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がんばらないってどうやるの?②~手段だったものが、目的にすり替わるまで~

初めまして。がんばりすぎる女、ともです。

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がんばることで、人生くぐり抜けてきた女が、がんばることだけじゃ、もうどうにもならないことに遭遇し、さぁ、肩の力を抜いていこう。がんばりすぎるのはもうやめよう!と思ったのですが…


そもそも、がんばらないってどうやるのかわからん!!ということに気づき、今、肩の力ってどうやって抜くんやろうと、いろいろと試行錯誤しております。


その試行錯誤の1つとして、過去を振り返りながら、どうしてこんなに何でもムリしてがんばるようになったのか、洗い出し中です。


前回の記事はこちら。


がんばりが報われない『人間関係』

小学校時代から、うすうす気づいていたことがあります。認めたくなくて、ここでもがんばって違和感を打ち消そうとしていましたが、どうしてもぬぐえなかったこと。それは…


私、周りの子達と全然ちがう!なじめない!


ということでした。小学校中学年くらいまではね、まだよかったんですが、10歳をこえるあたりから、だんだん周りとの違いを顕著に感じるようになりました。


もう、考え方とか人とのつきあい方とか、クラスメートたちとは何から何まで合わない。そして、本当の友達ができない。

例えば、小学生って、ホンマにしょうもないことでキャッキャウフフギャーギャー盛り上がるじゃないですか。そのノリにまったくついていけない。
何がおもしろいのか、意味がわかんない


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あと、女子って周りの人が変わると態度を変えたりするじゃないですか。2人きりの時はめちゃくちゃ楽しそうに過ごしているのに、第3者が入ってきた瞬間、つーんとして、私と話していたことなんてなかったことにして去っていく…


でもその第3者がいなくなると、また戻ってきたり、また去っていったりと、行動や言動に一貫性が全くない。


なんなん!?全然さっき言ってたこととちゃうこと言ってるやん!!ちゃうことやってるやん!!どういうことなん??私は裏切られたん…!?


そうやって人に幻滅することをくり返し、どうせ自分なんてわかってもらえないと諦める。でもやっぱり信じあえる友達がほしいから、またがんばってみるけど、やっぱり撃沈…ということを、何度も何度もくり返します。


あの時の私にとって、同世代の子達、特に学校の子達というのは、心の底から意味不明な存在でした。


バカにしているとか、そういうのではなくて、本当にわからないんです。みんながなんで笑っているのか?なんでそんなに盛り上がっているのか?わかりたいのにわからない。


なんで仲良くしていたのに急に冷たくなるのか。どうして去っていくのか。どうして私を見て笑うのか。なぜこんなにも叩かれるのか。


苦しくて苦しくて、何とかみんなと同じになりたくて…一生懸命、自分を変えようとするけど、そもそも人格や性格なんて、そうかんたんに変わるもんでもなく…


こんな感じですから、どうあがいてもみんなと同じにはなれません。やはり叩かれますよね。たぶん、周りの同級生からは、意味不明なやつと思われていたんだろうと思います。


もともと、小さい頃から大人に囲まれていたこともあると思います。小学生の時から、大人向けの本を読んだりしていたのも原因の1つかもしれません。


あとどうやら、傷つきやすいのに刺激を求めるタイプである、HSS型HSPというのに当てはまるのも1つのようです。傷つきやすいタイプとか、認めたくなかったけどw
HSS型HSPのテストをすると、ほぼ全部当てはまりましたので、もう言い逃れはできませんww同じように、楽しいこととか好きやのに、なぜかすぐ疲れてしまうタイプの人は、一度セルフチェックするだけでも救われるかもしれませんよ!


そんな感じで、小さい頃から、同年代より年上や大人の方が、コミュニケーションとりやすかったです。高校時代には、価値観40代主婦やんwってからかわれるほどでした(笑)大人と話すって楽だったんですよねー。だって同級生とちがって、ちゃんと会話が成り立ったから…


がんばりが報われる『勉強』

がんばってもがんばってもうまくいかない、人間関係に労力を注いでも報われない。どんなにがんばっても、誰も私のことは認めてくれないし愛してくれない。じゃあ、同級生とは、最低限の付き合いだけして、私を認めてもらえる他のことに労力を注ごう。


そう思って取り組んだのが『勉強』でした。


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勉強は、努力すればするほど結果が出る。幸いにも暗記は得意でしたから、テストはほぼ全て暗記で乗りきりました…笑


これ、本質を理解しないで覚えてるだけだから、意味ないやつなんですがね(笑)当時の私にはそんなことわかりませんから、ただひたすら暗記です。テスト2週間前から、社会はノートをテスト勉強用にまとめ直します。教科書は暗記ペンで真っ赤!鬼の形相で暗記にのぞみます。


数学は暗記だけでは乗り越えられませんから、ただひたすら練習。テスト前の2週間で、ノート数冊は使って勉強しました。


そうやって点数が上がると、さらに大人には気に入られ、同級生には敬遠されるようになります。


『いつも勉強してすごいね』と、思ってもいないであろう言葉を同級生からかけられる度、『そんなん思ってへんくせに…しゃあないやん、私にはこれしかないんやから。』と、どんどんひねくれていきます。同級生とはわかりあえないとわかっていたので、さらに勉強にのめり込みました。(性格ひねくれすぎている…苦笑)


