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元大手塾講師が解説する!中学受験をするなら、入塾前に知っておきたい5つのこと・前編

中学受験をするなら、入塾前に知っておきたい5つのこと。今回は前編として、「中学受験における偏差値の受け取り方」「塾の宿題の重要性とスケジュールの立て方」について解説します。母校である偏差値75の高校の入試問題より、偏差値60の中学の入試問題のほうがよほど難しいということ。そしてそれらは、京都大学の入試スタイルに似ているということ。これらの事実を知って、中学受験を通して不幸になる親子が1人でも減りますように。高校受験とは全く異なる世界だということが、痛烈に伝わりますように…!

こんにちは。
ブログ「まいにちきろくノート」を運営する「とまと」と申します。

私は産前まで、全国展開している大手の塾で中学受験理科の講師をしていました。

結婚前は他の塾に勤めていましたので、2つの塾を経験しています。

全国トップ10に入る中学を受験する生徒さんから、基礎クラスの生徒さんまで、たくさんの子どもたちを見てきました。


このnoteでは、ブログの読者さんからいただいたご質問・ご要望をもとに、幼児~小学校低学年向けの中学受験情報をまとめています。

今回は「中学受験とはどういうものなのか、ざっくりイメージできるような記事がほしい」というご要望にお応えして、中学受験を検討中の保護者さん向けに、入塾前に知っておいていただきたいことをまとめました。

この記事を読めば、いくらかの心構えが出来るようになっていますので、よかったら参考にしてくださいね。


中学受験塾に入る前に知っておきたいこと5つ・前編

全5つのトピックを一度にまとめようとしたのですが、分量が多くなってしまったので、前編・後編に分けていきます。
今回は、前編として、2つの項目についてまとめました。

ちなみに、noteで記事を書くようになった詳しい経緯は1記事目に書いていますので、よかったらのぞいてみてくださいね。
ブログ記事のリンクも載せていますので、そちらをお読みいただけると、私がどんな人物でどんなことを大切にしているのかがよく伝わると思います。


2記事目は、図鑑の活用法についてお話しました。


それでは、3記事目、どうぞ!

(注)この記事は、理科について書いた記事です。また、記事内で書いている偏差値は、大手中学受験塾が出しているものに基づいています。


志望校決めは慎重に。中学受験の偏差値50は侮れませんよ!特に中学受験未経験な保護者さまは要注意です。

保護者さまが中学受験を経験していない場合によくあるのが、
「うちのこは早くから塾に行って勉強するんだから、最低でも偏差値55〜60あたりの学校には受かってもらわなければ」
「偏差値50の学校は、勉強が苦手な人が行くところでしょう」
と考えてしまうこと。

これは、非常に危険な考え方です。
理由は大きく2つあります。

1.中学受験の偏差値は、高校受験の偏差値よりも、少なくとも10は低めに出ている

例えば、同志社中学の偏差値は48ですが、同志社高校の偏差値は72です。
これは、同志社中学なら勉強せずに楽々入れるけど、同志社高校になると途端に難しくなるということでしょうか?
もちろん、違います。

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