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自分を変えるには

こんばちは

本日の「今日の1章」!!

このコーナーは、筆者が1日1章ずつ1冊の本を読み進めながら、
その日読んだ内容について感想と解釈を紹介するコーナーです。

この頃、1章と言わず1日に何章も読んでしまっているので、コーナー名と一致しなくなってきています。。。今後も1章に限らない日が多々あると思いますが、その日読んだ内容を紹介するというルールでこのまま続けたいと思います。( `・∀・´)ノヨロシク

そしてそして、突然ですが今回は読了編です。
つい数日前に読み始めた「夢をかなえるゾウ」ですが、すごく面白い物語だったので、1日1章では辞められずすぐに読み終わってしまいました。
(1日10章は読んでしまいました。)
また、「夢をかなえるゾウ」が「成功」について深く考えるきっかけになったので、今回は「成功」をキーワードに特集編として記事を書きたいと思います。

※私の記事では、度々過去記事の内容をもとにした考え方が出てきます。記事の中でも軽く紹介はしますが、詳しくご覧になりたい方は以下の記事を先にお読みいただくと理解がスムーズかと思います。

・「悩み」について 「情けはひとと自分の幸せのために」
・「幸せ」について 「幸せの理屈」
・「悩み」と「疲労」について 「気負わない×好奇心=最強」


「夢をかなえるゾウ」

飛鳥新社出版 水野敬也著

この本は、夢をかなえるゾウ「ガネーシャ」が、成功を夢見る主人公を成功に導いていくという物語の小説である。この本の面白いところは、主人公と一緒に読者もガネーシャから課題を与えられるという構造だ。つまり、読み進める中で、自分も一緒に成功に導いてもらえるというわけである。

そして、今回はこの本の中で語られている「成功の秘訣」とはどのようなものかを紹介したいと思う。


自分を変えるには

目次:
「自分が変わりたい先の姿は?」
 ‐「成功は自分が幸せであること」
 ‐「理想を叶えてくれるのは他人」
 ‐「感謝が大事」の本当の意味
 ‐「人は楽しいことしか続かない」
「自分を変えるには」
 ‐内面
 ‐外面
 ‐自分をコントロール
 ‐方法


「自分が変わりたい先の姿は?」
人はみな「自分を変えたい」と思うことがある。そして、同時に「簡単には変われない」という「悩み」も持っている。なぜなら、何をどれだけやればいいのかも分からないし、変わるために努力することにしんどさを感じるからである。でも、もしかしたらそれはものの見方が少しずれてしまっているからかもしれない。これから紹介する考え方は、日々自分が変わることに気づかないくらい自然で、幸せな自分の変え方である。

自分がなりたい姿を考えたとき、あなたはどんな姿を思い浮かべるだろうか。それは、おそらくお金持ちであったり、有名人であったり、ある技能を身に着けている状態であったり、人それぞれに様々な姿を思い浮かべるだろう。その理想の姿は、ある意味では「成功した状態」といわれる状態であると思う。そこで、まず「人生における成功」について考えたいと思う。


「成功は自分が幸せであること」
一般的によく言われる「成功」を思い浮かべたとき、前章で紹介したような姿を思い浮かべることが多いだろう。その姿は人によって多種多様だが、その思いは共通して一つ「幸せであること」である。お金持ちになって、思うがままに生活できて幸せ、有名人になって注目されて幸せなど、自分が幸せを感じる状態に憧れを抱いているのである。つまり、「成功」とは「幸せ」でいることである。その幸せを感じる対象が人それぞれであるだけで。

しかし、そのような理想状態だけが幸せではないだろう。普段、友人と楽しくバカ騒ぎしているときや、お腹いっぱいご飯を食べたときも幸せと感じる。このように、幸せは普段の生活にも溢れている。だから、理想状態になるまで「不幸せ」だという道理はないのである。つまり、「自分が変わる」ために努力することだって、実際はそんなにストレスを感じて嫌々することではないのである。もし自分が幸せになるための努力が、ストレスで「不幸せ」ならば、その理想は自分が本当に欲する幸せじゃないのかもと考え直してみても良いかもしれない。

