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自分を満たすには #141

わたしは小さい頃から自分のことを認めることが苦手だった。

何かのコンテストで表彰されても、
卒業文集で「〇〇な人」にランキングインしても、
新築のきれいなお家に引っ越しても、
文武両道のイケメンと付き合っても、
模試の成績が悪かった志望校に合格しても、
部活やサークルで代表という役職をもらっても、
海外に長期留学をしても、
どれだけ美味しいものを食べても、
ネームバリューがある企業に入っても、
その会社で優秀賞をもらっても、
安定したお給料をもらえても、
都会に生まれて何不自由なく暮らせていても、
五体満足な身体を持っていても、
自分を大切にしてくれる人達に囲まれていても、

決して心から満たされることはなかった。

ほとんどものは自分が努力して手に入れたもの。

それなのにずっと"見えない理想"を追い求めて、他者と比較しては自分をどっかに陥れていた。

常にものさしは自分の"外側"にあって、正解の探し場所は''不確かな未来''。

自分の存在価値は"他人の評価"によって大きく変わってしまうし、比較対象は日々アップデートされてしまうから、「そりゃあいつまでも幸せになれるわけないよね」って話(笑)

でも今はものさしが自分の"内側"にあって、毎日毎日あるものに目を向けて過ごせているから、成長痛を感じることがあっても、前みたく負の感情で苦しむことはない。

本当の意味で「自己受容ができるようになって、足るを知ること」ができているような気がする。

無理して自分を好きになる必要はないけれど、「自分で自分を認めてあげる力」は誰しも養う必要があるんじゃないかな。

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