June Brideとも言われる６月になりました。
ラブソングの似合う６月です。
本日はリクエストにお応えしてnote限定音声配信で、あるラブソングをお届けします。

その楽曲は、2016年発売で既に完売となっているアルバム「人生燦歌 ーKey of Lifeー」から、『生きてゆくことは』です。
この楽曲は、ぼくとしては珍しく、自分の作詞作曲ではない楽曲となっています。
それは、ぼくにとって特別な方の作品でした。

人生をどのように生きてゆくかを思い悩んでいた10代。
ぼくは中学校２年生のときの３年生を送る会で歌った「乾杯」という楽曲をきっかけに、長渕剛さんの多くの楽曲を聴くようになっていきました。
そのときの流行歌には感じられなかったほどの、強いパワーを感じる歌ばかりでした。
思春期の複雑な心境や葛藤に情熱という光を灯してくれる多くの歌に、とても救われました。

やがてライブビデオを観てはライブの一体感や盛り上がりに感動し、そのような生き方に憧れていくことになります。
そして、そのステージでいつも長渕剛さんの輝きを支えていたのが、コーラス&ギターの浜田良美さんでした。
浜田良美さんからは、まっすぐな強さとともに、とても温かく優しい安心感を覚えました。

やがて歌手を目指して進学のため上京したぼくは、ついに初めて長渕剛さんのライブを見にいくことができました。
2002年9月7日、場所は横浜スタジアムでした。
その場所で長渕剛さんのパフォーマンスや多くの楽曲から、パッションや夢を抱くと共に、浜田良美さんのコーラスや演奏も印象的に胸に刻まれました。

そして時は流れ・・・

2015年。
浜田良美さんがぼくの母校戸畑高校のOBだったことを知り、ご縁が繋がり、ぼくはその息子であるSho Hamada君と、楽曲制作やライブを共に行うようになりました。

初めてSho君と、彼らが暮らす鎌倉で開催したライブに、浜田良美さんが遊びに来てくださり、そのライブで浜田良美さんの楽曲『生きてゆくことは』でスペシャルコラボ。

その後、Sho君と初めて多くの楽曲を共に制作したアルバム「人生燦歌ーKey of Lifeー」が完成しました。
そのアルバムでカバー収録させてもらったのがこの『生きてゆくことは』です。

とても良い楽曲だと思います。
ぼくが10代の頃に貪るように聴いた、昭和という時代の魂を歌い継いで来たシンガーソングライターが綴る、独特の世界観があります。
言葉のぬくもり、強さ、まっすぐさ、味わい、時の流れ、いろんなものを感じます。
この楽曲は、ぼくからは生まれない世界があり、だからこそ意味深く、カバーさせてもらいました。
ですが、歌われている内容は、心から表現できるメッセージです。
Sho君によるアレンジと演奏が施され、そしてここに、冨永裕輔の『生きてゆくことは』が誕生しました。
ジャケットは鎌倉の海で撮影した一枚です。

次の第5波が最後の波になるとの意見も、多方面から聞こえるようになってきました。
ようやく長いトンネルの先の光が見えてきたような希望を感じます。

その先の再会では、鎌倉のステージでこの楽曲をあなたと共に歌うシーンも、夢に描きたいと思います。

生きてゆくことはたやすいことではありません。
そのことを以前よりも思う昨今です。
ですが、その道は一人ではなく、どんな困難も必ず乗り越えてゆくことができます。
そしてこの歌があなたの人生を共に歩み、たやすくはないけど宝物のような人生を燦々と輝かせるKeyのひとつとなることを願って、贈ります。



「生きてゆくことは」　作詞作曲：浜田良美


幸せ探して 歯をくいしばり
愛を求めて 背伸びもした
くやし涙に 唇かみ
うれし涙に 肩を抱いた

そう　生きてゆくことは
たやすくはないけれど
君とふたりならば　支えてゆける

悲しみは乗り越えて
ほほえみを分けあい
君とふたりならば　歩いてゆける

届いた夢なら　守り続け
届かぬ恋なら　胸にきざむ
お前　あなた　君とぼく
同じ時代に　生まれてきた

そう　生きてゆくことは
たやすくはないけれど
君とふたりならば　支えてゆける

悲しみは乗り越えて
ほほえみを分けあい
君とふたりならば　歩いてゆける

朝陽　夕焼け　ちぎれ雲
時は流れて　ゆくのだろう
きずな　誓い　思いやれば
流した涙を　忘れはしない

そう　生きてゆくことは
たやすくはないけれど
君とふたりならば　支えてゆける

悲しみは乗り越えて
ほほえみを分けあい
君とふたりならば　歩いてゆける

そう　生きてゆくことは
たやすくはないけれど
君とふたりならば　支えてゆける

悲しみは乗り越えて
ほほえみを分けあい
君とふたりならば　歩いてゆける

君とふたりならば
歩いてゆける

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明日もあなたに良いことがありますように♪