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チーム方針を立案したい ~参考図書:中小企業のための人事評の教科書~

期首に1年間の計画を立案し、チームメンバーに落とし込み、各メンバーの目標を立てて、定期的に振り返る…というのはビジネス上当たり前のことで…すよね、はいそうですね。
私はこの一連の流れがどうも苦手。特に計画立案が苦手。

そんな苦手なことに目を向けないといけない季節がやってきた。

今回の参考図書はこちら
「人事評価」とタイトルしているが、目標設定について枠組みから丁寧に説明がされている。私みたいなマネジメント初心者にとって理解しやすい一冊。

今回は第3章の『「目標設定→目標達成ツール」としての活用ポイント』から要約。


期首の目標を立てる3つのポイント

マネジメントとして期首の目標をたてる3つのポイントを上げたい。当たり前すぎるポイントかもしれないが、ここがぶれると死ぬ。初心者の私はまずこの3点を押さえておきたい。
難しいことはこれからだ、来年がんばれ。

  1. 経営方針から目標を立てろ

  2. 当たり前なコトを目標にするな

  3. 目標は取捨選択

もう少しかみ砕く

1.経営方針から目標を立てろ

当たり前すぎるけど、チームや現場ばかりを見ていると吹っ飛びやすいポイント。現場に目立った課題があったとしても、経営方針に沿っていない課題であれば優先順位は下がる。鷹の目(経営方針)と蟻の目(現場)を両方使って方針を考える必要がある。

ちなみに、私の場合は自社よりグループ親会社の経営方針に注目している。なぜなら、グループ親会社の影響が強いうえに、代表のリーダーシップにチームメンバーが惹かれているから。

2.当たり前なコトを目標にするな

顧客満足度向上、コスト意識を持つ、人材育成、品質向上、効率化、チームワーク、コミュニケーションの向上…など当たり前すぎることを、目標に掲げてはいけない。なぜなら、当たり前だから。

顧客に満足してもらうサービスを、コスト意識をもって提供する。そのためには人材育成は避けて通れない。コスト削減するためには効率化を。そのためにはコミュニケーションを円滑にし良いチームワークを…なんて、あ・た・り・ま・え・ダーーー!どれも欠かすことができないことは、目標にしても誰にも刺さらない。

3.目標は取捨選択

ヒト・モノ・カネ、リソースは有限だからこそ、掲げる目標は取捨選択したものでなくてはいけない。目標を掲げるということは、イコール優先順位をつけること。優先順位を「低く」設定するものを決めること。

  • (●●商品より優先して)▲▲商品の販売を強化する

  • (スキルアップ教育よりも、売り上げアップよりも)業務効率化を進める

つまり、何かを取るのであれば、何かを捨てなきゃいけない。何かを捨てる覚悟がないと目標なんて掲げられませんよ、ということだ。

この考え方はにはハッとさせられた。というのも、私がたてるチーム目標というのは、いつも「ふんわり」感がぬぐえなかった。課題を目標にしているだけなのに、なぜ??の答えが、取捨選択していなかったということだろう。

リーダーとマネジメントの違いは、実行力

最後に、このブログは10年前の留雄に向けて書いているので、何もしらない私に向けて、リーダーとマネジメントの違いを語らざるをえない。私は正直つい最近までこの二つの違いがよくわからなかった。

リーダーとは、目標を掲げる人。
マネジメントとは、目標を実現するために行動する人。

「月まで行くぞ!」と目標を掲げるのがリーダー。
掲げた目標に共感してチームが集まる。
設計から、部材や人材の調達、工程を管理するのが、マネジメント。

私の架空の上司、タカ社長のこの動画がわかりやすい。10年前の私よ、この動画を黙って100回見ろ。


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