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「成長曲線」を極限まで鋭角にできた転職

挨拶・お礼、今回の記事内容

まいど、おおきに。
ありがたいことに、前回の投稿で好反応をいただき、これからも頑張って投稿していこうと思っているので、よろしくお願いいたします!

前回は、自分が「転職を決意した意思決定の判断軸」をメインに書きましたので、今回は「転職をして実際どうだったのか?何をしているのか?」について書きたいと思います。(次回投稿内容の希望で1番多かったのでこの内容にしました。次回作の希望などあればコメントください!)
※先んじてご報告※
経験を時系列で書いているので長いかもしれません。経験から得た教訓だけ興味のある方は、最後の「GAPが大きい状態を作り続けることが、自己成長の最短ルート」だけみていただければ!笑

経験「0」のミッションを猛スピードで経験

ざっくり、pringに入社して自分がやってきた未経験業務をまとめるとこんな感じです。

◼︎入社後経験した内容TOPIX
⒈BtoC送金(業務用プリン)の業務フロー設計
⒉アプリユーザーの郵送本人確認スキームの要件定義、業務フロー設計
⒊BtoC送金(業務用プリン)正式リリース前の、LP作成(WF作成、取引先のディレクション)
⒋営業フロー・数値管理の設計、FB広告の訴求案作成、アライアンス、売上管理
⒌新サービスの商品設計(現在)

⒈〜⒊までは、入社して半年以内に自分が担当した案件です。
本当に短期間で、自分の知識が皆無の領域をPO(プロジェクトオーナー)として任されます。

「すみません、やったことないのでわからないです。」はベンチャー企業では通用しません。他の社員もみんなミッションを持っていて、教育に当てられる時間なんてない。「自分で調べて考えてみてよ」でおしまいです。

言ってしまえば、みんな経験がない案件だったりもするので、誰も正解を知らないこともあります。そんなときは「自分の頭で考え、時には調べて、それを絵に書いて、実行フェーズまで落とし込む。」といったことを一人で完結しないといけません(ただ人に頼るべき、相談すべきタイミングはあります)。ベンチャーでは本当の意味での「自立自走」を求められます。

と、偉そうに言ったものの、僕も今まで数多くの失敗を経験してきました。飾ることなく、各項目どんなことがあったのか、少しだけ深掘りして伝えられたらと思います。


⒈BtoC送金(業務用プリン)の業務フロー設計

僕が入社した時には、BtoC送金の機能は既にありました。ファーストクライアントも決まっており、利用開始に向けて詳細機能の開発、契約締結前、みたいな段階でアサインされました。

おおまかな引継ぎはもちろんありましたが、何が今どういう段階にあって、次自分は何をする必要があるのかが全くわからない状態でスタート。笑

「金融業界の知識も皆無なので、先方の経理の方とのやりとりも何を要求されているのかいまいち把握できない。(電話終わってわからない単語調べる)」
「営業はしてきたが、サービス化されていたものを売っていたので個社毎の契約書なんてみたことない。(契約書はなんてスッと入ってこない日本語の連続なんだと驚愕)」

みたいな圧倒的個人的能力不足かつ、本サービス利用開始のために社内体制を整える必要があり、初めて「ワークフロー」を設計するという業務を入社1~2ヶ月で経験しました。
※ワークフローイメージ図(注意:実際のものではありません。)

◼︎開発スキル
ワークフローの設計
どんな状況も苦とせず、解決策を考えるメンタル・能力。笑


⒉アプリユーザーの郵送本人確認スキームの要件定義、業務フロー設計

今までtoBへの営業をしてきたので、toCに関わる業務は今までありませんでしたが、初めてユーザーが利用する機能を設計することになります。

具体的な機能などは割愛しますが、この案件には郵送業務が発生します。取引時確認の要件を満たす郵送方法、そのために必要な郵便局との契約、ユーザーが本機能を利用するときのフロー、サービス運営の社内ワークフローの作成、実際の郵送業務。「なんだそれ」みたいなことの連続でした。笑

自分で郵便物を郵送した記憶すらない人間だったので、郵送の業務も見えないし、ましてや郵便局の裏側など知る由もありません。
MVP(Minimum Viable Product)でスタートしていたので、当初はユーザー様にもご迷惑をおかけしたと大いに反省しております。。(ユーザーニーズが想定をはるかに超えてしまいした。)

ただ、この段階で前回の「ワークフロー設計」のスキルは汎用的に活かすことができ、その部分はスムーズに進めることができました。

◼︎開発スキル
ワークフロー設計
ディレクション能力(開発・デザイン)
MVPリリースによる実務過多から、地道に泥臭いことをやり遂げる能力 笑
サービス開始までの必要機能洗い出し、整理(WBS)※参考画像


⒊BtoC送金(業務用プリン)正式リリース前の、LP作成(WF作成、取引先のディレクション)

BtoC送金サービスの立ち上げを任されていたので、顧客へのテストマーケティングを行いながら、業務用プリンのLP作成のPOも担当しました。

言わずもがな、サイト構築なんてやったことはありません。このサービスの提供価値(顧客が抱える課題がなにで、何を解決することができるのか)を整理し、どのように伝えるのか、といった言語化・文字での訴求の難しさを痛感しました。
更に、サイトのワイヤーフレームの作成も初めて行い、デザイン・コーディングは外部関係者をディレクションして進めていました。
正解がわからない上に、自分が思い描いているものを実物にする困難の壁にもぶち当り、経験してきた中でTOPクラスの難易度だったと感じます。
自分の経験としても恥ずかしく、会社には大変申し訳ないのですが、生まれたばかりの牝馬をG1レースに出馬させるような状態で、サイトをリリースしました。。。
(今は、弊社デザイナーの修正が入り綺麗になっているのでご安心をw)
参考URL:https://www.pring.jp/business/

