見出し画像

僕がパーソナルやダイエット指導で1番嫌いなこと、やりたくないことvol.431

どうもTOMです。


先日、ご新規の方とのカウンセリングで驚きだったことがあります。

以前、別のジムでダイエット指導を受けた際に


トレーナーから「1000カロリー以下にしないと体重は落ちない」
と、指導を受け

よくよく話を聞いてみると
その方はボディコンテスト、大会を目指されていたとのことです、


もちろん本人がやりたいことに関して
否定するつもりはありませんし、


ただ、心身ともに健康から遠ざかっていく事

ここだけはトレーナーとしても
やはり避けたいと思うわけであります。


最近、
ボディビル界隈で
ドーピングという言葉が話題としてよく耳にするようになりました。


よく耳にするようになったと言うよりは
YouTubeや
X、TikTok、インスタなど

とにかく、情報発信の量が増え
ちょっとしたことが外部に広まったり
すぐに認知されてしまう

これは今の時代の良い部分でもあり
悪い部分でもあると思っているのですが、


こういったドーピング
いわゆるステロイド、筋肉増強剤を
使うことによって、

より大会で、よりステージで仕上がった体を審査する。

ただ、
ドーピング、つまりステロイドを使っている人とそうでない人が、同じ土俵に立っていたら

それは、果たして競技になるのか?


あえて、言葉を選ばずに言うと
僕自身、スポーツ経験が長かったため

ドーピングをして、勝つことへの
感覚が全く理解できないのです。

それはスポーツではないと思ってしまうのは僕だけでしょうか?


ちなみに、ステロイドなどを使っている人のことを
筋トレ界隈な間ではユーザーと言ったりするそうです。


話が脱線しましたが

1000カロリー下にしないと、
体重が落ちないと言ったトレーナーと、
そしてその大会を目指す方は、


・摂食障害
・生理不順
・リバウンド
・鬱
・甲状腺機能の低下


最低限、
この辺のリスクは考えているのでしょうか?


僕がここまで書くということは

もちろん、こういった指導は、
絶対にしないということなのですが、、、

(たとえそれがコンテストであったとしても)


さて、1000キロカロリー以下の食事とは


おおよそほとんどの方に当てはまる
基礎代謝以下です。


ちなみに、幼児で年長さんくらいだと
日本の食事摂取基準によると

1300キロカロリーです。

僕の甥っ子でも
最低これぐらいの量は食べてます。



これ伝わってますかね??


僕も過去4回
大会に出た経験があるため
減量の辛さもうまくいかないことの難しさも

経験はしていますが、


大会当日と言うのは

男女ともに行いますので


女性の方たちの仕上がった体は
もちろんそれは素敵なのですが


それと同時に尊敬することがあります。


それは、ハードな減量や過酷なところもあっただろうと思う中で、

今日のステージがあるんだなと思ったりもします。


もちろんどんな減量したかは、
一緒にトレーニングをしてるわけでも、
トレーナーとクライアントといった関係でもないので分かりませんが、


人によっては
1000キロカロリーの食事とハードなトレーニングを行ったとしても、


一時的に代謝は下がったとしても
元に戻すまでの経験値や体質があったり


根本的にそれに耐えうる体の強さがあればの話ですが、


逆に、

落ちた代謝を回復させる事が体にとっても負担であったり、何より時間がかかってしまいます。


私は、過去にパーソナルのクライアント様で

過度なダイエットにより
生理不順になり、

かなりの時間
不妊治療に通われている人のトレーニングをサポートする機会がありました。

(というより、その方は
ネットで調べた情報等で、トレーニングやダイエットをしていて私と出会ったときにはすでに、代謝が低下していたり、甲状腺ホルモンなどに影響があったようです)


2022年ボディーコンテストに出てから
昨年はお店の経営が忙しく大会に出るような状況ではなかったのですが、


だからこそ

大会から少し離れて客観的に見ていると


大会の減量も
とにかく絞る、体重を落とす、極端な低カロリー

こういったところが評価される大会や部門も増えたなとも思ったりもします。


もちろん、大会の説明や、コンセプトには、
過度な減量はNG
健康的な体を重視

そういったように明記しているのも把握しています。


ただ、今回のように
1000キロカロリー以下の食事でないと
体重は落ちないと
指導を受けたとなると


なんだかな〜と思ってしまうわけであります。



特に、甲状腺ホルモンに関しては

新陳代謝等
代謝に大きく関係するホルモンなので


極端なダイエットや
カロリー制限
などによって

低下することも
多くの科学的根拠として報告があるのは言うまでもないかと思います。


また、こういった甲状腺に関係する疾患は

生理不順の異常
不妊、流産など


将来、出産を考えてる女性の方などは

リスクとして考えていただきたい部分かと思います。


もちろん、どんなダイエットするかも
どんな体作りをするかも、個人の自由です。


ただ、
そこには、リスクがあったり
健康を害する場合もありますので


今回は
ボディーコンテストなど
認知が高まっているからこそ、


トレーナー目線でふと
疑問に思うことがあったりしますので


今日は、このもやっとした部分をテーマにまとめていきました。

改めて
自分の考える、ボディーメイクや、
ダイエット、

見つめ直す機会になれば幸いです。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。



ぜひ1つの参考にしてみてください。


では😊



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?