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タンカーのお話 晩秋編 その2 チャート2022/11/19
こんばんは。とまとです。タンカー各社のチャートを振り返りたいと思います。会社名は面倒なので、tickerのみ。
前回説明しましたが、タンカー会社は大きく分けると、原油タンカーのみの会社、プロダクトタンカーのみの会社、原油タンカー・プロダクトタンカー両方を持っている会社に分かれます。データは古いですが、大雑把には下記の過去記事で把握してください。
そこをみながら、チャートを観察してみましょう。
STNG プロダクトタンカー
日足チャート
ところどころで調整があるもののお起きは右肩上がりのチャートとなっています。直近調整が入ったところから木曜・金曜と上がったところが現在地です。
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週足チャート
今年1月から上がり続けているチャートとなっています。すでに4倍を超えています。これはプロダクトタンカーの運賃は原油タンカーと違って、1月から上がり続けていたことに起因しています。運賃が上がると強い。
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月足チャート
また違った光景が見えます。2010年代をみるとまだまだ株価水準は高いとはいえず、2013年の高値から半分戻しも実現していないレベルです。
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TRMD プロダクトタンカー
日足チャート
7月から8月半ばで上昇し、10月に急激に上昇し、月末に調整して、また上がろうとしているのが金曜日の状況です。
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週足チャート
こちらもプロダクトタンカーの運賃上昇にのり、少し遅れて3月くらいから上昇を初めています。すでに3倍以上の株価になっています。特徴的なのは2020年に他のタンカー銘柄は株価が高騰するのですが、TRMDは2020/4/21の1日を除けばそれがないことです。ADRであることが関係しているのかもしれません。
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月足チャート
あまり過去に高騰な時期がなく、先程述べた2020/4/21の高騰を除けばほぼチャートに手がかりはありません。
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ASC プロダクトタンカー(ケミカルタンカーもあり)
日足チャート
大きくは時々調整をしながらも右肩上がりのチャートです。特に8月以降は伸び悩んでいましたが、10月に覚醒し、大幅上昇をしています。10月下旬から11月は停滞したものの、金曜日に大幅に伸びて終了しています。
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週足チャート
1月から伸び続けています。こちらはプロダクトタンカーの運賃は1月から伸びている述べましたが、それを反映しています。すでに5倍近い水準になっています。年初来ではこの銘柄がタンカーナンバー1上昇銘柄でしょう。
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月足チャート
2013年上場のようで、最高値がみえてきました。去年まで右肩下がりでしたが、その下げを今年1年で取り返したかたちとなっています。
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TNK 原油タンカーとプロダクトタンカーの両方
日足チャート
5月に高騰するも6月に大きく調整し、そこからは右肩上がりのチャートをしています。直近も10月下旬に調整するも、木曜、金曜で取り戻し、高値を狙う展開となっています。
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週足チャート
この銘柄は2月ぐらいから初動で上昇してきている。すでにこちらも3倍を超えている。プロダクトタンカーも持っており、Aframaxなど小型の原油タンカーが多いことも影響しているか。
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月足チャート
違う景色が広がる。かつに比べると2017年の高値から半値戻しぐらいか。
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TNP 原油タンカー・プロダクトタンカー両方
日足チャート
6月7月に停滞するも、そこから大きく伸びていることが特徴である。その後9月にピークをつけ、大幅に調整、その後も上昇と調整を続けて、高値を抜ける手前で金曜日に終了している状況である。
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週足チャート
3月に初動であがりはじめ、5月に調整し、その後は7月から大幅上昇の流れで、ロシア関連の原油タンカーの運賃高騰の動きに大きく動かされているイメージである。2019年待つの高値はまだ抜けていない状況である。年初から2倍以上の上昇で、特に7月からの上昇が高い。
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月足チャート
月足レベルではまったく動いていないに等しい位置である。ただし、この下部は結構増資をしてきたので、単純に過去から戻りが悪いという読み方はしなく、増資分もよく考慮に入れた方がよいかもしれない。(他の会社も同様だが)
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INSW 原油タンカー・プロダクトタンカー両方
日足チャート
こちらも6月に調整した後、200日移動平均線をサポートし、そこからひたすら右肩上がりのチャートである。他に比べて、途中の調整があまり不覚なく、安定してあがってきたいることがわかる。
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週足チャート
こちらは1月から上がり続けている。原油タンカーよりもプロダクトタンカーの方が数が多く、プロダクトタンカーの動きに近い。6月の調整の後、急上昇が目立つ。すでに3倍以上となっている。
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月足チャート
2016年の上場以来、年初来高値を更新中。参考になる水準は何もない。
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FRO 原油タンカー・プロダクトタンカー
EURN 原油タンカー
FROとEURNと経営統合を決めており、株価の動きはお互い連動している。
FRO 日足チャート
6月に調整し、7月から上昇するも9月に調整し、また上昇しているという典型的な原油タンカーの動きである。木曜に高値を更新している。
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EURN 日足チャート
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FRO 週足チャート
1月から上昇し、幾度の調整をへながら、2000年の高値を更新している。年初から2倍以上。
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EURN 週足チャート
2月から上昇を続けている。すでに2019年末の高値を大きく更新している。
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FRO 月足チャート
このレベルだと動いていないに等しい。
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EURN 月足チャート
2015年の高値も更新中。参考になる水準はなし。
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DHT 原油タンカー(VLCCタンカーのみ)
日足チャート
7月まではずっと横横してきて、7月から大きく上昇し、9月に調整、その後11月に高値を更新して、10日移動平均線を下値に上昇中。金曜も高値更新。
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週足チャート
こちらの特徴は年前半全然だめだったことにある。これはVLCCしか持っておらず、VLCCの運賃はロシア関連の恩恵を受けなかったため、全然だめだったからである。7月以降それが上昇に転じて、そこから上がっている。年初で2倍ちょっとで出遅れ感があるが、2019年末の高値は超えてきている。
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月足チャート
2011年より前に比べると動いていないに等しい。
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NAT 原油タンカー(Suezmaxのみ)
日足チャート
4月の某インフレンサーの推奨により、いきなり高騰し高値をつけるも、タンカー調整局面で上ヒゲで終了。その後5月に浮上しようとするも、某インフルエンサーがタンカー売ってと言って暴落。その後低迷するも、7月に原油タンカー運賃上昇とともに回復をし始めて、9月に高値を更新。9月後半に調整するも、10月に復活し、再び高値を更新し、金曜は上ヒゲだが、終値ベースで高値をキープしている。日々のボラティリティは高い。
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週足チャート
2/24のロシア関連から急騰と調整を繰り返している状況で、まだ、2021年の5月の水準である。この間、ATM(増資した株を場中で売り捌く)での増資を行っているので、株価を見る場合は増資も考慮して、過去の株価と比較することが重要である。
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月足チャート
2000年代はおろか、2015年の高値もはるか上。
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