人生、大笑いすることも、大泣きすることも、つらいことも経験するだろうけど、それを乗り越えて幸せを感じられる時間を過ごすことが成功することである。だから、基本は今を楽しむことが大事である。結果的に目標を達成しようがしまいが、人生を振り返った時に楽しんだ「幸せ」な時間が多いことに違いないのだから。

(このパートは、「悩みの抜け出し方」や「リラックスすることの重要性」といった過去記事の内容と関連しています。)


「理想を叶えてくれるのは他人」
この章では、実際に「なりたい自分」になる方法について紹介する。まず結論から言うと、なりたい自分になるためには「人を幸せにすること」が必要である。なぜなら、基本的に「なりたい姿」は他社の協力なしには達成できないからだ。他者からお金をもらえないとお金持ちにはなれないし、他者が応援してくれないと有名人にはなれないように、他者の協力は基本的に必須である。そして、他者に協力してもらうためには、その人にとってメリット(=幸せになれること)が必要だという理屈だ。しかし、「他者を幸せにする」という方法は利己的な目的のためだけではない。

以下に過去記事の要約を記す。

「幸せの理屈」(過去記事の抜粋)
人が幸せを感じる瞬間には2種類しかない。「人を幸せにしたとき」と「人に幸せにもらったとき」である。意外かもしれないが、物欲など自分が手に入れることで得られる幸せの量には限りがある。毎日10億円が振り込まれる夢の生活を想像してみるとしよう。あなたは欲しいものを思うままに購入すると、そのうち、そのお金を人のために使い出すのではないだろうか。なぜなら、「人を幸せにする」ことで、私たちは自分自身も幸せになれるからだ。また同時に、私たちは「人から与えられる幸せ」でも幸せになれる。つまり、人は「他者を幸せにする」という行為によって、幸せを連鎖させることができるのである。

「幸せの理屈」の話は、「自分の幸せ」と「他者の幸せ」はセットであるということを言っている。つまり、これまで利己的に見えていた「他者を幸せにする」という行為は、別に偽善的で現金なものではなくて、みんなが連鎖的に幸せになる方法なのである。

しかし、実際に行動に移す際に、1点注意すべきことがある。それは、本当にその行動が相手を幸せにしているかである。あなたが努力したところで、誰も喜ばなかったらそれは、「人を幸せにしていない」からである。


「感謝が大事」の本当の意味
前章では、「自分を変える」方法は「他者を幸せにすること」であることを紹介した。そして、「他者を幸せにできるようになるため」の具体的なガネーシャからの課題は最終章で紹介するが、その前に、人を幸せにする上で意識しておきたいことを2点、今章と次章に渡って紹介しようと思う。

私たちは幼い頃から、感謝することの大切さをたくさん教えられてきた。しかし、「なんで感謝しないといけないんだろう」と感謝することに嫌な感じがある人や、そこまでとはいかなくても、普段感謝をあまり意識せず生きている人が多いと思う。なぜなら、感謝する意味を大して知らないし、その意味を教わっていないからである。

感謝することの本当の意味とは「自分を満たすため」である。人は何かを欲するとき、自分が満たされていないと感じている。しかし、何かを求めるだけでは欲しいものは手に入らない。なぜなら、人を幸せにしていないからだ。なんなら、欲望のままに求めるだけでは、それは遠ざかっていくだろう。そんな相手のことも考えない図々しいやつに、人は何も与えてくれないからである。一方で、何かを欲しい状態で、その欲望を無視して「人を幸せにすること」などできるだろうか。よほど理性が強くなければ無理だし、そもそも、それは幸せな状態とは言えない。そこで感謝することが大切なのである。感謝とは、自分がすでに持っているものに意識を向けて、自分はすでに満たされていることを実感することである。つまり、感謝することで身近な幸せを認識できるようになり、自分を幸せな状態に導くことができる。自分が幸せな状態になって初めて、「他者を幸せにすること」ができるのである。


「人は楽しいことしか続かない」
次に、人のモチベーションの話をしたいと思う。タイトルにあるように、人は楽しいことしか継続ない。これは経験的に理解している部分だろう。つまり、「なりたい自分になる」ために努力することを継続したのであれば、そのための努力、言い換えれば、「他者を幸せにすること」を楽しいと思えるようにならないといけないということである。


「自分を変えるには」

これまでの内容を軽くまとめると、
・成功のためには、今を楽しむこと
・なりたい自分になるには、人を幸せにすること
・人を幸せにするためには、自分が幸せでいること
 そんためには、感謝と楽しむことが大切ということ 
ということである。

