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金融業界からテクノロジー業界へ転身して、5年で変化した働き方

金融業界からテクノロジー業界への転身。環境を大きく変えたことが自分を変えるきっかけとなり、5年の月日は自分の想像をはるかに超えたものとなりました。

新卒から11年働いた金融の世界を離れ、2016年にITの世界へと足を踏み入れたことによるもっとも大きな変化は「成長産業」で仕事をしたことです。

サイバーエージェントの藤田社長は、就職活動する学生に向けたアドバイスとして、「成長産業に身を置くべきである」と語っていました。その理由は、

「ビジネスマンとしての生涯価値を高められる経験が積める」
※引用:新R25 ”藤田晋が10年前から学生に「成長産業に身を置くべき」だと伝えつづけている3つの理由”

実際に成長産業で約5年働いてみて感じるのは、「環境に適応するために必死に働くから、必然的にスキルも実力も付く」ということです。

人が変わるためには「環境」を変えるしかないということは、世界を代表する経営コンサルタント大前研ー氏の言葉が有名です。

「人間が変わる方法は3つしかない」
1.時間配分を変える。
2.住む場所を変える。
3.つきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。

成長産業に入ると、変化の毎日です。正解がない中、試行錯誤の繰り返し。昨日決定したことが今日変更されることもありますし、四半期ごとにガラリと方針が変わることもあります。

そんな環境の中、「自分は何ができるのか?」「何をして貢献するのか?」を毎日思考し、行動を続けながら働きます。実際に自分の頭で考え行動をすることの難しさを何度も痛感しました。

なので、環境を変える=成長産業に入ると、とんでもなく苦労します…(もちろん私は数え切れないほどの挫折や失敗…)日々もがきながら1つずつ乗り越えていくことで、確実に成長することができます。

私自身5年前とはまったく違う自分になれたと胸を張って言い切ることができます。

今回はそんな私が、5年前に転身するきっかけとなったこと/実際に成長産業で働くことで起きた自分の変化についての内容になります。これから転職を考えている方、自分の働き方を見直そうとしている方のお役に立てばうれしく思います。

11年身を置いた金融業界から転身する変化のきっかけ

2016年頃はスマートフォンが従来型の携帯電話のシェアを超えたタイミングでもあります。

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スマートフォンの活用が増えたことにより、世の中の情報を取得する方法が変わり始めました。従来のTV/新聞から、You Tube/SmartNews/NewsPicksのようなWebメディアやSNSから情報を取得するようになり、今までリーチできなかった情報にもアクセスが可能になりました。

その中でも堀江貴文さんの情報発信にもっとも衝撃を受け、熱心に学んでいました。メルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」You Tube「ホリエモンチャンネル」、既存のメディアから得ることができない情報をインプットすることで、自分の視野がどんどん広がっていきました。

そして、自分の転身のきっかけとなる「オンラインサロン:堀江貴文イノベーション大学校」と出会います。

オンラインサロンは、月額会費制のWeb上で展開されるコミュニティの総称である。 作家、実業家、アスリート、ブロガー等、専門的な知識を持っていたり、ある分野で優れたスキルや経験を持つ個人、又は複数のメンバーが主宰者となり運営している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

最初は「堀江さんの話を直接聞きたい!」という興味本位で加入しました。実際に目の前で話を聞くことで興奮しましたが、それ以上に私に大きな衝撃を与えたのは「オンラインサロンにに参加する方々との出会い」です。

オンラインサロンで出会う方々は、今までに出会ったことがない方ばかりでした。サロン内で自分の得意分野を活かして役割を担っていく/堀江さんに臆することなく事業の相談をするetc...

自分の今までの価値観が大きく崩れていきます。
恥ずかしい話ですが、当時の私は自分を”勝ち組サラリーマン”と思っていました。外資の金融機関に勤め、年収も平均より上。にもかかわらず、オンラインサロンで出会う方々は私より何倍も生き生きとして、人生を楽しんでいます。

もしかしたら「精神的に満たされていない?」自分が日々の仕事の中で薄々感じながらも目を背けていました。金融の仕事は金額面での報酬は高かったものの、精神的には満たされていない。オンラインサロンで出会う人々の姿を見て、もうこれ以上問題から逃げることはできません。

精神的に満たされることは、働く上で重要ということを勝間和代さんがYou Tube「収入は金銭報酬と精神報酬の合計で考えよう。」でお話をしています。当時の私に「精神報酬」が足りていないことが、オンラインサロンで出会った人との出会いで明らかになりました。

