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日本とアメリカをつなぐ歌

ついにnoteを始めてからの連続投稿が今日で99週になりました。

来週はいよいよ100週連続投稿となりますね。

毎回の投稿を見てくださる皆様のお陰様です。いつも応援ありがとうございます。

さて今日はCROSS FM『冨永裕輔のなんでもゆーすけ!』で3週に渡りお届けしました、在福岡米国領事館ジョン・C・テイラー首席領事とのオンライン対談を振り返りたいと思います。

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実はテイラー首席領事との対談は、2020年4月に予定されていました。

しかし、コロナの影響で対面での収録が難しく、収束を待つことになりました。

その後も収束することなく、テイラー首席領事の任期の2022年7月が迫るなか、関係者の皆様のご尽力により、番組としては初となるオンライン対談という形での対談が実現したのです。

テイラー首席領事と初めてお会いしたのは、2019年秋に開催された北九州日米協会でした。

ゲスト出演させていただき日米両国の国歌を歌わせていただくとともに、「ひまわりの花」や「平尾台讃歌」など北九州の魅力が伝わる選曲によるミニライブで、テイラー首席領事を北九州に迎えさせていただきました。

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野球と歌が大好きだというテイラー首席領事にご縁を感じ、その温かく魅力的なお人柄をラジオを通してリスナーの皆さんにお届けしたい。そしてアメリカに興味を持ってもらい、日米両国の益々の友好につながる放送になるよう、収録に臨ませていただきました。

サービス精神旺盛なテイラー首席領事は、世界中で大流行したピコ太郎さんの『ペンパイナッポーアッポーペン』(PPAP)をギター弾き語り(!)で歌ってくださったり、収録は和やかに進みました。

お話のなかで特に印象的だったのは、「レジリエンス(resilience)」という言葉。「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味する英単語です。

テイラー首席領事ご自身も、日本への赴任前に癌を患われたそうですが、癌を克服されて無事に来日されたそうです。そのときも、日本への、福岡への赴任ができなくなるのではないかということがとても心配だったそうです。

ぼくも、「逆境をチャンスに変えて自分らしさの花を咲かせる」ということを、人生や音楽活動を通じて学び、歌で表現してきました。

暗闇に光が射す瞬間に歌が生まれ、そして前へ歩み出すことができました。

それはつまり、英語でいうところのレジリエンス(resilience)だったのではないかと思います。

もうひとつ印象に残った言葉は、「ペイフォワード(Pay it Forward)」です。

お世話になった人に直接的に恩返しができないことも人生にはありますが、その恩を次の(前の)誰かに返していく。つまり恩送りのことです。

ぼくがこのnoteで文を紡ぎながら自分自身の活動や考えと向き合い行き着いたのが、「音送りの恩送り」だったことも以前記しました。その意味でも、印象に残った言葉でした。

東日本大震災の際には、東北への支援活動のなかで、得意のギターと歌でカントリーミュージックをプレゼントされたり、スモアというアメリカ伝統のお菓子を被災者の皆さんと楽しまれ、辛い現実を初めて忘れられる時間だったと皆さんから大変好評だったそうです。

さて、テイラー首席領事が若い頃、初めて来日された地域のひとつは広島だったそうです。

広島に行くまでは不安もあったそうですが、ただの一度も嫌な思いをすることはなく、広島のみなさんが温かく迎えてくれたそうです。

まだ若くて苦労していたテイラーさんの靴下に穴が空いていたのを見た広島のお母さん(ジャパニーズママ)が靴下を繕ってくれて、その靴下は今も大切に持っているそうです。

そんなテイラー首席領事は、「八月のスタジアム」のMVを観ていて下さり、感想を話してくれました。

【平和を祈る】八月のスタジアム / 冨永裕輔 Stadium in August by Yusuke Tominaga
https://youtu.be/StrQylKMqIU

悲しい歴史を誰も忘れたわけじゃない、でも憎しみ続けたらまた争いを繰り返してしまう、赦し合うことの大切さ。

この歌で伝えたかったことが、広島で活動されたアメリカ人のテイラー首席領事に伝わっていたことを、作り手としてとても嬉しく思いました。

「広島カープファンはアメリカ人ピッチャーにも声援を送ってくれます」とテイラー首席領事。

3週に渡るオンライン対談の最後に、世界平和の祈りを込めて、「Amazing Grace」をスペシャルセッションさせていただきました。

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テイラー首席領事が英語パートを歌われたあと、ぼくが日本語パートを、そして最後にはテイラー首席領事の英語パートにぼくも声を重ねて歌わせていただきました。

こうして3週に渡るオンライン対談が終了しました。

しかし、テイラー首席領事とのご縁はこれで終わることはなく、これからもきっと続いていくことを感じています。

そして、今回の放送が日米両国の益々の友好に繋がることを願っています。

テイラー首席領事とのオンライン対談実現にご尽力くださった関係者の皆様、また、放送を聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました。






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