Shiho,TOMIOKA

編集、イベント、PRなどの経験とスキルを軸に、袖振り合うあらゆるコミュニティで対話の種…

Shiho,TOMIOKA

編集、イベント、PRなどの経験とスキルを軸に、袖振り合うあらゆるコミュニティで対話の種を育てて実らせたいコミュニティ・カルティベーター。 科学、医療担当の新聞記者、認知症に特化したウェブメディア創刊編集長を経て独立。現在は、編集、イベントプロデュースを主に活動しています。

最近の記事

「なかまぁるShort Film Contest」~認知症当事者とともにつくるウェブメディア「なかまぁる」イベントーおしごとログ(企画・運営)

なかまぁるShort Film Contestに関連するコンテンツ一覧はこちら

    • 「スマイルトーク」~認知症当事者とともにつくるウェブメディア「なかまぁる」連載ーおしごとログ(企画編集・進行)

      なかまぁる特別プロデューサーの丹野智文さんと、認知症当事者の視点から様々な発信をしていきたいという発想で企画した動画連載シリーズです。ゲストをお招きしたり、ロケに出かけたりーー丹野さんご自身、岡本直里副編集長(当時)、私の3人を中心に編集の仲間といろいろ相談しながらつくりあげました。 連載コンテンツ一覧はこちら

      • 「編集長インタビュー」~認知症当事者とともにつくるウェブメディア「なかまぁる」連載ーおしごとログ(インタビュー)

        https://nakamaaru.asahi.com/article/11913185 https://nakamaaru.asahi.com/article/11913228 もともとインタビュー取材・記事執筆は好きでしたが、この連載で初めて、話を引き出すことに専心し、執筆はライターさんにおまかせするというスタイルに挑戦しました。自分で書く前提の取材では、インタビューしながら脳内で、どのように原稿を構成するか並行して考えているわけですが、ライターさんにおまかせする場合

        • 「働く千絵さんの低空飛行」ーおしごとログ(編集)

           長時間にわたるインタビュー記録(録音、文字起し)と、実際のインタビューをもとに、話し手である飯田千絵さん(ペンネーム)の「生きる知恵」を10回プラスαの連載にまとめる構成・編集を担当しました。中村路子さんのイラストも、とても素敵です。 (概要) 都内に暮らす千絵さんは55歳。2020年秋に軽度認知障害(MCI)と診断された後、あるオフィスに就職します。同僚は千絵さんのMCIを知りません。さあ、離陸です。「あれ、何階に行けばいい?」「あの人は誰?」。次々と航路に現れる「障害

        「なかまぁるShort Film Contest」~認知症当事者とともにつくるウェブメディア「なかまぁる」イベントーおしごとログ(企画・運営)

        • 「スマイルトーク」~認知症当事者とともにつくるウェブメディア「なかまぁる」連載ーおしごとログ(企画編集・進行)

        • 「編集長インタビュー」~認知症当事者とともにつくるウェブメディア「なかまぁる」連載ーおしごとログ(インタビュー)

        • 「働く千絵さんの低空飛行」ーおしごとログ(編集)

        マガジン

        • これまでの主な仕事
          4本

        記事

          ぼくと、サムライベビーシッター

          火曜と木曜のアサコさん 毎週火曜と木曜は、アサコさんのお迎えだ。いつも午後6時半ごろに、電車で1時間くらいかけて、保育園まで来てくれる。2歳になる前からずっとなので、先生たちは「シッターさん」ではなく名字で呼ぶし、お友だちのママ、パパとも仲がいい。「家族のつぎに近い、親せきみたいな感じだね」とパパは言う。 うちにかえると、一緒に手を洗う。おふろのスイッチを入れるのは、ぼく。そのあと、天才てれびくんと忍たま乱太郎を見ているうちに、アサコさんのご飯ができる。おいしいご飯をモリ

          ぼくと、サムライベビーシッター

          二言目が見つからなくて、田中さんの背中を見送った【喫茶ランドリー訪問記】

          わりと、よくある町の景色だった。 大通りを折れて奥へと進むと、四角い建物が整然と並んでいる。歩道のない広い道を歩ているのは、腰の曲がった年配の女性、ニット帽のベテラン男性、小さい子と手をつないぐパパ。チャイルドシート付の自転車をかっ飛ばすママが信号を渡っていき、荷物満載のカートを押して走る人たちが行きかう。スーツを着た人とはすれ違わない。 喫茶ランドリー本店(東京都墨田区)は、都営地下鉄・森下駅から徒歩数分の距離にあるだ。居場所系(あえて系をつけてみる)に関心のある人には

          二言目が見つからなくて、田中さんの背中を見送った【喫茶ランドリー訪問記】

          クリームソーダと、叫ぶ少年

          子どもの叫び声が聞こえてきた。 目を上げると、2歳くらいの男の子が向こうの窓際の席で、言葉にならない抗議の声をあげている。 テーブルにはクリームソーダが1つ。 こちらに背を向けて並んで座る2人の女の子(3~4歳くらい?)が、柄の長いスプーンでアイスクリームをせっせと食べ進めている。私には、2人の表情はよく見えない。 テーブルの反対側にいる男の子も、先ほどから一生懸命スプーンを振り上げるのだが、いかんせん届かない。 そして、目の前でアイスはどんどん減っていく。 そりゃぁ、

          クリームソーダと、叫ぶ少年

          武藤千春さんの「農ライフ」ライブにすっかり心奪われてしまった話

          仕事のリサーチで「2拠点生活」や「都市部と地域」に今、アンテナを立てているのですが、今夜、 偶然、聞くことができた武藤千春さんのインスタライブがめちゃめちゃ面白くて、名言のオンパレードだったので、取り急ぎご報告します。 武藤千春さんは、Flower、E-girlsでのアーティスト活動を経て、現在は自ら立ち上げたアパレルブランドBLIXZYのデザイン/プロデュース、J-WAVEナビゲーターなど、多彩に活躍されている26歳。(若い!) 2020年から長野と東京の2拠点生活を始

          武藤千春さんの「農ライフ」ライブにすっかり心奪われてしまった話

          おじさんのシャッター

          朝から続いていた激しいドリル音が、ようやく収まった。 今日はまだ外出していないので憶測だが、おそらく近所の元・本屋さんで始まった解体工事の昼休みだ。 商店街にひっそりたたずむその本屋さんは、薄暗くて品ぞろえも悪く、けっして居心地のいい店ではなかったけれど、軒下の本棚に並んだ「めばえ」「幼稚園」などの幼児雑誌が誘蛾灯よろししく、保育園帰りの子どもたちを吸い寄せた。 子どものおねだりミッションは成功率が低く、親としては内心、店の売り上げに貢献しないことへの恐縮もあるにはあっ

          おじさんのシャッター