【SS】おしまい
おしまいだった。
突然、なんの前触れもなく
終わってしまった。
「なんだなんだ?」
「いったい、どうなってんの?」
皆の混乱と動揺が伝わってくる。
それはそうであろう。
無理もない。
「この先は?」
「続きがあるはずだ」
ところが、先もなければ続きもないのだった。
完璧におしまいだった。
「冗談じゃない!」
「ふざけるな!」
いくら罵声を浴びせようとも
ないものは仕方ない。
「しかし・・・・」
「あっ、待っ・・・・」
ついに、声まで途切れてしまった。
そういうふうにして世界は
End
It was an end.
Suddenly, it ended without any foreword.
"What is it?"
"What happened?"
The confusion and upset of everyone is transmitted.
That would be so.
No wonder.
"After this?"
"There should be a continuation of this."
However, there was no after this,
there was no continuation of this.
It was a perfect end.
"Not kidding!"
"Do not be silly!"
No matter how much everyone gets a moan,
there is no way it can be.
"However..."
"Oh, wait..."
At last, everyone's voice was cut off.
That is how the world is
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