2020/02/01(土)【日記】連続投稿100日を目前に控え、これまで何度も失敗してきたことに挑戦する。

 今日は、連続投稿100日を目前に控え、これまで何度も失敗してきたことに挑戦する。

 「とにかく簡潔に、とにかく短く記事を仕上げる」「思ったこと、考えたことではなく、やったことのみを書く」この2つだ。

 どうにもこうにも「文章を書くからには、ちゃんとした内容のものをちゃんとした分量書かねばならんのだ」という心理的な呪縛が消えない。「ビリーフ」というやつか。

 また、noteの連続投稿達成によって得た「書くことへの抵抗感の解消」という成果の代償として「書くことに時間を費やしすぎて他の大事なことが後回しになる」という弊害も出ている。死活問題である。なんとかせねば。

 ご託はここまでだ。ごちゃごちゃ書いているとまた長くなるから今日こそはやってやるぞ。

* * *

1:ヘルニアのリハビリに行って牽引治療を受けてきた。

 去年肩と腰を痛めた際に診てもらったところ「肩は四十肩。腰はヘルニア」と言われた。

 肩の方は日々ストレッチをしているうちに治ってしまったのだが、腰は放っておくと後々怖いので思い切って牽引治療を受けることにした。

 なぜ思い切る必要があったのかというと、無知ゆえに、牽引治療とは「身体をベッドにくくりつけられ、機械の力で思いっきり引っ張られて身体が裂けそうな思いをするもの」と勝手に思いこんでいたのだ。

 だが実際に治療を受けてみたところ、ハイテクな椅子に座って10分ちょっとリラックスしているうちに終わってしまった。「身体が裂けそう」どころかリラクゼーションタイムだった。

 これから数カ月間、ほぼ毎日1時間ほど治療に費やすことになるが、これなら続けられそうだ。マッサージを受けているの大差なかった。医学の進歩すごい。

2:月初めの神社参拝をしてきた。

 ぼくは毎月、月初めに地元の氏神神社に参拝することにしている。

 願掛けとかご利益とか厄除けとかそういうのではなくて、ただただ生かされていることに感謝をする。それだけ。どうやら他にも似たような習慣の人がいたようで、今日はちょっと混んでいた。

 ちなみに、うちの氏神神社には猫が十数匹も住んでいる。猫が群れているのを見るのは楽しい。揃いも揃ってブサイクなのがまた愛おしい。

3:いつの間にやら財布がボロボロになっていたので新しいものに買い替えた。

 数年前にドン・キホーテで買った財布がいつの間にやらボロボロになっていたので同じドン・キホーテに行って同じものを買った。

 著名なブランド品でもないのに、数年前に買ったものとまったく同じものがまったく同じ店で買えたというというのはかなりの幸運だ。

 お値段は3980円。価格はたいしたことないが、数年前に散々検討した結果「まあ、これがベターかな」という結論に達したものなので、ひとまずはこれでオーケーだ。

 またボロボロになったら? それはその時考える。

4:駅前の大きな書店を視察して最近の流行りをチェックしてきた。

 仕事柄、書籍のトレンドについては敏感でなければいけなかったのだが、去年まではしんどくてあまりできていなかった。

 今年は元気さがアップしてきたので、真面目に頑張ることにする。

 noteに対しての「内容と長さをちゃんとせねば!」というビリーフと同様に、仕事に対しても「ちゃんとせねば!」と思いすぎて動けなくなることが多々あった。

 それが高じて、書店に行くと「ここに並んでいるすべての本がライバルか……」などと思って吐きそうになることも多々あったのだが、いうまでもなくアホ丸出しな話である。何様だおまえは。