なので、いい点数を取って、先生や親に褒められる時が至福の時でした。褒められたら認めてもらえたような気がする。愛してもらえたような気がする。だから必死に勉強をがんばる。このループです。


みんなで何かを作り上げることで、周りとのつながりや達成感を感じる

でもやはり、つながりが全くないのは寂しいし、心が折れそうでした。なので、グループで何かを作り上げることで、みんなとつながっているんだ、ということを感じようとすることになります。


例えば合唱団、マーチングバンド、ピアノのグループレッスンなど、恐ろしいほど力を注いでいました。


合唱団やマーチングバンドは、全国大会も行きましたし、ピアノも関西大会のいいところまではいきました。あの時は、何を求めてがんばっていたのか、なんであんなにがんばれたのかわかっていませんでしたが、一緒に何かに向かってがんばる、というところに、価値や安心感を見出だしていたように思います。


まぁ、作品を作り上げたら、そのあとはまた仲間であるはずの人たちが、私にとっては意味不明な存在に戻るんですけどね…


それでも、その瞬間だけは楽しいし、つながっていることが実感できるから、そこを実感するため、必死に取り組んでいました。


現実から逃げられる『妄想』


で、勉強以外の時間は何をしていたかというと…ジャニーズにドはまりしていました(笑) 当時、金田一少年の事件簿が大人気で、KinKi Kidsの堂本剛さんにのめり込んでいました。


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キラキラしている彼を見ている時は、つらい現実を忘れられる。高揚感に満たされる。あんな感覚は初めてでした。幸せだった。


現実はコンサートにすら行けない地方のただの中学生でしたが、そこは『妄想』で乗りきるという荒業をくりだし、疑似幸福感を作り出すようになりました(笑)


妄想の中では愛されていましたから(笑)そうすることで、『愛されない』現実から逃げて、生き延びようとしていたのかもしれません。


いや、彼のことは純粋に本当に好きだったし、今も素敵な方だと思っています。でも、当時と今のちがいは、現実逃避が含まれるか否か…ですかね(笑)
当時は、自分の周りにある嫌な現実を認めたくなくて、理想を全部、妄想に投影してしまっていたように思います。



『手段』が『目的』にすり変わる


そうやって、何とか愛されたい、認めてもらいたいと、妄想の力に助けられながら(笑)勉強や習い事をがんばっていましたが、途中から様子が変わっていきます。


これは、今思えば、の話です。当時は全く考えもしなかったことですが、今思えばホント、こうなっていたんだな・・・と純粋に驚いています。


愛されるために、勉強をがんばって結果を出す。
私にとって勉強は『愛される』という目的を達成するための手段のはずでした。


でもだんだん『勉強して結果を出す』ことが当たり前になっていきました。いつも通りの結果じゃダメだ。もっといい結果を出さなければ愛してもらえない。だから『勉強してさらにいい結果を出さなければならない』ということが目的にすり変わっていったのです。


そうしなければ、愛してもらえない。どうしよう。次も結果出さなきゃ!点数とらなきゃ!幻滅される!そう思っていたので、がんばってもがんばっても満たされないんです。次は落ちるかもしれない。こんなんじゃダメだ。と自分を責め、追い立てる。無理にがんばる癖が、どんどん強化されていきました。


当初の愛される事が目的ではなく、勉強でどんどんいい結果を出すことが目的になっていったんですね。きっと当時の私には、悲壮感と絶望感が漂っていたと思います。そこを妄想に助けてもらうことで、日々を乗りきっていました。


そんな時、母が体調をくずし、腎不全になります。腹膜タイプの人工透析を始め、家でも家族を支えるために、がんばることが必要になってくるのです。。。




すごいな…過去の私…重いな…
がんばりすぎやろ…と自分で振り返ってもちょっと引きます(笑)


さて、そんな小さい時から必要以上にがんばり続けてきた私が、肩の力を抜くことはできるようになるのでしょうか?夫のためにも、子どもたちのためにも、そして私自身のためにも、力を抜けるようになりたいな…

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また少しずつ、振り返りを進めていきます。
お読みいただき、ありがとうございました!


お前、がんばりすぎやん!とか、がんばらないを習得できるといいね!と思ってくださった方は、スキを押してくださるととても嬉しいです♪


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とも プロフィール

新潟在住関西人。双子含む男の子3人の母。
塾講師、企業受付を経験した後、大手英会話学校で大人向けの英会話講師として、デビュー。延べ10000人に指導。講師育成サポートにも携わる。


長男出産後、親子英語講師として開業。
主宰の親子英語サークルがキャンセル待ちも発生する人気教室になる。


双子出産後に、講師向けコンサルタントとして活動開始。
講師力UPや講座構成のお手伝いをするうちに、起業コンサルティングや商品設計、広報コンサルのようなこともするようになる。
必要があればスピリチュアルリーディング能力も使い、見えない世界からのメッセージも伝える。


2019年3月、新潟県に移住。6月には親子英語レッスンを開始し、同年12月までに延べ250組の親子を相手にレッスンを行う。


現在は、英語講師は引退し、講師・起業家・法人の経営コンサルティング(ときどきリーディング)をメインに活動中。



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