見出し画像

歌舞伎座の快人 vol.13

最近発売されたばかりの「歌舞伎座の快人」という本を買ってしまった。まだ半分しか読んでないが、面白い。この本は筆者の松島奈巳さんが大学1年の1984年の頃の歌舞伎界を題材にしている。

菊五郎や亡くなった團十郎が華々しい40代で乗りに乗っている頃の話だ。

私自身、こういう一昔前の歌舞伎に興味があり、家系図が載ってる歌舞伎の本が好き。その中でもこの本は私にどんぴしゃだった。昔の新聞の劇評だったり、名前だけ聞いたことのある名優のことが書いてあったり、筆者の歌舞伎演目の説明も大雑把だけどわかりやすいっていうのもある。あと80年代ってなんか憧れる…

初代 尾上辰之助

当代の尾上松緑丈のお父さん。満40歳で死去した人。名前とよく出てくる写真は見たことがあった。でもどんな役者だったかは知らなかった。本を読んで一気に初代辰之助のことが気になって…youtubeで出てきた「暗闇の丑松」を観てしまった。

この人ヤバイ…

演技の写実性っていうのかな?人を殺した人ってこんな感じなのかな?っていう想像通りの人がいた。
存命だったらな…
でももっとこの人ことが知りたくなった。
色々漁ってみよう!(わくわく…😌)

そうそう、「歌舞伎座の快人」という本、80年代にフォーカスしてるといっても、現代と照らし合わせているので、今を知るために読むべきだなって思います。初心者の方、演目をわかりやすい漫画で紹介!のような本も良いですが、こういう本も内容が深く面白いのではないでしょうか。

今日はこの辺で…

#歌舞伎 #コラム #エッセイ #note #伝統文化

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?