自分のビジネスをやることへの意欲は熱い人が多い気がします。私の周りのタンザニアの友達にも「自分のスクールをスタートしたい」「洋服屋を始めたい」など、自分の夢の仕事について熱く語ってくれる人が多いです。
会社員をやめて、所属する団体がない不安な状態でタンザニアに移住した私ですが、ここで出会うタンザニア人たちをみて、そもそも「会社員」でないといけないのだろうか?とか、以前には想像もしなかった自分でビジネスをたちあげる可能性についても考えをめぐらすようになりました。
⑤学校の先生がお金の相談…
最後は、個人的にはショックだった体験。
4歳の息子が通う学校の先生にお金を貸してほしいという相談をされたこと。
その先生は、息子にいつもよくしてくれる先生、お迎えに行った時も、今日の息子の様子を話してくれたり、息子も大好きな信頼している先生でした。
ある日子どもを迎えに行ったら「お母さん、実はちょっと相談があって…」
この展開、私がタンザニアで聞いていた、もしかしてあれ!?
そう、あれでした。
「ここの学校の給料はとても低い。しかも最近は、生徒の数も減って私の手取りの給料もかなり減ってしまった。私には子供も2人いて… そこで、もしも可能だったら、でいいんだけど、少しお金を借りることはできないだろうか…」
タンザニアでは、従業員や雇っているお手伝いさんなどが、給料の前払いをお願いすることはよくあることです。
でも、でも、よりによって、幼稚園の信頼していた先生からお願いされるとは…。
親にまでこっそりそんな相談をするくらいだから、本当に大変なのだとは思います。先生にお金を貸すのもどうかと思うし、でも、先生の切実な生活事情もわかり、悲しくてちょっとショックな出来事でした。
まとめ
タンザニアでの暮らしは、日本のあたりまえを180度ひっくりかえされることも多いです。戸惑うこともありますが、そもそも、私はなぜそれに驚いたのか?を考えると、新しい視点が出てきたり、タンザニアの人の考え方に触れることもできます。
なんでも、思い通りに事が進んでいた日本での生活に比べて、感情が揺さぶられることも多いけれど、40代になっても学ぶことがまだまだ多いなーと実感しながら、タンザニアの生活を楽しんでいます。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
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