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天窓ファンクラブライブ前半 2017.12.9

冨永裕輔
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※試聴版。オリジナル版(51:58)は購入後に視聴可能。

こんばんは。本日から11月6日まで冬土用入りしましたね。
土いじりはもちろん、新たなことの開始や契約ごと、大きな移動など積極的な行動はなるべく控え、掃除など身の回りを整える期間にしたいですね。

さて、少なからず衝撃を受けてしまうニュースが飛び込んできました。
都内各地に展開するライブハウス・四谷天窓グループの相次ぐ閉店です。

音楽業界もコロナ禍によって多大な影響を受けている業界の一つであることは、既に誰もが感じているところだと思います。
これまでも日本各地でライブ会場の閉鎖やイベント会社の廃業、音楽スタジオの閉店など、その影響は表れていましたが、いよいよ大きな波が押し寄せてきたことを感じざるを得ないニュースでした。
ライブなどがお好きな方なら、四谷天窓という名前は一度は聞いたことがあると思います。大変多くのアーティストがそのステージに立ち、そしてそのファンの方々との素敵な時間を彩ってきました。

ぼくらアーティストは、歌う場がなければ活動ができないという時代が長らく続いてきました。もちろんストリートライブも経験してきましたが、ライブハウスならではの空間というものもあります。
その場に集うこと、その空気を共有し一体になることでしか得られない体験というものが、確かにそこにありました。そして、それはやはりかけがえのない宝物だったと思います。

コロナ禍によって、集うことが奪われました。
特に、狭い空間に密集して大きな声を出すというライブハウスならではの形態は、直に影響を受けました。
そしてついに、東京で一旗あげようとする多くのアーティストの登竜門であり、ある意味、精神的支柱とも言える居場所のひとつだった四谷天窓グループが、閉店を決めました。
厳しい音楽業界にあって、四谷天窓グループはとても大きな組織力を持ち、成功しているライブハウスのひとつでした。
その四谷天窓グループが閉店を決めたということは、今後、さらに厳しい状況が音楽業界に訪れることは、容易に想像できてしまいます。

ですが、それだけのグループが何の計画もなく閉店だけを決めるということは考えにくいかなと、淡い希望も持っています。
というのは、先にも書きましたが、今まではライブ会場で集うことでしか音楽を発信できない時代が長く続きました。
しかし、ご存知の通りコロナ禍を経験して、今は音楽を届ける手段が格段に広がりつつあります。
noteもその一つです。全く同じとはいきませんが、双方に特徴があり、どちらにも意義があります。今後は、益々そのような選択肢が増えていくはずです。
その中できっと、四谷天窓がまたちがった形でアーティストとファンを繋ぐなにかを担うときが来るのではと思います。

ぼくも、四谷天窓グループが展開する「四谷天窓」「四谷天窓.comfort」「恵比寿天窓.switch」のステージに度々立たせてもらいました。
一回一回が人生をかけた真剣勝負でした。それを青春と呼べるのだと思います。
もちろん挑戦し続ける限り人生は青春だと言えますが、その場所がなくなれば、あのときと同じ形での青春はもう戻ってこないわけです。

だからこそ今夜、その場所に感謝を込めて、そしてその場所を共有した人と思い出を共有して、また、その日は参加できなかった人や、その後に出会えた人とその瞬間を共有するため、2017年12月9日に「四谷天窓.comfort」で開催した、『冨永裕輔ファンクラブライブTokyo』のライブ音源をnote限定初配信したいと思います。

ライブのために作られた会場であるライブハウスの音響機材から、ボーカルマイクとグランドピアノへのマイクを直接録音した音源と、会場に向けたマイク録音をミックスした高音質のライブ録音音源に、MC音量を上げて歌の音量と合わせ、通してそのままで聴きやすい音量バランスにリミックスしたライブ音源です。
その音源を、noteにアップできる100メガぎりぎりまで微調整し、前半後半に分けて余すところなくお届けします。

今夜はまず、その前半を配信します。
続きの後半は、今週金曜noteで配信予定です。

ぼく自身、学生時代を過ごした高田馬場にある特別な会場でもありました。
駅を降りて、手塚治虫作品の壁画を見ながら栄通りを抜けて、西武新宿線や神田川を右手に左へ進むと、その建物があります。
エレベーターを上がって「四谷天窓.comfort」のドアを開くと、そこにあなたの特等席をリザーブしています。

楽屋にいるぼくには、会場の期待に満ちたざわめきが聴こえてきます。
間もなくBGMと客電が落ち、ライブスタートです。

お好きなワンドリンクを片手に、特別な時をたっぷりとお楽しみください。

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