この章では、実際のガネーシャの課題を踏まえて、「なりたい自分になる方法」を見ていきたいと思う。

‐内面の課題
・「募金する」-人のために行動することに慣れる
・「相手が欲しがるものを先取りする」-人の欲しいものを先読みしてみる
・「会った人を笑わせる」-笑いは幸せな空気を生む
・「その日頑張れた自分をほめる」-頑張ることが楽しいと思う
・「何が起きても運がいいという」-起きた事実から原因を学ぶとともに、前向きになれる(「悩み」との関連深い)
・「長所を盗む」-自分幸せにしてくれる人の長所を吸収する
・「人気店にいって、人気の理由を探る」-自分を幸せにする要因を探す
・「一番身近な人を喜ばせる」
・「プレゼントして驚かせる」-人は期待以上に与えてもらったとき幸せ
・「人のいいところを見つけてほめる」-人を幸せにする基本
・「ただでもらう」-人を幸せにする方法はお金だけじゃない。
・「サービスとして夢を語る」-自分がしたいことがみんなを幸せにする形で考える
・「人の成功をサポートする」

内面の課題は、見てわかるように人を幸せにするために必要な心持ちが主な内容である。特に筆者が興味を持ったのが、「サービスとして夢を語る」という課題だ。自分の夢を考えるとき、その内容が自分の欲望をそのまま表したものになりがちだと思っていたのだが、その夢にも「人を幸せにする」ことが関連しているはずなので、語り方や考え方を変えるだけで自分の夢が誰かの幸せになるのだと考えると、夢を思い描くのがより楽しくなるだろう。

‐外面の課題
・「靴を磨く」-身だしなみを整える & 感謝
・「トイレ掃除をする」-人が嫌がること=人を幸せにすることをする
・「決めたことを続ける環境を整える」-人は意識を変えられないから環境を変える
・「毎朝、全身鏡で外見を整える」-身だしなみを整える

外面の課題は、すべて「人は意識を変えることができない」というスタンスに立っている。「人は意識を変えることができない」というのは、日によって人のやる気や、感情は変わってしまうため、その日の意識を変えるだけでは努力を継続できないということである。これが、「変わること」が難しい原因であり、どんなコンディションであっても自分が努力できる環境をつくることが、「変わる」ために一番重要なことである。

‐自己コントロールの課題
・「腹八分目」ー自分を制御すること
・「まっすぐ帰宅する」ー周りに流されず自分の決断をする
・「何か一つ辞めてみる」ー意識的に時間を作る
・「明日の準備をする」

自己コントロールの課題は、当事者意識を持つことを目的としたものである。人は大抵周りからの働きかけに反応して生活している。友達にのみに誘われたから行く、プレゼンで怒られたから修正するといったように。しかし、自分が変わっていくためには、自分で決断し行動しなければならない。つまり、周りに反応するだけではなく、自分から発信させていけるようになる必要があるのである。

‐方法の課題
・「自分の長所・短所を人に聞く」ー人に自分が与えられるものを知る
・「夢を楽しく想像する」-自分のしたいことを自由に思い描く
・「求人雑誌をみる」ー自分の他の才能の発掘
・「お参りに行く」ーとりあえずやってみること
・「やらずに後悔していることを今日から始める」-今始めな一生やらずじまい
・「応募する」ー自分の才能が他人に判断される場に出る

方法の課題は、「自分が他者を幸せにする方法」を見つけるためのものである。「他者を幸せにする方法」とは、身近なものに言い換えるならば仕事である。そして、仕事とは作業である。つまり、その作業を楽しく没頭できるのか、自分が最大限に価値を提供できる作業なのかを考える課題である。
自分のやりたいことや、できることを考えるためには、とりあえずでも何かに挑戦してみることが大切なのである。何かをやり始めてようやくわかることがあるから。

まとめ
自他ともに幸せになるには、相手を幸せにすることを意識して生きることが大切である。それによって、互いの夢に近づいていくことができるから。でも、一方で人にはそれぞれ自分なりの幸せがあるから、今ある幸せを存分に楽しむことも忘れないことが大切である。そうした幸せが自分の人生の成功なのである。

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