今までとは全く違う環境(オンラインサロン)に入ったことで、自分の固定概念が大きく崩れ、価値観が変わり、自分の人生を見直すきっかけとなりました。人が変わるためには「環境」を変えるしかないことを身を以て経験し、私の人生は大きく舵を切って方向転換していきます。

成長企業での働きがいは、「達成感」「仲間」

会社の成長に貢献している/自分のできる範囲が増えたと感じられることは成長産業で働くことで得られる機会は多くなります。自ら行動を起こして新しいことへのチャレンジや殻を破るとで新しい経験を得て自分の成長を感じることができます。

人間のモチベーションがもっとも高まるのは、「前に進んでいる感覚」がある時という研究データがあります。たとえ進捗が小さなものであっても、着実に前進している感覚があると自分の行動に意味を見出すことができるので、小さな達成感でも日々感じることができるのは重要です。

進捗の法則】
ポジティブな出来事の中で、最も強力なのがやりがいのある仕事が進捗すること

引用:『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』

成長産業で働く仲間は、「転職」という自分の人生を真剣に考えた上で決断をした「成長意欲」が高い人ばかりです。”あなたの周りの5人の平均があなたである”という有名な言葉のとおり、「誰」と働くかは重要です。

実際に、職場の人間関係は仕事に大きな影響を及ぼします。

・職場に3人以上の友達がいる場合、
人生の満足度が96%も上がる&自分の給料への満足度は2倍
・職場に最高の友人がいる場合、
仕事のモチベーションが7倍になり、作業のスピードが上がる
※引用:『科学的な適職』500万人を対象としたアメリカのサーベイ

実際に働いてみると、毎月新しい人が入社してきます。価値観が近い仲間が次々と入ってくる環境は刺激的で、モチベーションが上がります。

個人として、働くことに対する変化

5年の月日の中で個人にもっとも大きな影響を与えたことは、
「情報発信」「リモートワーク」です。

【情報発信】
組織貢献を通じた自己の成長とは別に自分個人の価値を高めるため「SNS」を始めました。Twitterでは多くの方とつながり、現職に転職するきっかけにもなりました。

他にもさまざまな発信を行った中で、私の人生にもっとも大きな影響を与えたのが、「note」です。

2019年に書いたnoteは多くの方に読んでいただき、このnoteを通じてイベント登壇や執筆のお仕事をいただく機会にも恵まれました。

私にとってこのnoteは、金融業界で学んだことをIT業界で活かすという自分の経験を合わせた営業手法をまとめたものです。スティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業式で行なったスピーチの「connecting the dots」という言葉のとおり、自分の経験がつながった瞬間でもありました。

私は営業職なので貢献できる範囲は目の前の顧客に限られますが、情報を発信すると多くの人に情報を届けることができます。自分の経験や知識を有益な情報として発信することは、自分の生きがいとなっています。

【リモートワーク】
「生産性を上げるひとり働き方改革」
の取り組み&「家族との時間の大切さ」に気づいた2020年。

リモートワークで仕事をすることで、成果に対して今まで以上にシビアになり、自分の時間をどう使うかを真剣に考えるようになりました。2020年にもっとも資金を使ったのは、自宅での仕事環境です。(noteにもまとめました)

同時に、「今後、どういう働き方をしていきたいか?」についても考える機会が増えました。現時点ではリモートワークを継続したい意向が強く、それを実現できるように貢献できることを増やし、スキルアップを図っています。

また外にで歩く機会が少なくなったことで、妻/子供の存在のありがたみを再認識しました。特に子供(3人)が小さく自分と遊んでくれる期間はもっと時間を一緒に過ごそうと決意し、楽しく遊ぶ機会を増やしています。

まとめ

今回は、#この5年で変化した働き方 を題材に11年在籍した金融業界からテクノロジー業界に転身したきっかけ/働いてみた中での変化についての実体験を記しました。

時代はこれからの5年も大きく変化することは間違いなさそうです。個人としても変化の歩みを止めずに5年後にはまったく違う自分でいられるように日々取り組んでいきたいと思っております。

5年後にまたこの内容でnoteを書く自分を楽しみに今日もまた全力で集中して1つずつを丁寧に取り組んでいきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

#日経COMEMO #この5年で変化した働き方


新しい本を買ってまたnote書きます!