【朝読書】変化をつかみ、シナリオを描く
今日は、渡部 清二さんが書かれた"10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート"を読みました。
何事も変化をつかむ
この著者は、四季報や日経新聞を毎日読んでその情報をメモするノートを25年続けて、100冊に到達した継続の鬼のような人です。
そのノート写真も本に載っていたのですが、かなりびっしり書かれてありました。
ここまで継続してどうなるのだろう??と疑問でしたが、僕なりに読みながら思ったことは、「変化をつかむ」ことができるようになると言うことです。
毎日同じ街の同じ場所を通ったりしていると、「あれ?何か建物が建ち始めた」「ここにこんなお店は元々なかった」「この建物取り壊されたんだ」「そう言えば、この店舗は移転した」などの変化をつかむことができます。
僕自身は、毎日同じ場所や同じところで仕事をしないので、こういった変化をつかむことができませんが、それでも毎年行く場所の変化はつかむことができます。
そこには、「最近、このあたりは人が減り始めたから」とか「逆に引越してきている人が多い」などの自分なりの意見が出てくるはずです。
この筆者は、これと同じことを毎日株式市場の情報を得るために行なっていると言うことです。
それは毎日同じ場所を歩いて観察していると言うことでもあり、詳しくなるのは当然ですよね。
変化をつかむには、継続や定点観測が必要ということです。
僕も少しばかりですが、株式投資をしているのでこれは参考にしたいところです。
よく言う"株は連想ゲーム"
投資に関連する本を読んだりしていると出てくるキーワードが、「株は連想ゲーム」と言うものです。
この本では連想するにあたって、連想する力として3つ挙げていました。
半歩先の連想・シナリオを描く
誰が儲かるのか?
世の中の変化を読む
この3つを挙げていました。
でも具体的にどう連想しているか?ずっと疑問に思っていました。
僕自身が連想するのと、常に連想ゲームを繰り返している人では必ず連想する深さが違うのは当然ですからね。
そのヒントも本で紹介されていました。
1.半歩先の連想・シナリオを描く
記事:「JR東日本終電繰り上げ」
▶︎生活スタイルの変化
▶︎コンビニの24時間営業がなくなる可能性
▶︎超高齢化社会の進行
▶︎買い物に行けない高齢者の増加
▶︎昔の酒屋さんの御用聞き文化の復活
▶︎お酒を中心とした流通インフラ構築をしている企業
▶︎カクヤスグループ(証券コード:7686)
終電繰り上げのたった1つの記事からここまで連想して、シナリオを描くことができるとは驚きでした。
僕の場合だと、逆にタクシーを使う人が増えるとかくらいしか瞬間的には連想することできませんでした。
ただ、ここまで深掘りしてこそ、連想ゲームと言えるのだと実感しました。
2.誰がもうかるのかを考える
ここではジーンズメーカーの「リーバイス」について書かれていました。
ご存知の人も多いと思いますが、アメリのゴールドラッシュ時に砂金探しの人にジーンズを提供して、世界有数のアパレルメーカーになった会社です。
砂金探しの人が何を求めて、何が必要になるかまでを考えて行動した結果がジーンズを提供することにつながったと言うことです。
現代でも言えることは、「今、売れているものこれだ!」→「だったらこれも売れるのでは?」とどんどん考えていくことで、誰がもうかるかを見つけることができるかもしれません。
3.世の中の変化を読む
世の中の状況は日々変化しているので、「やがて社会はこのように変わるだろう」と連想することが大切と書かれていました。
何が変化し、どうなっているか?そして、どうなっていくかを連想することで今まで見てこなかった企業を発見できると言うことです。
変化の一例として、2023年初めに出てきたキーワードが紹されていました。
それは、「IoE(Internet of Everything)」です。
「IoT」の上位互換みたいなものです。
この「IoE」を四季報オンラインの記事検索をしてもほとんどヒットしませんでした。
こう言った変化を早めにキャッチしてどの企業がそこに投資していくのかを考えていくことが大切のようですね。
以上、読んでいただきありがとうございます。
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