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”経理・会計・財務”の違いをわかりやすく解説!

皆さん突然ですが、経理、財務などをしっかりと理解していますか?
今日は経理と会計と財務の仕事をわかりやすく説明していきたいと思います。
なぜこの記事を書こうかと思ったかというと、経理・財務を一緒のものだと思っている人も多く、実際にちゃんと理解していない人が多いからでした。
私の周りの友達も、「経理、会計って何してんの?」とか「財務って経理と似てるよね」とか、よくわかっていなさそうだなという方々がいます。
さすがにアラサーでこれを知らないとかやばいよ!?的な感じなのです(笑)
そんな経理・会計・財務について、今日はわかりやすく解説していきます。

まず皆さんの仕事は何ですか?営業ですか?広報ですか?マネジメントですか? 恐らく”経理”会計”財務”という言葉は、理系出身者が就く仕事、業務という勝手な認識を持っている方が多いと思います。そして非常に難しそうという印象があるのではないでしょうか?私もその1人でした。しかし、この”経理”会計”財務”というものは、会社を経営していく中で非常に大切な役割を担っています。というかむしろ一番大切なのでは!?のレベルです。
私は文系出身ですが、この世界の面白さに気付いてしまいました。また、こんな私でも覚えれば誰でもできる仕事です!
ではどのような仕事なのかを解説していきましょう。

1.経理とは
2.経理の仕事内容
3.会計とは
4.財務とは
5.財務の仕事内容

1.経理とは
まず経理の役割を説明します。
経理とは、一言でいえば、会社経営において大切な「利益」や「資産」を生み出すためにお金の管理をすることです。
会社は”利益””資産”を生み出すために、仕入れや販売、経費の支払いなどで多くのお金を動かしています。そして会社は、そのお金の流れを可視化して管理しなければなりません。
経理の仕事は、会社におけるお金の流れを数値化し正確に管理することです。

はい!この時点でもうわけわからん。という人もいると思います。(笑)
本当に簡単に言うのであれば、”会社の日々のお金の動きを管理する”
ことです。
皆さんもコンビニに行ったらレシートをもらいますよね?
また、ショッピングに行ってもレシートをもらいますよね?
時にはネットショッピングをしたときは、クレジットカードに記録が残りますよね?そういった会社のお金で使用したレシートや領収書等をかき集めまて、一つ一つの”お金の流れを確認、管理する”お仕事なのです。よくお母さんが家計簿をつけるのに、レシートかき集めてますよね?あの会社版だと思ってください(笑)ここまでは皆さんも大丈夫だと思います。

2.経理の仕事内容
続いては仕事内容です。具体的な内容としては「日々の売上管理」「仕入れ管理」「給与・保険の管理・計算」「税金の計算」「決算書作成」などがありますが、この記録をもとに、数値化された資料を経営陣が経営判断や次の一手を考る参考資料にします。また、経理自身も、その数字に対して改善提案を行う場合もあります。営を管すると書いて”経理”なのです。

一つひとつの仕事内容には派手さはないですが、コツコツと地道に積み重ねていくもので、何度も言いますが経営判断の要である「お金の流れを管理」する業務であるため、会社には欠かせない存在なのです。

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よく私は営業マン時代、経理のおばちゃんにレシートの提出が遅れて怒られていた記憶が蘇ります(笑)

3.会計とは
会計とは何ぞやを説明していきます。
実は経理の仕事は会計の仕事の一部でもあります。はたまた、
経理と会計はまったくの別物というわけではなく、会計の仕事は経理の仕事の一部でもあるのです。(笑)訳わからんくなってきましたね(笑)
会計の業務は、飲食店などのお店での「お会計をする」という意味での会計ではなく、家の家計簿をつけることのような「お金の記録管理」を意味しています。

会計とは、本来では「お金や物のやりとり、それらの出入りを記録すること」を意味します。
つまり、会計は会社のお金の流れ全体を把握するために必要な業務なのです。売上だけでなく、経費も帳簿に記録しなければならないため、一般的には会社規模が大きくなればなるほど、会計の仕事量は増えていきます。
また、仕訳には一定のルールがあるため、税務の知識が必要になることも少なくありません。(仕訳は難しいので、次回説明します!)

経理と会計はイコールなのです。
ただ、法人における会計は、財務会計管理会計の2つに分けることができます。

財務会計は、企業の営業活動の結果を財務諸表にまとめ、ステークホルダーに開示することを目的とした会計手法です。
財務諸表とは、PL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CF(キャッシュフロー計算書)などですが、難しい!!(笑)
ですが、個人的にはここが一番面白いので、次回に期待しててくださいね!
ステークホルダーとは、例えばその会社の業績が気になる、株主や取締役などですね!ここも詳しい内容はどこかで説明します!

そして管理会計は、会社自身が経営状況を把握するための会計手法であり、経営方針を決定するための重要な書類となります。
簡単に言えば、その会社のスタイルに合わせて見やすくしたものです。
私の仕事のサッカークラブ経営では、例えば選手の移籍金はいくら?
とか、チケットの売れ行きはいくら?などです!

経理は、上記の会計の仕事の他にも、日々の売上げや仕入れなどの会社の日常的な出納管理を行います。日々のお金の流れの管理に加え、月次の仕事である給与・保険の管理や年次の仕事である決算書作成なども経理の仕事です。(※月次とはその月の業績結果を出す作業)

4.財務とは
財務の仕事を一言で表すと、未来のお金を管理する仕事です。
経理と会計には業務内容に重複する部分がありましたが、財務はそれらと大きな違いがあります!

経理が会社の「これまでに使ったお金」を管理するのに対し、
財務では会社の「これから使うお金」を管理することになります。


5.財務の仕事内容
 財務の主な業務内容は、銀行との融資交渉などの資金調達、投資やM&Aといった資産運用です。経理が作成した賃借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)といった決算書や将来の事業計画などをもとにして、財務が資金調達や資産運用を企画するのです。
※出てきました!PL・BS(笑)今度説明します!

つまり、経理・会計は現状を把握するための有効な業務であるのに対し、財務は現状を把握した上でより具体的な行動に移すための業務であるということです。

上記に出てきた銀行からの資金調達をなぜするのか?
これは”資金繰り”です。会社はお金が無くなると、従業員にお給料が払えない。また、取引先に支払いができません。なので、支払い日までにお金を用意しとかなければ、会社はつぶれます。財務とは、会社がつぶれないように、未来を予測しながら管理していく仕事なのです。

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サッカーで言うと、試合でお客さんが来なければ入場料収入が得られない。
しかし試合の会場費や設備費等はかかります。一番インパクトが大きいのは、選手への報酬の支払いです。ですが大きな売上が見込める入場料収入が無いと、資金繰りが厳しくなってきてしまいます。(コロナウィルスの影響で無観客試合はクラブも相当痛いのです。)そのため、あと何か月後に借り入れないと倒産する!という未来を予測しながら管理するのです。

以上簡単ではありましたが、本当に説明するとそれはそれは深い内容なので、今日はこのくらいにしておきます。
次回はここでも出てきた、PL、BS、CFについてそれぞれ説明していきたいと思います。また私はサッカーの経営部分も発信していきたいので、そこも今後お楽しみにしていただければと思います!

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