見出し画像

がんリハビリテーション

そもそもリハビリテーションとは?


リハビリテーション(リハビリ)は
医療用語と思われがちですが
もともとは医療と関係のない言葉です。

リハビリテーションは英語で書くと
Rehabilitationになりますが
その語源はラテン語のRehabilisと
言われています。

これは「再び」を意味するReと
「適する」を意味する「Habilis」が組み合わさったもの。

直訳すると「(人が)再び適する状態になる」
ことを示します。

つまり、単なる機能回復ではなく、
「人間らしく生きる権利の回復」
「自分らしく生きること」が重要で
そのために行われるすべての活動がリハビリテーションなのです。


理学療法士としての経験


私は手術後~終末期の患者様の
がんリハビリテーション(以下がんリハ)を
行ってきましたが

一番多い経験は終末期の方々です。

動けるうちは動きたいという方がいれば
残された身体機能でどうしたら
動けるを行えるかを考え

痛みが辛くて動けなければ
体が硬くならないように
無理のない範囲で体を動かし

患者様のお話をずっと聞いている日もあり

患者様ご本人の意識は遠くなってしまっても
ご家族の意向に沿ったリハビリを行うこともありました。

リハビリは時間が長いこともあり(1回最大60分)
他の人に言えない話を患者様・ご家族ともに
リハビリの人になら言えるということは
同僚と話していてもよくありました。

私自身、脳転移での入院でがんリハを経験し
がんリハは体と心のケアになると改めて感じました。

人と人なので相性はもちろんありますが
個人的にはがんリハをもっとたくさんの方に
知ってほしいと思います。



読んでいただきありがとうございます! シェア、スキ、コメント等していただけると 何よりの励みになります★