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本当に好きな人の定義とは何か

「本当に人を好きになったことがないんじゃない?」

来るもの拒まずで恋人が途切れない友達に言われた。

好きな人に他に好きな人がいる場合や、恋人に別れ話をされたら(綺麗な別れ話)相手の幸せを心から願えるかという話をしていて、

本当に好きだったら、その人に幸せになって欲しいから相手の幸せを願うといった私に対して放たれた言葉である。

友達曰く、本当に好きなら独占したいし自分が一緒にいたいから、一緒にいれない相手の幸せは、口では願うが、本心からは願えないそうだ。

私の考えは、物分かりが良すぎるらしい。

個人的にだが、本当に好きな相手には、心から幸せになってほしいと思う。

本当に好きな相手が心から幸せになれる場所が自分の隣ではないのなら、心に穴が空いてしまいそうなくらい悲しいけれど、どうぞ心から幸せになれる場所に行ってほしいなと思う。

どちらも幸せという状態が、お互いにとって最も良いと思うからだ。

友達の言う本当に好きは、自分の都合が先にあり、どちらかと言えば自分が一番好きと同義なのではないかなと思ってしまった。

ただの好きならわかるが、本当にが頭につくとなると、それはどうなんだと思う。

本当に好きな相手は、自分を大事にするのと同じように大事にできる相手だと私は思うのだが、

これは友達が言うように、綺麗事であり、理想でしかないのだろうか。

本当に好きだった人に拒絶されてしまった事を心から反省し、2度と同じことが起きなければいいと思い改善を試みている毎日が続いている。

「本当に好きになったことがないんじゃない?」と少し笑いながら聞いてきた友人の言葉を聞きながら

全ての場所で泣いた過去の自分と、前向きに改善を試みる毎日に身を置いている現在の自分のことを思い、

ぐしゃぐしゃになりながら別れた瞬間の話をして、それを聞いてくれていた過去の友達のことを思い出しながら

少し泣きそうになった。

「本当に好きな相手」に対する考えが同じような存在の人と

いつか巡り会えるように、日々を重ねようと思った。

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