2019/12/27(金)「継続更新」から「質の向上」へ。文章の質は「面白い」と「役に立つ」の掛け算で決まる。

 プロフィール文にも書いたが、この「TOMMY CODAR」というアカウントはいわゆる「複垢」である。

 本垢が自分の手に余る大きさにまで育ってしまい、思い切ったことを書こうとすると恐れが先立つようになってしまったため、新たにゼロからはじめられる場を求めてnoteにやってきた。

 それから約3ヶ月間ほぼ毎日書き続けた結果、noteに文章を書くこと自体にはだいぶ慣れ、毎日一定の時間で納得のいくものを書きあげられるようになってきた。

 だが、この「納得のいくものが書けるようになってきた」というのは「文章として成立しているか否か」についての話であり「内容」についての話ではない。

 内容は、無い。

 いや、ダジャレではなくて、本当に。

 文章において「成立しているか」とか「体裁が整っているか」というのは、さして重要なものではない。

 「内容」こそ、最も重要なものである。

 そして「内容」の質は「面白い」と「役に立つ」の掛け算で決まる。

 「面白い」を高めるにはいわゆる「文才」「文章力」というものが必要だが、これらはどうやって向上させればいいのかがわかりにくい。

 しかし「役に立つ」のほうは「情報」「知識」そして「思い」をこめることによって、確実に向上させることができる。

 だが、ぼくは今のところ「情報」も「知識」も、さらには「思い」すらもnoteに書いていない。

 本垢での発信にビビって複垢をつくってみたもののなかなかビビりが抜けず、ゼロからはじめる新天地でいったいどの程度自分を出していけばいいのか……という加減を掴めていなかったからだ。

 しかし、継続は力なりとはよくいったもので、3ヶ月間コツコツ続けたことで「とりあえず、このへんまではOKだな」という勘所が見えてきた。

 RPGでいうと、はじまりの村の周りでスライムとか倒しているうちにちょっとレベルが上がり「頑張れば次の村まで辿り着けそうだぞ……!」というのがわかってきたあたり、といったところか。

 で、これからいったいどうするのかというと、まずは「書くことをより具体的にしていく」というところからはじめる。

 ぼくはこれまでnoteにおいて「具体的な記述」をすることを極力避けてきた。

 だから、どの記事も、なんだかつかみどころのないフワッとしたものにしかなっていない。

 わかっていながら、なぜそうしたのかというと、理由は先にも書いた「ビビり」である。

 だが「どのくらいまでならビビることなくできそうか」ということがだんだん掴めてきたので、これからは少しずつ内容を具体的なものにしていきたい。

 「情報」や「知識」はたいして持っていないけれど、何が好きかとか、何をしたかとか、どこに行ったかといった「思い」はまだまだこめられる。

 そういった「思い」をこめていけば、ちょっと違う感じの記事が書けるようになるんじゃないかな……と自分に期待している。

 そして、その「ちょっと違う感じ」を日々積み重ねていくことで、来年の今頃、今よりちょっと面白いところにいられれば……なんてこと夢想すると、張りあいとか、やり甲斐といったものも湧いてくる。

 ビビる気持ちもまだまだデカいので「ちょっと違う感じ」「違う」ではなく「ちょっと」に焦点をあわせていくが、これはたぶんビビりとか関係なく正しい方針だと思うので、とにかく「ちょっと」を「継続」していく。

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