見出し画像

相手の背景を知ろう

tomnblogというブログをやっています。tomn(とむ)と申します。

先日ニュースを見ていて違和感を感じたので、少し考えて、
「ああ、これは自分のためになるな」と思ったことを残します。

なおこの記事は政治批判ではありません。
「歩み寄る気持ちを持つだけで武器になるよ」って話です。

そのために
「相手の背景を知りましょう」
もしくは
「イメージしましょう」

というお話です。

「お互いの背景を理解していない対談」で違和感を覚えた

きっかけは鈴木福くんと大島理森氏の対談です。

実家でTVを流しつつ作業をしていた時に流れたNHK番組です。

*NHKのHPに特集記事を見つけました。
鈴木福くんが直撃! 選挙とウクライナ 大島理森さんに聞く | NHK政治マガジン

NHK政治マガジン

タイトル通り、鈴木福くんが大島氏に
若者の政治参加についてウクライナ信仰を絡めて考えていく、
10分の番組。

番組中、どうしても話が噛み合ってないように感じることがありました。

例えば、下記。

序盤で大島氏が福くんの収入に言及し、
福くんは自分で管理していないと回答。

大島氏は、
「一生懸命学業をやりながら収入をもらい税金を納めている。
(税金について)関心を持って見ていくという権利と同時に義務もあると思うんですね。」
と話す。

なんか違和感ありませんか?

お互いの背景を理解していない対談

本題と異なるので詳細は割愛しますが、違和感の正体はこんな感じ。

大島氏は福くんを未成年と見なしておらず、積極的に政治参加しろという。
一方、福くんは75歳の政治家と見ている世界が違うことに気づいていない。

完全な私見ですが、どうやら私の違和感の正体はここに行き着くようです。

お互いが「待ち」状態。

最後に福くんが「お互いの歩み寄り」と書いていて
「ああ、これだな」と思いました。

お互いが歩み寄れば対談に違和感はなかっただろうし、
若者の政治参加にも同じことが言えるのでは、と思ったんですよね。

で、これを意識すると日常的にメリットがあるな、と。

歩み寄りが武器になる話

正確には歩み寄る気持ちと行動です。
相手を理解する気持ちと行動、と言い換えてもいい。

先述の例のように、
17歳の若者だって75歳の大御所だって、
基本的には他人が動くのを待つスタンスなんです。

大抵の人が「待ち」の姿勢なら、
少数派の「攻め」に転じるだけで状況が良くなるのは明白。
だってそれは求められていることだから。

歩み寄る「攻め」の気持ちを持つだけでそれが武器になり得ます。

その方法について考えてみます。

話の8割は聞くだけ

まずは「歩み寄るために」話を聞きます。

これはよく言われていることですが、
聞き流すのではなく、積極的に話を聞いていきます。

例えを出します。

①仕事から帰ると奥さんがため息をついている。
どうやら疲れている様子。
「夕飯どうする?」と聞いてきた。
「どうするのが楽かな?」と聞き返してみる。

②部下が提出期限までに書類を出さなかった。
そのことで他部署から怒りの連絡が。
部下には事前に資料を渡してあった。
責めないように「何があったのかな?」と尋ねてみる。

まぁよくある話ですが、物事には事情があるわけですよね。

「今日は子供が寝てくれなくて」とか、
「もらった資料に不備があって遠回りをしてしまった」とか。

まず相手に話をしてもらえば回避できることなんですね。
多くの人は話したい気持ちがあるので、率先して聞き役に回りましょう。

2割は相手の言いにくいことを代弁する

話を聞いて状況を理解したら、
「相手の言いにくいことを代弁」して「歩み寄ります」。

人は出来ないことを明言することを嫌います。
また、物事でいっぱいいっぱいになってしまって、
うまく言葉に出来ないことがあります。

そんな時に話し相手から意見を代弁してもらうと、
とても感動するわけです。

先ほどの例だと、

①「今晩は僕が作るから休んでて」
→仕事帰りの旦那に食事の用意を頼むのは気が引ける

②「次からは一緒に確認しながらやってみるかい?」
→仕事ができないと思われたくないので直接頼めない

などでしょうか。

「ああ、この人は私のことをわかってくれている」
と思ってもらえれば最高ですし、
「自分に歩み寄ってくれているんだな」
と感じてもらうだけでも信頼などの感情につながります。

要はちょっとした気遣いだと思うんですよね。

相手の背景を知ろう

大島氏はFacebookとTwitterのSNS運用をしているそうです。
福くんがそれを知っていたらTikTokではなく、
それらのSNSの話を振れば良かったわけですよね。

大島氏も同様、
福くんくらい有名な人が相手なら、
ネットで囁かれている年収を事前確認しておけば良かったのです。
「収入いくら?」なんて不躾な質問をしないで
「かなりの税金が取られていると思うよ」で話は済みました。

相手の代弁をするためには相手の状況、背景を知る必要があります。

特にブロガーやサイト運営などは
「不勉強な読者を想定して書け」なんて言われている通り、
相手を意識することが何より大切です。

だからペルソナ意識して書け!とブロガー界隈でも言われるわけですよね。

相手が不特定多数の場合はイメージするしかありません。

でもそのイメージを持ち、
歩み寄る気持ちを持って行動すれば、
自ずと状況は好転してくるんじゃないでしょうか。


今回も自分の備忘録を書きました。
読んでいただきありがとうございます。



この記事が参加している募集

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?