見出し画像

武藤千春さんの「農ライフ」ライブにすっかり心奪われてしまった話

仕事のリサーチで「2拠点生活」や「都市部と地域」に今、アンテナを立てているのですが、今夜、
偶然、聞くことができた武藤千春さんのインスタライブがめちゃめちゃ面白くて、名言のオンパレードだったので、取り急ぎご報告します。

武藤千春さんは、Flower、E-girlsでのアーティスト活動を経て、現在は自ら立ち上げたアパレルブランドBLIXZYのデザイン/プロデュース、J-WAVEナビゲーターなど、多彩に活躍されている26歳。(若い!)

2020年から長野と東京の2拠点生活を始められたそうで、私が毎朝聞いているJ-WAVE「STEP ONE」で、移住先としての長野の魅力についてお話しされたのがきっかけで、myアンテナがピピっと作動しました。

2拠点とか、新規就農って、なんとなく子育てとか、家族の健康とか、働き方改革とか、なんだかんだ40代以降の人、若くても30代なかばくらいからの関心事という先入観もあったので、「おお、20代?!」という驚きもあったんですよね。

早速SNSをチェックすると、え、今夜?え、1時間後にインスタライブじゃん! という展開。

テーマは<Z世代に「農ライフ」の面白さを知ってもらうにはどうしたらいい?>ということで、これまたアンテナがピピっ。まあ、当然ながら私はZ世代じゃないですが、あらゆることで、多世代巻き込みを視野にいれたい派としては、Z世代へのアプローチはガッツリ関心領域なわけです。

そして、いよいよインスタライブが始まると~~、もう、のっけから
「支柱の立て方ひとつとっても、農家によって違う。農ってクリエイティブ!」
「生きていくために食べるものを自分で作れることで、私、生きていく力あるなって、めちゃくちゃ自信になった
と、名言続出なわけです。

聞き手役の井本喜久さん(「世界を農でオモシロくする」をモットーに活動されているブランディングプロデューサーさんだそうです)は「サイコーだね!」を連発。あとから井本さんと私は同い年だということがわかって、なんとなく言葉選びにジェネレーションを感じてしまった(笑)←余談

とはいえ「農ライフ」と言ったって、スタートしてまだ数か月ということだし、それって家庭菜園とどう違うの? とか、やっぱりコンスタントに品質そろえて出荷しなければいけない「ビジネスとしての農業」を語るのは早くない?とか、自分ではま~ったく「農」の主体者ではないワタクシのくせに、上から目線の脳内討論をしながらライブを聞き進めていくと

なんと、
「一つの苗からいくつ実がなるのかも知らなかったけど、トマトができすぎてしまって、これは売ろう! と、アパレルの梱包材使って売りました」 
「ネットショップを開設できるサービスでお店つくって、『獲れたら売る』というスタンスでやっていこうと思います」

いやちょっと、すごいなと。
えー、ほんとだいじょうぶぅ?たいへんじゃないのぉ?みたいな、
ありがちな「心配している風の足引っ張り」なんか、
軽々と蹴散らしてるんだわ、と、もはや感動してしまう40代後半の私。

当初は20坪の畑からコンパクトに始めたものの、最近、160坪の土地を「ゲットした」という情報開示もあり、さらに充実した、武藤さんらしい農ライフが展開されていくようですよ。

同世代は食を健康に結びつけて語らない。むしろ、環境」
「安心できるものを買うという意味では、自分でつくることが一番の安心材料。
でも、自分で土を触らなくても安心できる人から買うという選択肢がある」
「野菜を売りたいというより、農の魅力に気づくきっかけや、そういう選択肢があることを発信して、架け橋になりたい

さすが、世代の感覚を冷静に分析しつつ、
自分の得意なことを生かす術も心得ておられる。
ますます、どんなパーソナリティなのか興味津々。
きちんと取材したいな~。
久しぶりに、インタビュアー魂をギュンギュン刺激される1時間でした。