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トライ&エラーから生まれるリーダーシップ

おはようございます。
先日、夕方にふと立ち寄った鮮魚店で、お造りが半額セールされていたので、380円(→190円)のパックを3種類選んで店のおじさんに渡すと、「こういう時は、こっちの造りを選ばんと!」と横に置いてあった780円(→390円)の方を勧められました。「たしかに。僕は何て小さい男なんだ」と思い知らされ、高級なお造り2種類に替えてもらいました。大きい男になります。

さて、前回は「組織として持っておきたい理念のあり方」というテーマについてお話ししました。(前回の記事もぜひ読んでみてください)
https://note.com/tomboya12/n/ne992b51ac775

今日は、「組織で働くために身につけておくべき姿勢」についてお話ししたいと思います。何個か前の記事でも似た内容を話しましたが、今日はまた別の視点から考察しています。

前回の記事でご紹介したAmazonでは、『リーダシップ・プリンシプル』という社員全員の行動規範が存在します。

この行動規範は14個の項目から成り、具体的な示唆が示されています。

ここで一つひとつご紹介したいのですが、文字数が多くなってしまうので、要点をピックアップしてお伝えしたいと思います。

〜「それは自分の仕事ではない」は禁句〜

まずはその名の通り、チームメンバーの誰もが、リーダーであるか否かなどの立場に縛られず、それぞれが責任感と自覚をもって働くことが必要となります。

変化の激しい現代では、様々なことが目まぐるしくスピーディーに動いています。そのような時代に、上司からのトップダウンや判断をいつまでも待っていたら、周りに置いてかれて成功者にはなれないよねって話です。

Amazonのような成功している企業には、必ずシンプルな理念があります。社員はその理念を達成できるよう、「自分に何を求められているか」を察知し、チャンスがあれば適切な行動を起こせるような瞬発力が求められます。

このような組織において一番ダメで信頼を失ってしまうのは、「それは自分の仕事ではない」と言ってその仕事から逃げでしまう行為です。

どの職場でもよく聞く言葉かと思います。しかし、このように役職や職能で仕事を選ぶのは所詮三流だということです。(#厳しいけど結構大切なことかも)

要するに、新たなイノベーションやプロジェクトを構想する際には、部署や職能を超えた連携や判断が必要となるので、「社員全員がリーダーである」という姿勢を徹底しようね、ってことです。

〜トライ&エラーが許容される社会へ〜

組織に属する一人ひとりがリーダシップを持ち、スピードを重視して多くのことを判断していくために大切なことがあります。

それは、たくさんの経験です。

正しい判断を下すためには、「経験に裏打ちされた直感」が必要となります。具体的には、経験に基づいてチャンスやリスクを検証すること、です。

この「経験に裏打ちされた直感」を得るためにはトライすることが何よりも重要になってきます。トライしないことには豊かな経験は得られません。(#当たり前だけど)

ここで評価を下げてしまう人というのは、失敗やリスクを恐れるあまり二の足を踏んでしまい、仕事をストップしてしまう人です。

先ほども言いましたが、変化の多い時代で積極的にチャレンジできない人は、完全にアウトです。

たとえ失敗したとしても、その原因究明や次のステップに移行するための方策を示す、もしくは元に戻れるように2ウェイ、つまり一方通行ではなく、戻り方も考えておけば、トライ&エラーは許容されるということを覚えておいたほうがいいと思います。

〜学校現場に置き換えてみると〜

コロナの影響で学校現場でも予定や計画が二転三転することが本当に多かったです。

これまでの当たり前だった行事やスケジュールを変更するときに大切だと思ったのが、『理念』です。

学校教育における『理念』が何か考えたとき、僕は「子どもたちが楽しく安全に過ごせる場所づくり」を考えることだと改めて感じました。

コロナでバタバタして様々なことが二転三転する中、その変更が何のためなのか迷走してしまう場面がよく見られたように思います。(例えば「教員のため」「管理職の保身?のため)

こんな時だからこそ、「子どもたちが楽しく安全に過ごせる場所づくりが大切」だというシンプルな理念が重要になるのだと強く感じたのです。

また、二転三転する予定や計画がトップダウンでおりてくるのを今か今かと待ち、いくつかの対応が遅れてしまったのは否めません。(学習教材の支援、オンライン授業など)

トップダウンでおりてくるのを待つのではなく、一人ひとりがリーダーとしての自覚を持ち、教育の理念に基づき「今何が必要なのか」を自分たちで考えていかなければならないと、これまた強く感じました。

管理職の判断が遅いのであれば、自分たちが具体的な方策を示し、提案するということも一つの手だと思います。

そして、このような判断を正しく下すためには、日頃からの「トライ&エラーを通して得られる経験」が欠かせないということにつながるのだと思いました。

とまあ、自分の仕事につなげて話をしてしまいましたが、今日の話はつまり、一人ひとりがリーダーであるという思考から責任感が生まれる。そのためには、知識や経験が必要になるから、みんなどんどんトライ&エラーしようね、っていうお話しでした。

これはどの組織でも必要で、役に立つ姿勢だと本当に思います。






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