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現在の「幸福度10」よりも、長期的な「幸福度100」を得るために、あえて「失う」決断。

どうも、とみたこ(富田浩平)です。
個人的に始めたnoteですが、会社の人にも見ていただいており、「内容も良いし、pringをわかってもらうのに良いのでは?」ということでwantedlyに転載されています。笑

始める前は「少し気恥ずかしいな。」と思っていたが、周りの人からのコメントや、こういった認められる?ことが増えてくると「とりあえず始めてみるもんだな〜」と改めて思います。

現在の「幸福度10」よりも、長期的な「幸福度100」を得るために、あえて「失う」決断。
と、題名でもあるように、自分が転職を機に「失った」経験から、結果的に得たこと、感じたことを記載していきます。

まず最初に、今回の「失う」という言葉の定義を解説しておきます。大きく2つ意味があります。

◼︎今回の「失う」の言葉の定義
⒈現在所有しているものを失う。「喪失(欠乏)」
⒉現状と理想のGAPが大きい状態を作ることで生じる能力不足=「自信喪失、幸福度低下」

それでは、実体験ベースでの内容をお伝えしていきます。

【実体験①】転職で年収を下げた結果、手取り年収を「失う」ことで「稼ぐこと」に向き合う。**

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以前の記事の内容にも記載しましたが、僕は転職して年収が150万円下がりました。(※この内容に興味がある方はこちら

この意思決定をざっくりで言うと、「年収」<「経験」に重きをおいたから。なので、年収を下げることが目的だったわけではありません。

ただ、年収を下げたことで副産物的なメリットを得られたことを今回は伝えたいです。

個人的には、そこまでマネーモチベーションが高くないと思っているのですが、自分が安心して娯楽を楽しめる程度の年収は欲しいです。笑
視点を将来に向けて考えると、「結婚してー、子供ができてー、家を買ってー、車も欲しくなっちゃたりしてー。」お金って必要だな〜と思ったりもします。(求めすぎかもしれません。笑)

ただ、今の自分の年収は正直そこまで高くない。。。

誰でもそうだと思うのですが、だったら「どうやってお金を稼ごう?」と考え始めます。転職せず年収が少しずつ上がっていたり、年収を下げずに転職していたら現状に満足し、この思考は芽生えなかったと思います。

稼ぐといっても手段は色々あります。
・アルバイト
・副業(個人事業主、フリーランスなど)
・投資 ...etc

僕は、どうせお金を稼ぐなら稼ぐ目的以外に「①経験を積めること」、「②不労所得で稼げること」を要素に加えました。
単純にお金を稼ぐだけであれば、ウーバーイーツの配達員にでもなって、土日に自転車で都内を駆け回ってもよいのですが、20代は「お金」<「経験」、「お金」<「時間」だと思っています。
20代という貴重な「時間」を、「ただお金に変える」ことはすごいもったいない。一方で、①②でお金を稼ぐことは簡単ではないかもしれません。
でも!20代でパラレルキャリアの道筋を創れていることは将来の財産になるし、かのトーマスエジソンの名言にもあるように『首から下で稼げるのは1日数ドルだが、首から上を働かせれば無限の富を生み出せる。』のです。

年収を「失った」ことで、本業以外で「どうすれば稼げるのか?」「どのように稼ぎたいのか?」といった思考を芽生えることができ、そのために「何をしないといけないのか」という行動変容までたどり着くことができています。(絶賛、投資や複業できるスキル開発の勉強中です!)

これが1つ目の「現在所有しているものを失う」ことで得た、副産物的な能力開発でした。

【実体験②】仕事のミッションと、能力が乖離した状態により、自信・自己肯定感を「失う」ことで、インプットの行動習慣を「得る」。

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経験を優先して転職しているので、もちろん現在の自己能力を超えた「ミッション」が会社から与えられ、良質なアウトプットを求められます。

自分の能力開発を「お金をもらいながらできる」という点において、こういった環境は素晴らしいと個人的には考えています。

ですが、理想と現実の乖離が大きいので、過去の成功体験からくる自信は砕かれ、うまくいかない自分への肯定感が下がり、一時的に幸福度が低くなる可能性もあります。

話がずれますが、僕も入社1~2ヶ月は上記状態に陥りました。笑
その時にメンタル面で一番重要だったと振り返って思うのは、「自分への期待を一時的に捨てる」ことでした。うまくいかなくても、「そりゃそうだろ。未経験・知識皆無なんだから。そもそも自分はそつなくこなすタイプか?地道にコツコツ努力するタイプだろ。」とか言い聞かせてました。笑
その裏側で「絶対にこの壁を乗り越える!」といった想い・信念みたいなものは、持ち続けることが大切だと思います。

