就学に悩める保護者の皆様へ
児童発達支援に通ってある年長保護者は、今の時期は就学問題で持ち切りである。
子どもの知的理解や肢体不自由、情緒の度合いなどなどで、正直なところ選択の幅が少ない状況の方もいるかもしれないが、それでも将来のことを考えると、悩まないはずがない”就学問題”について触れたいと思う。
ひと昔前まで就学相談会の時期は10月の運動会明けっていうのが定番で、保護者も支援者も運動会が終わったら就学に向けて考えていた。
しかし、いろいろな事情があるのだろう地域によって違うと思うが私の地域はもう就学相談会は終わっているところもある。
まだ、最後の一年が始まって三か月しかたっていないのに・・・
運動会明けに子どもたちの力は伸びるのに・・・
と、早い判断を迫られるので卒園する時の姿をイメージしながら考える難しさが更に判断の難しさを上げている。
まぁ、愚痴を言ってもしょうがない。
で、どう考えるのか?
大切なのは”情報”である。
普通小学校の通常級が選択肢であるならば、学校の考え方や生徒数、それからスクールカウンセラーのことも知っておいた方が良い。
以後、サポートが必要になるかもしれないので、情緒学級や支援級などの情報も大切。
支援級に行くならば、上記の情報プラス、昼休みや学校周りの安全性そして、チェックできるならば担任の考え方も大きい。(入学時は分からないが)
支援学校の場合は、規模の大きさと自立活動などのカリキュラムと学校の方針も詳しく聞いた方が良い。それから、バスのルートや時間帯も生活リズムに大きく関わるので知っておいた方が良い。
近隣の通常の小学校との交流もしているところもあるので、健常児との触れ合いも考えている人は聞いてみるといい。
それから、子どもが重度でも支援級は見学をしてようがよい。
比較はとても大切である。
比較するととで、その学校のメリットとデメリットが明確になってくる。
同じ学校形態で複数選択できるのであれば、複数いった方が良い。
以上の情報を得たうえで、家族みんなで想像してほしい。
自分の子どもが通っている姿を。
保護者はできれば通常級に行って欲しいと願う人が少なくありません。
なので、行けるもんならばせめて支援級と考えがちです。
勿論、安心して通えるから支援学校と最初から決めている保護者もいるのは確かです。
しかし、できるだけ普通の場所へ行かせたいと思うのが親心ですね。
では、普通ってなんでしょうか?
お友達とわいわい楽しむこと?
ランドセルと背負って、お友達と一緒に通学すること?
これは、親というあなたの普通ですよね。
先ほども述べましが、想像してください。
どの場所へ行くと一番笑顔が想像できますか?
辛い時があっても、親以外で支えに出来るものがあり乗り越えることが出来るイメージが出来ますか?
そして、自分で自分の人生を選択できる人間になるための準備がそこで出来ますか?
今書いた内容は、子ども軸ですべて書いていますので保護者の願いが含まれていません。
なので、子ども軸でイメージをしたと次は、保護者の軸で考えてみてください。
どんな子どもになって欲しいですか?
小学生という時期にどんな経験をして欲しいですが?
デメリットの部分をサポートできる自信はありますか?
保護者にとっては、就学の選択も子育てとしての選択になります。
納得のいく選択をして欲しいと思います。
そうでないと、後悔してしまいます。
後悔は、あの時〇〇していたら・・・と
言い訳に使ってちゃいますので、思いっきり悩んで決めてください。
就学相談会は毎年受けることが出来ますので、保護者の思い優先で就学先を決めたのであれば、子どもからその選択の意味を教えてもらってください。そして、必要であれば再度選択をしてください。
子どもが壊れっちゃったら取り返しがつきません。
自分の子ども=一人の人間として、小学校の時に十分自己拡大をして中学生で見聞を広め、高校生では子どもを脱却する。
このプロセルこそが大切である。
少しでも視点という意味で参考にしてもらえればと思う。
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