自分を癒す自己診断ツールの使い方。(強みを知るだけではありません)
ストレングスファインダーやMBTIなど自己理解を深めるツールは「強み」を知ることだけでなく、自己受容力を育て自分を癒す視点でもとても効果的だと思います。
私は普段、対話を通して自己受容を育むサポートをしますが診断ツールを使うことは一人でできて気軽で効果が高いと思います。
ここで重要なことが、診断ツールの使い方!これはのちほど。
自分に厳しいことは成長していくために必要。
でも厳しさが行き過ぎて自分の一部の特性をダメな存在として扱い、この一部の特性があるが故に自分を大きく否定する思考に陥ると、本来持っている能力を小さくしてしまう勿体なさがあります。
好きな自分も受け入れ難い自分もいますよね。
でも受け入れ難い自分もあっていい。
自分まるごと全部受け入れられるようになるととても生きやすくなりますし、自分の本来持っている能力をスムーズに発揮していけるようになります。
自己受容が能力を発揮しやすくする理由
自己受容とは自分のあるがままを理解し受け入れることです。
いい自分も受け入れ難い自分も全てひっくるめた自分を認めて受け入れていくこと。
昔の私はこんなことができるわけがないと思い込んでいました。
「○○できるから価値がある」という思考に陥っていたのです。
条件付きで自分の価値の有無を考えていました。
でもこの思考ではずっと心は不安、苦しさに支配されている状態なんです。
自己受容力が育まれるとどうなるの?
心が安定して、自分が叶えたいことやりたいことを実現していくことができるようになります。だから人生を楽しめるようになります。
自己受容力が低くて自己否定が強い場合、自分への失望感、劣等感が強くなります。
心が不安定で少しの傷(失敗)が大きなダメージになりやすくなります。失敗したら「やっぱり私はダメだ」と考えてまた自分への失望感や劣等感の種を集める結果に。
でも、自己受容力が育まれていると、いい自分もダメな自分も全てあっていいと、自分が自分の一番の味方でいられるので、失敗しても「次、どうしようかな?」と考えられるので、苦しい感情に自分が支配されなくなるんですよね。
思い通りの結果にならないと落ち込むし、残念さも感じます。
でも苦しい感情に支配されず、「次どうしよう」とフラットに考えてチャレンジし続けられる自分でいられます。
中には、自己受容力が低くても失敗が大きなダメージでもチャレンジ続けられる人もいますが、その場合、かなり大きなストレスを抱えているので、心身に不調が起こる人も多いです。これが現代が起きているストレスによる弊害だとも思います。
自己診断ツールで自分を受け入れる
ストレングスファインダーは34の資質をランキング形式で出してくれます。上位(強み)はもちろん、下位(不得意)までわかります。
不得意なことを客観的データで教えてくれることで自分をラクにしてくれます。
人は、ついつい私にはあればない、これがないと「ない」に意識が向いて、
「ない」を「ある」にしようと頑張りがち。
「もっと頑張らないと」「なんでできないの」という思考にのみ込まれやすいです。
でも、自分の不得意が可視化されることで、いい意味で諦められます。
「なんでできないの!!がんばらなくては」という思考から「な~んだ出来ないんだ♪」という変換がおきるのです。
そして、自分の強みも「ある」と思える。
自己診断ツールの資質はどれも才能であり、裏を返せば弱点になる表裏一体の位置づけなんです。
だから、この資質がある人が優秀とか劣っているとか、そんな優劣はないんです。どんな資質も使い方次第。
ずっと否定してきた自分のダメな部分も「あっていい」と思えると、ずっとダメな存在として傷つけてきた自分の一部が安心して、傷が回復され、癒されていきます。
自分なんて、とか、自分の足りないところに意識が向きがちな人は、ぜひ自己診断ツールで自分の弱さも知って、「これは弱くていいんだな」と受け入れてみてください。
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