子どもとの素敵な距離感
今日は、保育所等訪問へ小学校へ出かけてきました。
毎回ですが、基本幼児期専門にしているので学童期の子どもたちを見ることと、それに対して学童期専門の学校教員の方へのフィードバックは緊張をします。
そんな中、障害のある子どもに交流級でほぼ一対一でついている支援級の先生の対応が素晴らしかったので、書きたいと思います。
その先生のどのような対応が素晴らしかったというと、ズバリ子どもとの距離感です。
この距離感というのはとても難しい。
近すぎると、過剰に意識をさせてしまったり、興奮させてしまったり・・・
遠すぎると、目的への意識することが難しかったり、コントロールが難しかったりします。
この辺は結果、その子どもとの信頼関係である。
私たち大人が、どこまでその子どもを信じることが出来るのかという距離感でもある。
だって、心配な子どもには手をつない放すことが出来ないでしょ?
遠くで見守れるってことは、安心しているってことでしょ?
ということは、その子どもがその場面においてどんな行動をするのかある程度予測が出来ないと、適切な距離感を出すことはできない。
そんな難し距離感ですが、その先生は凄かった。
障害を持った子どもが、ふらふらって10メートルぐらいその場から離れても何も注意をしない。
チラチラとは見ているが、睨みを利かしているわけでもない。
そんな状況だが、その障害を持った子どもはちゃんと周りの集団のタイミングを見計らって、ふらふらって戻ってくる。
そんな、ふらふらって帰ってきた子どもに先生は頭をなでて「お帰り」って認めている。
スゴイ!本当に凄い!!
生活と呼ばれる保育園や幼児期の対応であればまだ理解できるが、小学校の授業でこの距離感を成立させているのが凄い。
学校は、幼児期よりも意味集団ルールを重んじます。
はみ出てはいけないって教えをする場所です。
(いいとか悪いとかではなく、社会性という意味で必要ってこと)
それなのに、そのふらふらって離れる行動をマイナスと捉えるのではなく、その子どもにとって必要と捉える。
そして、「きっと自分で帰ってくるよね。先生待っているよ」とまさしく、信頼関係が成立している。
こんな素敵な距離感が成立していることでどんなことが起きているかというと。
無駄なもめ事が減る
集中すべきことに気持ちを向けることが出来る
学校生活が楽しめる
させられているではなく、障害を持ちながらも自分で学校生活を行えている
もう、全部素敵💕💕💕
皆さんは子どもとの距離感どうですか?
近すぎて、管理になっていませんか?
遠すぎて、つながるべき糸が切れていませんか?
互いの信頼関係を培うことが出来ていますか?
結果、子どものことをちゃんと理解することが出来ていますか?って事なのかもしれません。
自分で書きながら、反省反省😭
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