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大学

外出自粛生活も今週末で3週目を迎えた。
状況は刻一刻と変化しているが、私自身そんなストレスを感じていない。
確かに外に出たり誰かと会いたいが、今の時代コミュニケーションできるツールはいくらでもある。飯も不自由なく食えてる。
むしろこんな大変な世の中で、健康で不自由なく暮らせていることが幸せに感じる。お金も減ることはないし(増えることもないが)。

まあとは言っても、暇なのでテキトーにnote書きます。笑笑

今回は、「大学」について。
前回のノートにも書いたが、今月で私は大学4年生になり、学生生活最後の年となった。学生生活最後の1年がまさかこんな形で始まるとは思いも寄らなかったが、まあいいでしょう。

結論から言うと、大学生活は最高であった。
何が最高だったのか、それは2つ。「学問」と「友人」だ。

まず1つ目の「学問」。私は大学で社会学を学んでいる。社会学と言うのは説明するのがめちゃ難しい。ざっくり言うと、人、都市、環境など我々の社会そのものを構成するものに焦点を当てて研究する。
例えば、「ジェンダー学」みたいな少し小難しい研究から、「ディズニーに来ている人はいつカチューシャを着け、外すのか」みたいなキャッチーな研究まで、本当に学問領域が多彩で面白いのだ。

社会学を勉強して良かったと思う点はいくつかあるが、一番大きかったのはこれから生きていく上での揺るぎない価値観が形成されたことだ。

例えば、「結婚」と言うキーワードを用いて話そう。私は将来結婚したいと思っていた。特に理由などなく、なんとなく昔から俺は誰かと結婚するものだと思っていたから。
しかし、大学で社会学を学んで今まで抱いていた「結婚」に対する価値観が変わった。
今の日本の結婚制度は、基本的にヘテロセクシャル(異性愛者)前提のもとに作られている。つまり、同性愛者は結婚ができない(この問題は憲法解釈の差異があるため、禁止してないと言う人もいる)。
お互い結婚したいと思っているのに結婚できないカップルがいる。私はその事実に驚愕した。
そのほかにも家父長制が根強く残る上の弊害だとか、夫婦同性の問題点だとか、結婚や家族を取り巻く様々な事情を学んだ。
そんな事を学び、結婚に対する自分の価値観は大きく変わった。

『将来のパートナーが姓を変えたくない場合もあるよな、その時はどうすればいいんや?』とか、『自分が安易に結婚したら、今の婚姻制度に賛同していることになり、今の婚姻制度によって結婚できない人を苦しめることにはならんか?』とか。そんな事を思うようになってしまった。

側から見たらめんどくさい考えだなとか、考えすぎだろ、とか思われるかもしれないけど、社会学を学ぶとそんなことがたくさん起きる。社会の良い面と悪い面、両方が見えてくるとその分、自分の考えがめんどくさくなる。
でも、物事を知るってそういうことだと思う。
何も知らずに人を傷つけるよりよっぽどマシだ。
社会にめんどくさく向き合うことで社会がより良くなると信じている。

知らない世界を知るという探究心や常識を疑う姿勢を教えてくれた大学という最高の学び舎に感謝したい。
そして、こんなにもめんどくさい価値観を植えつけた社会学部を一生恨みます。笑笑


長くなったので友人の話はまた別のnoteに書きます。







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