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鼻声面白かったんだな

「もう無理だ」

後部座席の彼は急に泣きだした。

友達である彼(以下A)

・部屋にはビールの空き缶が散らばり
・LINEは全然返さない
・ポッケからよく中の布が出ている


Aはだらしない
だけど魅力がある

・人の悪口を言わない
・常に感謝を心掛けている
・憎めない

色んなセンスが彼にはある。

優しいA

だからこそ限界が来ていたのだ。

傷ついていない訳じゃない
それでもみんなが笑ってくれるなら

いじられキャラの苦悩だ

優しい事が時には自分を攻撃する針になる。

だからこそAには強さを持ってほしいと思った。

僕はAの
・良い所
・みんなに必要とされている魅力

を自分なりに観察して、分かりやすく彼に伝える様にした。

Aが
みんなと居たいし
笑って欲しい

と言ってくれたからだ。

僕に出来る精一杯はこれくらいだった。

この時Aは
家庭の事情
仕事の環境
でも悩んでいた

今は解消して元気になった。

相変わらずだらしなく
いつも皆に愛されている。

僕はこの事があってから
人を褒める事
をしたいと強く思った。

僕は彼をイジって、傷つけた1人

これがあるからだ。

今後も彼をいじる
ポッケから布が出ていれば笑う

だけど

優しい人が優しさ故に
泣き崩れる姿はもう見たくない

と思った。

Aが強さを持つのはAにしかできない事なので
僕は外野から

お前はここが素敵だぞー!

と無責任に言う事しか出来ない。

これは優しさと
友達の泣く姿をもう見たくない
これの半々だ。

優しい人が傷つく事は
出来るだけ
出来るだけ
少なくしたい

僕の勝手なわがままだ。

トミケン



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