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規格外ミニトマトでケチャップを作る

前回の投稿から随分空きましたが、
その間、ミニトマトの収穫、脇芽かき、誘引、追肥などに日々追われておりました。

ミニトマト生産は最盛期を迎え、日々ミニトマトの収穫に明け暮れています。

そんな中、規格外品も沢山出ているので、今回はトマトケチャップを作ってみました。

規格外ミニトマトはどんなものか

当地域のJA生産部でのミニトマトの出荷においては、主に下記の項目を規格外として扱っています。

裂果(果実のひび割れ)
虫害•薬害
着色不良(綺麗に色づきしていない)
ヘタどれ(収穫時にヘタがとれてしまったもの)
曇り果(発色が悪く、曇った色のもの)

それらの中で、ここ最近かなり増えてしまっているのが、ヘタどれです。

収穫中も、良品と規格外を分けながら収穫しています。(奥のコンテナが良品、手前のバケツが規格外)

そのバケツの中身はほとんどがヘタどれです。

ヘタどれを起こさないために、収穫時はスピードとともに正確さが求められます。

ちょっとした力加減で、ヘタを残して収穫できるか、ヘタがとれてしまうかが変わってきてしまいます。

最近読んだ現代農業では、こんな記事も

ヘタ無い方がいいじゃん!
と、思いもしましたが、パッケージにした際、ヘタがあるのが見栄えよく感じるのもひとつの事実。

ここは収穫に慣れるしかない。

ミニトマトケチャップ作り

ということで、ヘタどれミニトマトを大量にかっさらっていきました。

ここから、カゴメが紹介しているケチャップの作り方を参考に作っていきます。

https://and.kagome.co.jp/recipe/recipe/27/

1.トマトソース作り

が、しょっぱなから設備に不備が…。
ミキサー、ありません…。

まあ、トマトだしすぐつぶれるだろう
洗ってそのまま鍋に放り込んで加熱します。

ミニトマト丸ごと3kg分です

10分でこんな感じ

15分経過
大分水分が出てきました。

30分でドロドロの液状になりました。

裏ごししながら皮や種を除き、さらに煮詰め、水分を飛ばします。

最初の量の2/3くらいの量まで煮詰まればトマトソースの完成です。ここまで1時間。
疲れたのでこの日はここまで。(次工程の材料まだ買ってない)

そして翌日
2.スパイス液作り

1.タマネギ半玉とニンニク3片(写真は2片ですが)をすりつぶす。
2.唐辛子少々(レシピの少々はどれくらいかよく分からんけど)

これらを水360mlの鍋に入れ20分煮ました。

3.香酢作り

米酢240ml
シナモン、クローブ、ホワイトペッパー、ナツメグ少々(とりあえず適当に5振りずつくらい)
すりつぶしたショウガ

これらを混ぜて、鍋で5分程度煮ました。

4.材料をすべて混ぜて煮詰める

ようやく役者が揃いました。左下は砂糖大さじ6,塩大さじ1

ぐつぐつ混ぜながら煮詰めます。

煮詰めること1時間半
ケチャップらしくなりました。

出来たケチャップは大体500gくらいです。
3kgもミニトマト使っておいてこんだけなら相当美味しくないと割に合わんで、と思いながら?
オムレツを作って食べてみました。

せっかくなので沢山かけていただきます。

ミニトマトを使っただけあって、味はとても濃厚で、しっかりとトマトの旨みが感じられました。若干唐辛子を入れすぎたように感じましたが、他の香辛料もいい塩梅で味に深みを出してくれているような気がします。

自分で作ると材料を買い揃えるだけで1500円くらいかかりました。

実際に作ってみると既製品がとても安く感じられます。
カゴメさまこれからもお世話になります。

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