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暮らしを楽しむ=心の余裕をつくること

この世界には、暮らしを愛するタイプと、外の世界を愛するタイプ2種類の人間がいると思う。暮らしを愛するタイプは日常を愛せるタイプだとも言えるし、外の世界を愛するタイプは非日常や刺激を求めるタイプとも言える。

私は、実家に住んでいた26年間、外の世界ばかりを愛するタイプでした。部屋に特に思い入れはなかったので、インテリアに対してはなんのこだわりもなかったし、暮らしや日常を愛するというよりも、街に繰り出してお酒を飲んで、とにかく刺激的な世界を楽しみたいタイプでした。(遺伝でお酒は結構強いので、なおさら飲み会が好きだったというのもある。)

対して、旦那さんは、暮らしを愛するタイプ。もともとインテリアが好きで、実家に住んでいた頃から全部こだわって選んでいたそうで、インテリアブランドに詳しいし、細かいところまで妥協はしない。

ハンガーは全部同じもので揃えるとか、書類の山はなるべく見えないような本棚を選んで部屋をすっきり見せるとか、おしゃれなシェルフで見せる収納をするとか…

いままで母がなんとなく買ってきたものになんとなく囲まれて、最低限の暮らしができればOKってくらいにこだわりがなさすぎた私にとっては、すべてが新鮮でした。

1px単位で美しさを追求するデザイナーみたいに、仕事じゃないのにきっちりタオルをたためるスキルはとにかくすごいと思っている。(私がたたむときっちりならないからよくたたみなおされる)

でも、彼と一緒に暮らしはじめて、自分の好きなものに囲まれて生活することってこんなに楽しいんだって気づきました。

部屋が散らかっていると視覚に余計な情報が無意識に入るのと、「片付けしなきゃ」っていう小さなタスクが頭の中を数%占め続けるからモヤモヤするけど、お気に入りの部屋だと、少し汚れただけでもきれいに整えようって思えるし、部屋が整うと、気持ちもすっきりする。

実家の時は朝ごはんを食べるよりも、とにかく寝ていたかったけど、好きな色のうつわを買ったら朝ごはんも作るようになって、自然光で写真もきれいに撮れるからあんなに苦手だった朝もちょっと楽しくなったり。

お花も全く興味なかったけど、取材先でもらったお花を部屋に飾ってみたら、世界がちょっぴり華やいだ気がして癒されて。それ以来よく買うようになりました。

好きなものに囲まれていると、自分がご機嫌でいられる気がするし、モチベーションも高まるし、気持ちもすっきりするから健康的。


暮らしを楽しむことって、意識的に自分の心に余裕をつくることなんだなって最近は思うようになった。


そう思うようになって以来、家で過ごすことが心地よくなって、外にはあんまり飲みに行かなくなった。

「疲れた時は、花を買って家に帰る」「自分の時間を過ごして、充実した気持ちで早めに寝る」を覚えた私です。

次はもっと継続的に早起きできる人によってなりたい。

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