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製作作業密着レポート!モールテックス編 ②


こんにちは、bob furnitureです。

モールテックス テーブル製作レポート前編読んで頂けましたか?前編ではモールテックス塗り作業がメインとなりましたが、今回は仕上げの工程です。

製作に手間がかかるモールテックス家具、すでに製作開始から3日間が経っていますが、ついに最終日の作業です!

前回の工程、モールテックスの2層目・3層目の塗りから1日乾かして、今回は「研磨」と「洗い」、「仕上げ」をしていきます。

DAY - 4 :研磨からスタート!

コテで塗ったモールテックスですが、今のところ特有の柄が見えていませんよね。モールテックスの柄は今日現れます!そのための研磨作業。

天板の角のモールテックスをヤスリで整えた後、機械を使って表面を研磨していきます。

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力を入れて抑えながら研磨。

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柄が出てきたのがお分かりいただけますか?(影で映り込み...スミマセン)

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研磨前(右側)研磨後(左側)の風合いの違いはこんなに明らか!もしコテ塗りの際にミスをしていると、この研磨で出てくる柄がヘンテコになってしまうのです。今回は成功!

この研磨作業を力が必要なので、大きなテーブルだと腱鞘炎になりそうなくらい腕がプルプルするとのこと。。

続いて水洗い!

研磨が完了したら順番に洗いに。モールテックスを3回も塗っているので、水に濡らすと少しヌルヌルします。

家具をこんな風に水洗いしている様子は、なんだか不思議な感覚ですよね。

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冬のこの作業は手が凍りそうな寒さ、、この日は11月でしたが、まだポカポカだったので乾きも早かったです。しばし日光浴!

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徐々に乾いてきていますね。いい感じにコテ跡が出て、カッコいい!

しっかり乾いたら最終工程。

これまたモールテックス家具で最重要ポイント「コーティング剤」塗り。

モールテックスは耐熱や防水に優れていると聞いたことがあるかもしれませんが、モールテックスそのものの特性というよりは、仕上げのコーティング剤がこの役割をしています。

ワックスやオイルなど種類はいくつかありますが、bobではウレタン系(ニス)のコーティング剤で仕上げています。

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ローラーを使って丁寧に、厚く塗りすぎてしまうと、乾いたときに剥がれやすくなるので加減しながら...

こうしてモールテックス テーブルの全行程がついに完了!

正確にはコーティング剤を乾かすために24時間置かなければいけませんが、いかに手間と時間がかかる素材なのか、お分かり頂けたでしょうか?

完成品は脚をつけてまたお披露目しますので是非チェックしてくださいね!

次回は番外編。実は職人さんの作業を見つつ、素人スタッフがモールテックス塗り体験をさせてもらっていました。その様子をお届けします!