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Who should I go with?はWhomも使えるのでは?

「高校では、With whom should I go?と習ったよ!」

と思った方も多いと思います。その通りです。
With whomは、「誰と一緒に~するの?」という意味を表します。
Whom should I go with?という形にして、whomとwithを離してもOKです。

 日本語にも口語(話し言葉)と文語(書き言葉)があるように、英語も口語で好まれる文体があり、今回はKaduのセリフとして口語体でよく用いられるWho should I go with?を採用しました。

「Whomって何だっけ?」というあなたへ。

 Who is he? は「彼は誰ですか?」、Who did this? は「誰がこれをしたのですか?」という意味になることを覚えていますか?
この場合は、「誰が~?」と尋ねる文章なので、Whoが使えます。

(注意:今回のように、Whoとwithを離してWho should I go with?とすると、whomだけでなくwhoを使うこともできます。
With whoとくっつけて使うのはNGなので、避けてください。)

 今回の文章では、「誰と一緒に~しますか?」という質問なので、「誰が?」という意味の主格(主語の位置に置く)のWhoは使わずに、目的格(him, her, themなどの位置に置く)のwhomを用いて、With whomにしました。他にもTo whom, For whomなどがあります。  

もっと細かく解説して!というあなたへ

 解説のために、なるべくシンプルな文章を作ります。
I travel with them. 彼らと旅行にいく。(習慣的にいつも同じメンバー)

 この文章の、themはthey / their / them / theirsの3番目(目的格)にあたり、「彼らを/彼らに」という意味です。このthemを問う「誰と一緒に?」という文章を作るとき、themは whom?に変わります。
 疑問詞(5W1Hのこと、who, what, where, which, when, how)は文頭(文章の一番最初)にもってくるので、Withもくっつけて文頭に移動させると、With whom do I travel with?になります。Withはそのままの位置で、whomだけ文頭にもってくると、Whom do I travel with?になります。

最後に

 簡潔に説明しましたが、一文を解説するだけでも、かなりのボリュームになってしまいます。英語初心者の方から英語はある程度は分かっているという方まで、成冨ミヲリさんのマンガを読んでいただいた時に、英語も是非一緒に読んでいただき、「英語も面白いなぁ」と感じていただけると嬉しいです。

イラスト
成冨ミヲリさん 「旅は道連れ」誰と旅に行く? より抜粋





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