 幸いにして、noteを書き続けてきたことで、自分に対しても他人に対しても「一歩前に進んで見る」「一歩後ろに下がって見る」の両方ができるようになってきた。

 一歩後ろに下がって見ることで過剰に我が事とせず「はいはいはい、なるほどはるほど」と他人事として眺めることができるようになった。

 人間関係だけでなく、何事も「適切な距離感」が大事ということだ。

5:大きな文具店に行っていろいろな文房具を買ってきた。

 書類と領収書を整理するためのファイルを2冊と、年がら年中お気持ちを手書きで書きまくっているコクヨの大学ノートを2冊補充。

 あとは「ほぼ日刊イトイ新聞」で書家の石川九楊さんが愛用していると紹介されていた三菱鉛筆のボールペンと、図書館などで使われている書籍保護フィルムを買った。

 ぼくは「ジェットストリーム」というとても人気のあるボールペンを長年使用しているのだが、あくまで「ベター」としての選択であり「ベスト」としての選択には至っていない。ひっかかったりかすれたり、使い切っていないのにインクが出なくなったりとどうにも相性が「あと一歩」だ。

 そんな思いを長年抱えていたので、日本を代表する書家の先生のお勧めとあらばぜひ試してみたかった。定価150円なのでうまくいかなくても懐はそんなに傷まない。

 書籍保護フィルムはこれまた長年愛用している「ほぼ日手帳」をカバーなしで持ち歩くに際し、耐久性を高めるためにできることはないだろうかと思い購入した。

 ほぼ日手帳はカバーの多彩さも大きな魅力ではあるのだが、より気軽に、より肌身離さず使いたいので、カバーなしで使用する方法をいま試行錯誤中なのである。

6:オタクショップに行って一般書店だけではわからないオタク界の流行りをチェックしてきた。

 いわゆるアニメイトとかのことである。

 この手のショップは一般書店以上に視覚・聴覚への情報量が激しいのでとてもキツかったのだが、先に書いた「一歩後ろに下がって見る」ができるようになったことで全体を俯瞰して見られるようになった。

 とりあえず「末永く売っていくことを考えて作られている作品」「ブームに乗って売り切って、あとは野となれ山となれな焼畑農業的自転車操業的作品」の違いはわかるようになってきた……気がする。

 あと「鬼滅の刃」ブームがやっぱりすごい。女性に人気の作品というくくりでいうと「TIGER & BUNNY」や「進撃の巨人」の時の大波を思い出させる勢いである。識者からすると「いや、雑すぎる感想だろ」とお感じになることと思うが「ざっくりとした印象」ということでここはひとつご容赦願いたい。

7:スーパー銭湯に行ってサウナに入ってきた。

 サウナブームである。

 気がついたら、友人もサウナーになっていた。

 ぼくはというと「なんであんな暑苦しいところで苦行みたいな思いをしなきゃいかんねん」と苦手に思っていたのだが、思い返せば大人気ライターのヨッピーさん「交互浴はいいぞ」と書いて話題になった時も「なんであんな冷たいところに入って凍えなきゃいかんねん」と思ったものだった。結局、いざやってみたらいつの間にやらクセになっていた。牽引治療と同じだ。先入観、よくない。

 かくして、こうした過去の反省も踏まえ、サウナにもちゃんと入ってみることにした。

 これまでも数回は経験したことがあったものの、いずれも「どうということはないなあ。よさがわからん」という感じだった。

 だが、今日はなぜか――ついに、というべきか、気持ちよさを実感することができた。頭も心もスッキリ澄みわたり、いい感じである。これが「ととのう」というやつなのかはわからないが、はじめて「よい」と思えた。

 ――斜にかまえたり腐したりせず、流行り物はとりあえずやってみる。これ、ここ数年で学んだ大事な気づき。だいたいにおいて、斜にかまえたり腐したりしている自分よりも世間一般の集合知の方が正しいのだ。「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」である。

* * *

 ……あれ、今日も文章長いぞ?

「ちゃんとせねば!」とか思っていなかったのに、気がついたら……長くなっていた……。

 執筆速度は日に日に早くなっているし、書くことへの抵抗感も日に日に減っているのに……。

 「短く仕上げる」ということだけが……できない……。

 ――本日の挑戦、失敗!

 


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