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スイカのつる引き(1回目)

1週間ぶりのスイカ記事となりましたが、この1週間で姿は倍近く変わってきました。
その様子とともに、スイカのつる引き作業について紹介します。

前回の記事はこちら。

https://note.com/tomato_tone/n/n20428af86df9

今までの流れを少し紹介します。

3/17に、4本整枝といい、つるを4本に揃える作業を行いました。
https://youtu.be/Oinv5SsvVyA

それから、3/20(つる揃え)
生育したつるが、好き放題の方向に伸びて、隣の株と当たるくらいになりました。

それらのつるを同じ方向に整え、脇芽や花芽を除きます。

全てのつるを上に向けます。

要領はこの通りです。

続いて、3/23(つる引き1回目)

先日揃えたつるも、また生育し、放っておくとハウスの端まで進んでしまうので、つる引きを行います。同時に、脇芽や花芽も取り除きます。

つるは長い順に右から並ぶように配置します。
摘果の際、つるの強さの参考にするためです。

つる引きは合計3回行います。
手書きのイラストのように、伸びたつるを株元に弧を描くように丸く寄せていきます。
こうすることで、つるがバラバラにならず、常につるの先端に空間が空き、生育を続けることが出来ます。
また、均一に同じ向きで育つことで、着果のタイミングが揃い、交配や摘果がスムーズに行うことが出来ます。

スイカの果実は、4番花(つるの元から葉が20~22枚出た先につく花)に成らせます。
つるが短いうちに出た花には実をつけません。
それは、大きく甘いスイカに育てるために、それだけ多くの葉からの栄養を必要とするためです。


しかし、バラバラにつるを伸ばしていると、管理していてもどれが4番花か数えるのが難しくなります。また、充分生育しないうちに株が混み合うことで、病気のリスクも高まります。

つる引きは、管理のしやすさという実用性と同時に、生育スペースを確保し、スイカの玉にとって充分な葉数をもった株に育てる事に役立っています。

と、ここまでつる引きについて説明しました。

自分でやってみると、これがなかなか難しいのです。

師匠のつる引きがこちら。
綺麗ににつる先が横並びになってます。
また、つるも長い順に右から配置され、
葉も全て表を向き、重なり合わず配置されています。
これを息をするかのごとく慣れた手つきで行います。
さすがプロです。

いざやってみると、最初はこんな感じになりました。
葉が下に埋もれたり、つる先も揃わなかったりと、
なかなかつるが言うことをききません。
いや、つるのせいではないですね。

けれども繰り返しやっていると、
少しずつ上達していく感覚があるので、
何回も回数をこなして上手くなりたいです!

小さな花でもスイカらしい形と模様がはいってます!

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