話を戻すと、、、
自分のキャパシティを超えた内容の仕事をしているので、わからないことを調べながら、失敗を重ねながら進めていくため、業務時間が長くなったりもします。
その積み重ねで仕事により、自分を成長させることができます。業務時間も長くなっている分、自己評価も頑張っていると認識してしまいます。笑

ただ、それには限界があり、ある日「仕事だけで成長していく限界」に気づきます。そもそも効率も悪くないか?と問題提起し、「仕事=実践」と捉え、仕事が「インプット→アウトプット」の場に変わります。
実践で良い結果をだすための練習(インプット)が、平日の帰宅後、土日祝日の時間になります。僕も社会人1年目は平日の仕事終わりは飲みに行き、土日は出かけるといった日々を過ごしていました。
考え方が変わり、結果的に「休日=娯楽」→「休日=インプット(勉強)+娯楽」に変わりました。

このように、転職して地位・役職・社内名誉、などを投げ捨てた結果、自信を「失う」こともあるかもしれませんが、結果的には自分の市場価値を底上げする「きっかけ」になります。
そのきっかけのおかげで土日の過ごし方が変わり、まだまだ途中段階ですが過去の自分と比較して成長実感はあります。

「失う」という結果が、「得る」というきっかけになる

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以上が、すべて実体験ベースで感じた内容になります。
転職して1年半が経ち、過去を振り返った時に、当時感じていた「喪失感」が引き金となりその後の行動を変え、結果的に「大切なものを得てきた」ような気がしています。

短期的視点でみると、失うことは「悪」とされていると思います。失うことを推奨する人はいないと思うので。
一方で、失うことから学ぶこと、得ることは大きいな変化のきっかけになるため大切だと感じています。

失ってから気付いたのでは遅いことと、失ってから気付いてその後の行動を変えればいいことの、2種類あると思ってます。後者の喪失は若いうちにしていて損はないと思います。(若い人間がいっても説得力にかけますが。笑)

いつかの投稿内容に、「責任は思考量と比例する」と記載しましたが、「喪失感・欠乏感から、思考は生まれる」と感じています。現状に満足していたら何も生まれない。日本に住んで普通に暮らしていたら欠乏感なんて感じないくらき豊かになった。もしかしたら思考するためには、「現状とかけ離れた理想を描き続けられる力」が必要なのかもしれません。それを感じさせてくれる環境に出会えた僕は、運が良かったと思います。

「失う」必要性。(失わずに得たら良くない?という疑問)

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別に積極的に失う必要はないと思います。失うことを目的にしたらそれはただの狂気的行動だとおもいます。笑

ただ「失う」ではなく、「失う」ポイントと「得る」ポイントの時間軸を短期から長期に変えるという表現が正しいです。

例えば転職の時に、僕みたいに「経験」>「年収」だ!といって年収を下げずとも、現年収をキープもしくは上げて、現業務よりも良い経験ができる環境への転職もあると思います。

ただ、上記のような転職は、「大企業」という軸は外せないのではないでしょうか。大企業にはノウハウがあります。そこで得られる経験もあるのでそこで学ぶこともできるでしょう。
ただ、前回の内容に記載した通り、大企業は生産性・効率性を重視するために分業化、オペレーション化します。

結局個人が何を重視するかですが、「経験」を重視するなら、20代はいったん「年収」に目をつぶる必要があると個人的には思います。

何故なら、20代は年収が高い職種に求められる、非定型業務や事業を創る「能力」がない。つまり、「役職(ミッション)」>「能力(スキル)」の状態なわけです。
それなのに、「まだ能力が追いついていませんが、クリエイティブなミッションを任せて下さい!現年収は今よりも高額を希望です!」なんて転職者がきたらどうでしょう?
僕が大企業の人事だったら、その場で不合格を告げます。笑

時間軸の話に戻りますが、個人的には「今」より「将来(長期的に)」稼げる力があるかという「生涯年収」に焦点をおいてキャリアを考えています。
将来、「役職(ミッション)」<「能力(スキル)」の状態にできるように、「今」の優先度を年収<経験にしました。それが生涯年収で見た時にもリターンが大きいだろうと。

年収なんて下げたくないし、自信喪失するような苦しい環境で頑張るのも勇気がない!がほぼ全員の本音だと思います。
僕も「失う」ことでそれ以上の結果を「得る」というレバレッジ思考に自分一人では辿り着けなかったとおもいます。
この思考になれたのは「考えるきっかけをもらえたから」にすぎません。

個人的に感じているのが、レバレッジレバレッジってみんな簡単に言いますが、実際に今あるモノを投げ捨て、不確実な未来の利を得るという決断をするのは相当な勇気が必要です。正直不安です。

でも、実際に行動した僕が今言えるのは、ちょっとした変化を与えるだけで、気づけば大きな変化が起きたりします。見える世界が変わるかもしれません。

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以上です!
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んだ感想や、個人的意見、質問など、コメントいただけたら嬉しいです!
今後ともよろしくお願いいたします。

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