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10ホールズハーモニカサミット【高円寺】

2021年11月6日、杉並区は高円寺の『Studio K』にて『10ホールズハーモニカサミット』なるビッグなイベントが開催されました。

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『ブルースハーモニカ』の愛称で人気の10ホールハーモニカ、たった10穴の小さなこの楽器は、その姿形からは想像できない表現力を秘めています。
ブルースはもちろん、ロックやポップス、ジャズだろうとクラシックだろうとやって出来ないことはありません。

そういう意味で『ブルースハーモニカ』と定着している呼称、やはり『10ホールハーモニカ』として、限定したイメージから解放したいという思いもあります。

さて、今回のイベントはそうそうたる10穴使いが、アマチュアから伝説のプロプレイヤーまで一堂に会し、まさにサミットと呼ぶにふさわしい熱狂の3時間を繰り広げました。

若手プレイヤーや飛び入りセッションのプレイはもちろん、ファッションも個性的で、10ホールハーモニカで何が表現できるのかを先入観なく挑戦しているようでした。
チック・コリアの『スペイン』をギターとのデュオで披露したKOHさんや、『弾き吹き』を広めたい、とギターで伴奏をしながらハーモニカでメロディを吹いていたGenさんがインパクトがありました。

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そして印象に残った言葉もいくつかありました。

KOTEZさんは、コロナ禍もあってステージで演奏する機会が減ってしまった人は感覚を取り戻すまでに時間がかかる、だから積極的にプレイするのも観るのも参加して欲しい、と言っておりました。

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いわゆるブランクが空いてしまうと、感覚もそうですが気持ちが途切れてしまうことが大きいように思います。
練習するにも目標を見失ってしまうと熱が入りませんからね。
コロナ対策は重視しつつも、出来ることを継続していく、その中に演奏の場を作り、関わっていくことがプレイヤーにとって大切なことなのだと感じました。

また、八木のぶおさんが「今日はハーモニカ1本だけ持って参加できることが夢でした」と言って、こんな気軽に参加できるイベントは嬉しいとニコニコしておりました。
いつもは機材を一式持ってくるところをハーモニカ1本ですから、それこそポケットに入れて移動できる手軽さです。
これは本当にハーモニカのいいところですね。

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ライブハウスや飲食店などではオープンマイクを定期的に開催しているところもありますが、今後はもっと発表の場が増えていくことを期待したいですね。
私たちメーカーも、ハーモニカの魅力を知っている方だけでなく、まだ触れていない多くの方に、この楽しさを伝えていきたいと思っています。

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10ホールズハーモニカサミット at Studio K 2021.11.6

●出演者:清野美土、千賀太郎、長沼龍英、KOH
●登壇者:松田幸一、八木のぶお、石川二三夫、西村ヒロ、KOTEZ、大野木一彦、田中光栄、イマディィ宏
●サポートバンド:小出斉 G.、Spider Tetsu G.、江口弘史 B.、小野アイカ Dr, etc. 他、
●セッション参加者多数 司会:鈴木 保


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文章:Web担当 はらよし

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