羽布ダム(愛知県 豊田市)でダム際ワーキングしたら思った以上に快適だった話
2023年8月某日。台風7号が近畿地方を横断した翌朝のことだった。
▼そうだ。ダムに行こう。
こう思いついた僕は、いつもはスポーツジムの着替えやプロテインを入れるスポーツバックにMacと本を数冊詰め込んで車に乗り込んだ。行先はもう決まっていた。台風一過でジメジメした朝、湿度は78%だった。
▼いざ、羽布ダムへ
行先は羽布ダムだ。豊田市の中心地から東に約20km。矢作川支流の巴川の上流にある巨大なコンクリートダムである。ダムでせき止められた湖は、三河湖と言い、夏には花火大会なども行われる山間の落ち着いた観光地である。
自宅を出たのは朝10時。GoogleMap君の予測では渋滞や事故がなければ1時間10分ほどで羽布ダムに到着する予定だ。世間はお盆休みが終わり、今日から仕事と言う方が多いのか、高速道路に渋滞はなかった。東名高速の日進ジャンクションから猿投グリーンロードを経由して足助、香嵐渓方面に車を走らせる。
国道513号線から県道420号線に分岐してからは、緑に囲まれた山道をグイグイ上っていく感じ。今日は曇りかかっており、湿度も高め。もう少し天気が良ければ車の窓を開けて気持ち良い風を受けてのドライブだったのだが。
▼到着
12時少し前に羽布ダムのほとりにある三河湖観光センター前の駐車場に到着。今日は木曜日なので残念ながら休館日。ちなみに貯水池である三河湖は「ダム湖百選」にも選ばれている。
▼羽布ダムを天端から望む
早速ダムの上(天端と言うそうです)から景色を見渡すことにした。高さ65m、幅400m。愛知県最大級のダムからの眺めは絶景だ。
▼スプラッシュなんとかを彷彿
ダムの天端からの写真を見ると、水が激しく放流されているのが見える。これを間近で見ない訳にはいかない。という事で三河湖観光センター前の駐車場を後にして来た道を数百メートル程戻った。そこには「香恋の館」があり駐車場に車を止め、ダム方面に数分歩くと、放水を正面から拝むことができるのだ。前日までの台風の影響か、水しぶきが激しく舞い上がる程放水されていた。迫力満点。
▼ランチは、ダムカレー!
そうこうしているうちに1時を過ぎた。いつになったらダム際ワーキングが始まるのかと少し心配になってきたが、まず腹ごしらえをしないと。と言う事で「香恋の館(かれんのやかた)」さんに突入です。
香恋の館さんをはじめとして、三河湖周辺の飲食店がメニュー化している「ダムカレー」を食さないと。ダム際だけに。
羽布ダムの景色をモチーフにしたダムカレー。そのビジュアルめ素晴らしいが、味も満点💯なのだ。お世辞抜きで美味しい。地元の食材をこれでもか!と言うくらいふんだんに使い、一切の手抜きがない。是非味わって欲しい。
▼ダム際ワーキング開始
お腹も一杯になったし、おいしいコーヒーも飲んだし、自然の風を感じて頭もリフレッシュできたし。そろそろワーキングします。ここに持ってきた本は2冊。何をするかはどちらの本を手に取るかによって決まるが、今回は、「バリューサイクル・マネジメント」を手に取った。これにより本日のダム際ワーキングのアウトプットは「上期振り返りと下期に向けての準備」に決まった。
バリューサイクル・マネジメント (著 沢渡 あまね)
師匠はつらいよ(著 杉本 昌隆)
▼ダム際で考えたこと
「上期振り返りと下期に向けての準備」という結構重たそうな内容だが、アウトプットはシンプル。お盆休み明けに半期の振り返り面談の準備。今回は「バリューサイクル・マネジメント」の「成長実感」の部分を面談の中に取り入れみよう、と言う新たな取り組みを考えている。
▼メンバーの成長を言語化する
ウチの会社は人事評価制度があり、面談や評価項目などが決められている。がしかし、それだけを淡々とやってしまって良いのだろうか?本書では、組織のコアサイクルを回すためには成果以外の成長や貢献と言った要素を言語化してメンバーの成長や働く意欲を高める取り組みが必要だと言及している。当初計画になかった新規プロジェクトを立ち上げた事、部門から感謝された仕事、実は自分で密かに努力した事、、、そういう評価点数には現れない成長(過去と現在の差分)をマネージャーがどれくらい見ているかって結構大事なことなのではないかと思った。
3時を過ぎテラス席に日差しが強くなってきた。さらにスマホのバッテリーが減ってきたので、室内に移動。スタッフの方にお願いしたところ、電源タップをお借りできた。ダム際や屋外ではバッテリー激減問題が頻繁に起こるので、こういった対応は非常にありがたい。
▼あとがき
時計を見るともう4時半。そろそろ帰路につく事にした。夏休みの休日に突発的に思いついたダム際ワーキング(プライベート:ワーキングが、7:3くらい)だったが、普段会社でやれない事や自由な発想でゼロからアウトプットを構築するような場面では有効な働き方だと思うし、個人的にはこういった働き方をどんどん広めていきたいと思う。さて次はどこに行こうかなあ。 (2023.8.17 羽布ダムにて)
※ダム際ワーキングの創始者 沢渡あまねさんの「ダム際」関連リンク
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