舞台「Three Kingdoms 2020」-魏国編-

こんばんは。

少し時間が経ちましたが

舞台「Three Kingdoms 2020」-魏国編-が
2020年8月10日、無事に千秋楽を迎えました。

お芝居以外にも、色々な物事と向き合い、戦い、助け合ってきた時間が
急に針を抜いたようにスーッと解れて消えて行きました。

消えて行ったというよりも
その穴は開いたまま、急に別の世界に移動してしまった感覚。

今までなら、“物語の世界から現実に戻ってきた”って言うんだろう。

けど、今回はちょっと違った。

このような状況下で舞台に立てたことが本当に幻かのようで。

確実に常に“現実”が
僕たち、役者・スタッフ共に、その周りを付き纏っていた気がする。

なので、こうして言葉や想いを綴るのに少し時間が必要でした。

舞台上でお芝居をしている時だけは、もちろん物語の中で生きていましたが
カーテンコールの時は、お客様の顔がよく見えて
安心感と少しの不安と、喜びと少しの戸惑い、そんな複雑な想いが
毎回込み上げてきました。

馬木也さんの言葉を中心に支えられていた瞬間。
尊敬できる先輩の背中を見ながら
“あぁ。幸せだなぁ” と思っていました。

沢山の拍手を本当にありがとうございました。

足を運んでくださった皆様と劇場という同じ空間に居られた喜びは
きっと今まで以上にかけがえのない瞬間で
この先の人生においても大切な一瞬だったと思っています。

思えば、本当は今年３本目の舞台のはずでした。
これが終わったら次は振り付けの舞台もあるはずでした。

今年は舞台に沢山立ちたいと思っていた。

けど、気づいたら１年ぶりの舞台になっていた。

この作品に入る前は悔しさもあったけど、
不思議と今は違います。
もちろん悔しさもあるけど。笑

くぅぅぅーーーーーーーーーーーーーぅ

ってなった時もある。

でも、こんな時だからこそ、素敵な仲間に出逢えたことも
色んなものと戦っている仲間たちに勇気をもらったりしたことも

“顔”ではなく、もっと奥深い一人一人の声に耳を澄ませたことも

全部が宝物のように感じます。

（稽古中は常にマスク着用だったため、小屋に入ってから顔と名前を頑張って一致させた人もいました... ^^; ）

苦しい時に出逢った仲間こそ大好きな人が多い。

これは僕の持論ですが…(*´ω｀*)

久しぶりに殺陣ができたのも楽しかったなぁーーー。
みんなが持ってた刀、あれ尋常じゃなく重いんです。笑
本当に、特に女の子たちは本番中苦しい顔もせずよく振っていたなぁと感心するほど。
呂布ひろくんの槍なんて、、、もうえらいこっちゃの重さ。

そんなことも乗り越えて、

「2020年僕は舞台に立ったんだ！」

いつかそう笑ってまた思い出を振り返れる世の中になってくれることを願って。

ビジュアル撮影でみんなの写真を撮った日が懐かしい。
本当はみんなと顔を合わせて思い出話に花を咲かせたい。

また笑顔でみんなに出逢えますように。

出演者・スタッフの皆様
応援してくださったお客様
劇場関係者の皆様
全ての方に心からの感謝を込めて。

この公演が、演劇を愛する全ての方へのバトンとなりますように。

本当にありがとうございました！！

大好きなのほほん呂布軍のみんな。

ひろくん、大地さん、ふーくん、もえちゃん、ゆうさん、ほりゆりちゃん
いっぱいお世話になりました✨

あ！！！！！！！！！！！！！！！！！！

【デリステ】（いわゆるDVD）の予約が

本日１６日までとなります！！！！
8/16(日)〜23:59までとな！

ご自宅で、こだわりの映像として、この作品が楽しめちゃいます。
https://www.quartet-online.net/ticket/3kingdoms3?om=cpjacdi
（デリステについてはコチラ）

劇場に観に来られなかった方も
もう一回、この作品をじっくり味わいたい方も

是非、上記のURLからご購入をお願い致します。
なんと舞台のチケットと同じ扱いをしてくださるとのことで…
ブロマイドが付いているものやパンフレットが付いているものもございます。

僕はシングルキャストなので、洛陽チームも長安チームも出ています٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
お好きな方を選んでくださいね！

従来の劇場空間で、俳優と照明と音響とが織りなす三位一体となった総合芸術としてこの作品を届けてくれる素敵な企画。

是非、最後まで沢山の人に届きますように！！

最後に、、、

これまで避けてきた歴史ものでしたが。笑

三国志って面白い！！！奥が深い！！！！！

この先もちょっと物語を味わってみたいと思います。

では、これにて！

富田大樹