帝王切開は悪なのか? なぜ帝王切開を受け入れられないと考えてしまうのか?

■帝王切開はお産ではないという風潮がいまだにあるのはなぜ?
■帝王切開でもお産の立ち会いはできる
■子供のため、お母さんのために帝王切開がある

自然妊娠でも、体外受精でも女性が妊娠したら

夫婦ともにハッピーに違いありません。

約1年後に産まれてくる赤ちゃんのことを考え、

出産準備に取りかかることは、

新しい家族ができるまでの

最後の夫婦の幸せでもあります。

ですが、出産を間近に控えると女性には

大きな不安が押し寄せることになります。

○初産ならではの恐怖
○出産後に育てられるかという恐怖
○痛みに対する恐怖

これらはどんなお母さんでも経験してきたことだと思います。

そしてもうひとつ、不安になることは、出産の仕方ではないでしょうか。

母子ともに健康でなんの問題も無ければ

自然分娩となります。

しかし、逆子であるとか、赤ちゃんの育ちが悪かったり、

お母さんが高血圧症になってしまっているといった場合です。

何らかの障害がある場合、ほとんどの場合が帝王切開を勧められます。

しかし、お母さんの中には

と言う人がいらっしゃいます。

帝王切開は、部分麻酔をして、お腹を切って赤ちゃんを取り出します。

このことに対抗を感じているのかもしれません。

では、

帝王切開はお産ではないですか?

そんなことはないと思います。

赤ちゃんにリスクを背負わせる、

またはお母さんがリスクにさらされる状態で

お産をするほうがおかしいと思いませんか?

極論ですが、赤ちゃんやお母さんが亡くなってもいいのでしょうか?

お母さんが亡くなれば、母乳で育てることもできませんし、

お父さんには大変な負担がかかります。

赤ちゃんが亡くなっていいと思う夫婦なんていないでしょう。


私の嫁さんは高血圧症にかかりました。

そのため、予定日より1ヵ月近く早く帝王切開となりました。

私も自分の母が帝王切開で産んでいることを知っています。

ですから、抵抗はまったくありませんでした。

自分の子供が安全に産まれてくれれば、

構わないと思っていました。

帝王切開でも、立ち会いはできました。

担当の先生には、

「立ち会っても立ち会わなくても構いません」

と言われましたが、

即答で

「立ち会います」

と答えたのです。

嫁さんは手術中に泣いていました。

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