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管理職がいないことで発生する問題

「管理職になりたい人が少ない」ということが取り上げられる前提として、「管理職という役割が必要不可欠」という暗黙の了解があります。

管理職という必要な役割があって、それになりたい人がいないから困るという議論になるのであって、管理職という役割が「必要ではない」とほとんどの人が考えるのなら、このこと自体が議論にならないはずです。

管理職がいないことで、どんな問題が起こるのかを考えてみたいと思います。

■管理職がいないと何が起こるのか?

ほとんどの人は「管理職は必要ですか?」と聞かれると、「必要だ」と答えると思います。

この回答の背景には、管理職がいないと...

「問題が起こった時に、責任は誰がとるのか?」
「誰が指示を出すのか?」
「他部門との調整は誰がするのか?」
「怠ける社員が出るのではないか?」

などの問題が起きるのではないかという予想があると思います。

話題のChatGPTで「管理職がいないことで発生する問題は?」と尋ねてみると、下記の回答がきました。


—-下記はChatGPTの回答(不自然な表現は福留が修正)—

管理職がいない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

1.業務の調整が不十分になる:

管理職は、チームメンバー間で業務を調整し、必要に応じて優先順位を決定することができます。管理職がいない場合、チームメンバーが自己判断で業務を処理することになり、予期せぬ優先度の逆転や競合が発生し、業務の調整が不十分になることがあります。

2.コミュニケーションの不足:

管理職は、チームメンバー間のコミュニケーションを促進し、プロジェクトの進捗状況や問題点について相談することができます。管理職がいない場合、コミュニケーションが不足し、メンバー同士の情報共有が不十分になる可能性があります。

3.チームメンバーの指導不足:

管理職は、チームメンバーの指導やアドバイス提供によって、彼らのスキルや知識を向上させることができます。管理職がいない場合、チームメンバーが十分な指導を受けられなくなり、能力や成果に影響を与える可能性があります。

4.決定が遅れる:

管理職は、プロジェクトやチームの決定を迅速に行うことができます。しかし、管理職がいない場合、決定が遅れる可能性があり、プロジェクトの進捗に影響を与えることがあります。

5.チームモラルの低下:

管理職は、チームメンバーのモチベーションを高め、プロジェクトに対する熱意を維持することができます。管理職がいない場合、チームモラルが低下する可能性があり、メンバーのパフォーマンスに影響を与えることがあります。

以上のような理由から、管理職はチームやプロジェクトの成功に不可欠な役割を果たしています。

—回答はここまで—


多くの人が納得するような回答だと思います。

しかし、この回答に対して私が持つ、2つの意見について共有できればと思います。

1つ目は「管理職に多くを求めすぎている」ということと、2つ目は「外部からの刺激がなければ人は怠けるという人間観に基づいている」ということです。

私の意見が正解だとは思っていませんが、次回から1つずつ詳しく述べたいと思います。

生きがいラボブログ「管理職がいないことで発生する問題」

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