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【朝読書】企業財務の安全性をチェック! #株式投資

今日も"投資×ミライ 長期投資をはじめよう"を読みました。


投資×ミライ 長期投資

財務の安全性とはそもそも一体何か

株式投資にて色々な指標を見ていく中で、「この指標は、成長性を測る」「この指標は、割安度を測る」「この指標は、安全性を測る」など色々あります。

そして、いろんな指標を学んでいくうちに、「あれ?この指標って成長性を計るんだっけ?それとも安全性だっっけ?」というものがパッと出てこない時があります。

もちろん、僕の勉強不足と知識不足なのですが、この本を読んでいた時に、「安全性」を学び直す良いきっかけになるものを見つけたのでnoteしておきます。

なぜ、「安全性」を確認するのか?

では、そもそも一体なぜ、「安全性」をチェックするのでしょうか?

僕の最近学んできた中で、この「なぜ?」から考えるとかなり頭に入ってくることがわかったのでここを確認していきます。

その答えは、「企業には倒産や破綻リスク」があるからです。

この今noteを書いている2023/9/19時点の日経平均株価は、9/15(金)時点で3,3000円を超えています。

いろんな企業の業績が良い見通しが立って、株価が上がっていくことは嬉しいことなのですが、このような良い時こそ忘れてしまいがちなのが、倒産や破綻するリスクがあるということです。

だからこそ、財務状況を確認して「その企業が安全であるか?」「倒産や破綻リスクが少ないか?」をチェックする必要があります。

「倒産」「破綻」「つぶれる」の意味

今一度確認しておきたいのが、この「倒産」「破綻」「つぶれる」の意味です。

どうなれば、「倒産」「破綻」「つぶれる」といった状態になるのかを再度チェクしておきます。

それは経営が行き詰まり、債務を期日までに支払えなくなった状態です。

つまり、資金繰りがうまくできずに取引先にお金を支払えなくなるということです。

具体的に言えば、納税ができなくなったり、借入金の返済ができなくなったりすることです。

重要なのは、どれだけ支払う能力(キャッシュ)が企業にあるか?ということです。

よくある間違いが「赤字になるから」ですが、これは間違いです。

上場企業の決算短信などを見ていると赤字の企業はたくさんありますからね。

これは、僕も学生時代には勘違いしていました。

破綻する予兆

この本では一例ですが、3つの破綻する予兆が書かれてしました。

わかりやすく具体例も出して書かれてあったので、ここにnoteしておきます。

ここに書かれてある予兆は3つあります。

  1. 損益をみる 連続経常赤字や赤字転落は要注意

  2. 負債をみる 自己資本に対する比率、100%大幅超過でリスク

  3. キャッシュフローをみる 黒字倒産が半数、最高益でも警戒

1つずつみていきます。

1.損益をみる 連続経常赤字や赤字転落は要注意

損益を見るためには、企業のP/L(損益計算書)を確認する。

その中で稼ぎを表す利益の指標は、色々ある。

よくあるが本業の稼ぎを示す「営業利益」です。

しかし、この本では「経常利益」を重要視していると書かれてあります。

理由は、
いくら本業で売り上げを伸ばしても経費や借入金の利息が大きければ利益は小さくなる。経常利益は、営業利益に支払い利息などを加味して算出されるため、財務要因も合わせた総合的な実力を表すとされる。

つまり、営業利益はシンプルに本業の稼ぐ力を示しており、経常利益は総合的な稼ぐ力を示すもので、安全性を確認するために常にチェックすることが重要とのことだと思っています。

2.負債をみる 自己資本に対する比率、100%大幅超過でリスク

企業の安全性を測る指標の1つに負債比率があります。

企業の自己資本に対する借金の割合を示すものです。

これが100%以下だと財務が安定しているものをみなされます。

さらに負債の中でも流動負債というものがあります。
「買掛金などの営業活動で生じた債務や1年以内に返済期限を迎える借入金などのことです。」

これは僕も見るようにしています。

特に、流動負債比率というもので、先ほどは自己資本に対する負債でしたが、この負債を流動負債に置き換えたものです。

こちらは短期での借入が多くないかを示す指標です。

どちらもチェックしていくのが確実ですね。

3.キャッシュフローをみる 黒字倒産が半数、最高益でも警戒

「黒字倒産って何?」って自分に問いただしてみると、正確に答えることができませんでした。
勉強不足です。泣

でもここではちゃんと説明されてありました。

【黒字倒産】
通常、製品を売った代金などを回収すると営業CF(キャッシュフロー)はプラスだが、売掛金回収の遅れによる資金繰りの悪化や、過剰在庫や資本金不足などに陥ると倒産する。このことを黒字倒産という。

つまり、営業損益や最終損益がプラスでもキャッシュがなくなってしまい、倒産になるということです。

ここでは「直近の営業CFを確認して、長期的に赤字もしくは減少しているのかをチェック」「本業不振なのか成長投資なのか」の理由を見極めて将来的に黒字が期待できるのかを考える必要があるとしています。

この本業の不振か成長投資かを見極めるのは難しいですが、色々調べてやる必要がありますね。

ここまでの考え

企業を見ていく指標の一つとして「安全性」について学んできました。

色々な指標を学ぶうちにごちゃごちゃになって整理できていないこと多くなりがちです。

その中でも今回は「なぜ、安全性を見るのか?」「企業の安全な状態や指標はどこを見るのか?」を再び学ぶことができました。

他の自分が学んだ指標ももう一度正確に理解するためにもチェックが必要になりそうです。

以上、読んでいただいた方はありがとうございます。

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