◼︎開発スキル
ディレクション能力
LPのワイヤーフレームの作成
LP文言のキャッチコピーなどのライティング能力


⒋営業フロー・数値管理の設計、FB広告の訴求案作成、アライアンス、売上管理

2019年3月に「BtoC送金(業務用プリン)」を正式リリースし、かれこれ1年が経ちました。

1年の間に役割が変わったり、重要指標が変わったりありましたが、そのおかげで色々な経験をすることができました。

もちろん、1営業としても最前線で売り上げを作る行動を続けてきました。

FB広告への出稿や、日経新聞・NHKなどに特集して頂けたりなどもあり、インバウンドの問い合わせが増えたタイミングでは、営業数値分析のためにKPIの見える化、SFA/CRMの導入・設定も行いました。

数値分析・過去実績を元に、提供価値の再整理も行いました。顧客ターゲティングを変更するに伴い、FB広告のキャッチコピーを変更、商品設計(プラン)の変更なども自分で考え、実行し、検証します。
全て同時並行で進めているので専門性は大したものではないかもしれませんが、「営業戦略・企画」、「マーケティング」的な要素を学び、実践で試す経験ができました。

一事業の責任者として任せて頂けているので売上管理も行い、シナジーを見込める企業とのアライアンスなども自分で探客して、実行しました。
参考事例:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000034071.html

◼︎開発スキル
営業戦略・企画的思考
マーケティング
数値分析(成果を最大化させるためのボトルネックを意識した数値分析)
ビジネスアライアンス
売上管理


⒌新サービスの商品設計(現在)

これは現在進行形で進めている最中です。
今までも色々と「0→1」の経験をさせていただいてきましたが、個人的には本格的な「0→1」を感じており、やりがいを感じています。
本件の詳細については、いつか良い報告ができるように頑張ります!

【まとめ】「理想」と「現実」のGAPが大きい状態を作り続けることが、自己成長の最短ルート

長くなりましたが、以上がpringに入社して1年半で経験したTOPIXでした。

「⒈」で得たワークフローの設計が「⒉」で早速生かすことができ、
「⒊」で得たキャッチコピーの文言などが「⒋」のFB訴求案に活きたり、
新たに学んだことは、次の仕事にすぐ活かすことができます。そのスキルは長期的に活かせるポータブルスキルになります。

決まった商材を売るという営業しかしてなかった僕が(無形商材+総合的に人材サービスを提供している会社だったので、自分次第でのクリエイティビティの発揮はできる環境ではありました。)、短期間で先述したような経験ができ、多種多様な能力開発をすることができました。

それは僕が優秀だったから任せてもらえたのではなく、「会社としてやるべきことがあり、任せる人間(リソース)が限られている」という環境だったことが一番の大きな要因だと考えています。(もちろん他の要素もあると思います)

そういった環境に身を置くことができれば、掴み取りに行く期間(手間)を短縮し、「ミッションの難易度>現在の自分の能力」であっても、ミッションを任せてもらえることができます。

任せてもらったことを成し遂げれば、また新たなミッションを任せてもらえます。
どこでも優秀な人は「任される→期待に応える→期待値があがりまた任される」といった「正のスパイラル」を、取引先に対しても社内にもできているなーと、今までの経験上感じます。

つまり、「自分の能力<難易度の高いミッション」を任せてもらえる環境に身を置き、知識がなければ勉強して期待に応え、また期待してもらえる「正のスパイラル」を作る。これが自己成長の最短ルートだと考えています。

とはいえ、「自分の能力<難易度の高いミッション」に対峙し続けるのは、かなりのエネルギーがいります。実際僕も入社して1~2ヶ月は自分の至らなさを痛感する日々で、かなり辛かったのを覚えています。笑

ただ、こういう痛みは一時的で、あまり長期化はしないと思っています。(例外はあるかもしれません。)
そう考えている理由は、単純に今までいた「安全地帯」から出て、安全が保証されない「危険地帯」に身を出した辛さだと思うからです。最初は不安だったり、怖いと思うかもしれませんが、その「危険地帯」で過ごしていたら、いずれそこも自分の「安全地帯」と化します。笑

今自分がいる「安全地帯」が将来、沈没したり、スラム化するリスクに備えて、自分の「安全地帯」を広げていつでも移住できる状態にしておくことが20代は重要だと思います。

以上です。今回も長くなってしまいました。。!

元々「天才肌」的な人もいるかと思いますが、ただ「環境」を変えたことで、「自分の理想像」と「現実の姿」のGAPが明確になり、自分が今何をしないといけないのかが見え、初めて「行動」が変わる人もいます。(僕は後者が強い人間でした)

「何も変えないと、何も起こらない。」けど、「何か少しだけでも変えてみたら、そこから見えるものがある。」それをどう受け取り、その後の行動をどうするか。で人生はガラッと変わったりすると思います。(実体験より)

次回作の内容希望などあれば、ぜひコメントください!
今後ともよろしくお願いいたします!

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◼︎ゆるコミュニティ
僕が現在はたらいているpringの「チーム(https://www.pring.jp/team)」では、noteよりも短く、ゆるい内容を投稿をしています。
ぜひアプリインストールして見に来てください!!
チーム名:「サウナ、時々語らい」
チームID:「sauna」
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