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【朝読書】色んな理由をつけ始めると危険信号 #株式投資
今日は、"なぜ損切りできないのか?:株で1000万円失ってわかった投資の心理"を読みました。
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82歳の書いた本
人の失敗から学ぶことがたくさんあることは僕も知っています。
ただ、失敗談の本は結構読んだことがありますが、その後ハッピーエンドみたいな話で終わっていることが多いです。
この本も投資で失敗した経験とそこから学んだことが書かれてある本ですが、その後のハッピーエンドみたいなことが書かれておらず、シンプルに学びと失敗を分析した結果が書かれてある本です。
「〇〇万円の失敗をしましたが、その後〇〇万円以上を儲けました」
みたいなことが書かれてません。
「はじめに」にも書かれてありましたが、この著者が本を書いた理由は、
「あなたに、私のような大失敗をしてほしくない」と思いがあったからだそうです。
この思いを信じることができると内容を読んで感じました。
損切りできない理由は、"自己評価不安"
人の根源的欲求としては、自己評価欲求があります。
これは何かというと
「自分のネウチを肯定的に評価したい」
「否定的に評価せざるを得なくなることは避けたい」
といった欲求です。
これと株式投資がどう関係があるのかというと、株式投資をして「儲けたい」「損したくない」という欲求の奥にこの自己評価欲求が潜んでいるそうです。
例えば、株価が変動して買った時の株価より値段が下がってしまった場合
「儲けたいという」欲求が叶わなくなる
自分のネウチを否定的に評価して落ち着かなくなる(=自己評価不安)
落ち着かせるために無自覚のうちにやりくりする(色んな理由をつける)
現実をリアルに見れなくなる
こういったことになってしまうとのことです。
僕も思いあたります。
▼「儲けたい」と思って色々調べて株式を買う
▼当時は10%損失が発生したら、損切りをするルール
▼買った次の日に暴落(決算がかなり悪かった)
▼自分があそこまで調べたし、その後上がるだろうと謎の理由をつける
▼さらに値下がりをして、30%損失発生したが、都合の良い情報ばかりを集めて安心する
▼塩漬け後、35%損失が発生したタイミングで損切り
1から4までがしっかり当てはまっているというか、当てはまりすぎて怖いくらいでした。
"自己評価不安"→"なぞのやりくり"→"色んな理由をつけまくる"って感じでした。
どんなにルールを作っても守れないと全く意味がありませんよね。
儲けるために大切なこと
ここまでで、自分の中でやりくり(=色んな理由をつける)ことにどれだけ早く気づくことができるかが大切だということがわかりました。
その中で、著者が儲けるため大切なことを段階を踏んで挙げてくれていたのでそのままnoteしておきます。
投資するときは、どうやって儲けるかを考えると同時に、どうやって損をするかを常に考えておくことが必要です。
損切り時期になって、その損切りを中止しようと思った時に、それが"やりくり"のためにそのなったのかをチェックする必要があります。
このtめには、ノートに自分の全ての思いとそれに対応する欲求ならびに相場の状況を書いて、見える化して客観的に判断するのも一つの方法です。こうするうことで、"やりくり"で、なんとなく損切りを先延ばししなくなるし、自らが冷静に判断したために、たとえ損したとしても自分として責任が取れるので、後悔が少なくなります。
結果として、無駄な損切りが少なくなりり、全体として儲けが多くなります。
確かにある企業の株のみに注目していると株価が変動して損失が発生すると、不安になりますが、いかに全体として利益を出すかが大事なので、損切りをいち早くして次の投資先に資金を早く資金を回すことが何よりも儲けるために大切なのかもしれません。
この本はものすごく損切りに対して、分析をしているので、かなり心理的な面で勉強になりました。
今週はどこかでこの本をもう一度振り返ろうと思います。
以上、読んでいただいた方はありがとうございます。
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