GOOD SOUND ROOM
2018年にベルギーで行われたTomorrowlandのDJ Jazzy Jeffのステージはまさに圧巻の一言。東も西も、新しいも古いも、ジャンルも超えたMIX。最後の選曲には鳥肌が立ちました。順番の美学。そんなレジェンドDJは最近、コロナに立ち向かうように、積極的に自宅からLIVE配信をしてくれています。
そんな彼の自宅はやっぱりカッコイイ。今回のテーマはGOOD SOUND ROOM。いい部屋にはいい音が流れていると思うのです。音楽の趣味趣向が反映された、部屋の主のライフスタイルが垣間見える部屋。そんな部屋が"良い部屋"なのではないでしょうか。
いい音。いい部屋。
いい音が鳴る部屋を想像してみてください。失恋した日にウイスキーを飲みながら聴くtom waits、寝る前に小さな音で聴くbill evans、自分を奮い立たせるために聴くNAS。いい音は僕たちの人生に彩りを与えてくれます。寄り添い、リラックスさせ、勇気をくれます。
いい音楽は、いい部屋をつくる。いい音楽はスマホやPCの画面から遠ざけ、部屋にいながらにして、世界を広げてくれます。そして新しいモノの見方を提供してくれます。"STAY HOME"の今だからこそ、音楽と部屋の関係について考えてみてはいかがでしょうか。
音はインテリアのピース。
心地よい音楽が部屋で流れるとなぜ心地よいと感じるのか。それは5感と関係するからです。5感とは味覚・触覚・視覚・聴覚・嗅覚のこと。いいレストランはなぜ心地よいかというと、5感すべてが満たされ、喜ぶからです。ではどのように部屋にいい音を取り入れるか。
STEP1. 音そのものを楽しむ
ジャンルや年代は関係ありません。素の自分が今聴きたい音楽であることが一番大事です。思い浮かばなければ、昔よく聴いていた音楽を思い出してみましょう。今はストリーミングサービスも充実しているので、好みの音楽を見つけやすい環境が整っています。未知なる名曲を探してみましょう。
STEP2. 道具にこだわる
お気に入りの曲は、できるだけいい音で聴きたいと考えるのが自然でしょう。iphoneも十分良い音質ですが、せっかくならスピーカーにこだわってみるのも。機材にこだわると音楽を聴くのがより楽しみになり、気分があがります。あえてターンテーブルでレコードを聴くというのも素敵です。
STEP3. 家具にこだわる
オーディオ機器は美しい。そんなお気に入りのオーディオ機器に似合う家具を手に入れましょう。その曲のMVで見た世界観を反映させてみたり、お気に入りのサウンドバーのようにコンセプトがある部屋にしてみたり。なければDIYしてみるのも。僕たちbob furnitureに是非お手伝いさせてください。
いい音。CHILLのお供。
いい音の鳴る部屋をつくりましょう。それはあなたの人生をより豊かにしてくれます。自分自身の価値観を広げて、何がカッコイイのかを教えてくれるのはもちろん、コミュニケーションの手段としても音楽は最適です。プロスケーターのAlex Olsonもインタビューでこう言っています。
”家ではディスコやソウルも聴くが、アート・オブ・ノイズとかセル、スティーリー・ダンなんかを聴いてチルってるよ、落ち着くんだ”
自分しか知らないと思っていた曲を友達の家のレコード棚で見つけた時、その友達とは一気に絆のようなものが生まれる。そんな経験をしたことはないでしょうか。好きな音楽というバックボーンが共通していると、環境が変わっても繋がり続けることができます。
いい音楽は自分自身を癒し、勇気づける瞑想のようなものでもあるし、友達との絆を深めるコミュニケーションツールでもある。いい音楽は世界を広げ、世界と繋がる共通言語のようなものです。いい音楽が鳴る部屋は、それだけ、自分の人生を豊かにしてくれるのです。
音からモノへ。モノから空間へ。
いい音の鳴るいい部屋をつくるには、家具から入ってはいけません。まず自分自身が楽しめる音を見つけること。そして、その音楽と同じように道具にもこだわって愛着をもつこと。そして最後にその道具にあう家具を集めて空間へと広げていくのです。音からモノへ。モノから空間へ。
情報が洪水のように押し寄せてくる現代だからこそ、すこしテンポを落としてレコードで1曲を大切に聴いてみるのも。誰もが何かに傷つき、悩みを抱えています。自分に寄り添ってくれる一曲を見つけ、その曲をパーフェクトに聴ける環境をつくってみてはいかがでしょうか。
INFO
“We provide the best of beauty product.”をテーマにリサイクルとリユースにフォーカスした木を無駄なく使い、様々なシチュエーションに合ったオリジナルファニチャーを創造するプロダクションです。様々なフルオーダーにも対応して、名古屋のファクトリーから直接全国のユーザーに届けています。