鶏卵需給から考えるマヨネーズ会社の株価
みなさん、こんにちは。今回は鶏卵の記事を取り上げたいと思います。
最近、スーパーに行くと卵の値段が高いな〜と感じますが、企業業績への影響はどうなのでしょうか。
卵料理ということで”マヨネーズ”が思いついたので、今回はマヨネーズ企業を取り上げます。
キユーピーとケンコーマヨネーズの業績と株価比較
記事によると、23年3月〜6月に鶏卵卸値はピークを迎え、その後下落傾向のようです。
同時期に、キユーピーとケンコーマヨネーズの株価も安値付近で推移していることがわかります。特にケンコーマヨネーズはキユーピーと比較して、下落率が大きくみえます。
業績面では、キユーピーとケンコーマヨネーズともに、23年1月-3月決算に営業利益が大幅に落ち込んでいます。
その後、ケンコマヨネーズの業績の上がり幅は大きく、営業利益率は23年10月-12月期に6%を超えています。
ビジネスモデル
キユーピーとケンコーマヨネーズのビジネスモデルを比較しました。
’マヨネーズを販売しているんでしょ?’と思っていたら面白い発見がありました。
セグメントごとの売上比率は以下の通りでした
キユーピー→市販40, 業務用37, 海外15, 他8
ケンコーマヨネーズ→ サラダ・総菜類22、タマゴ加工品25、
マヨネーズ・ドレッシング類29、フレッシュサラダ・和惣菜等21、他3
キユーピは、セグメントの分け方が購買者ごとに分けられており、マヨネーズ以外に、調味料、ドレッシング、育児・介護食の多岐に渡ります。
ケンコマヨネーズは、鶏卵卸価格の影響を大きく受けたと思われるタマゴ加工品が25%を占め、マヨネーズ・ドレッシング部門も29%と売上比率が大きいことがわかりました。
株価への影響を考察する
キユーピーは大手企業らしく、事業の多角化をおこなっており、
鶏卵卸価格の影響を抑えることができたのではないでしょうか。
一方、ケンコーマヨネーズは鶏卵の影響をうける製品展開をしており、一時期の赤字へ繋がったと考えられます。
業績の将来展望
ケンコマヨネーズ、キユーピともに、鶏卵価格の下落によって今後も業績回復の可能性は大きいです。
鳥インフルエンザと鶏卵卸値の関係
小物統計物価調査から過去の鶏卵価格の推移を調べてみました。
鳥インフルエンザは、数年に一度発生していますが、今回の殺処分数は過去1番で影響は大きいことがわかります。
以上、鶏卵から日本株について考えてみました。
ご覧いただきありがとうございました。
鶏卵に関する面白い視点がありましたら、教えてください。
では。
※売買推奨ではありません。投資は自己判断でお願いします。
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