オーストラリアの学校の様子をお伝えします③
本日早朝に無事に東京に戻りました。入国の際に検疫のために羽田空港をぐるっと一周しなければいけなかったのにうんざりしましたが、事前にMYSOSというアプリで「青信号」をもらっていたので、かなりスムーズに入国できました。
10日ぶりの日本はやはり暑いですね・・・。オーストラリアは冬(日本の秋くらいの感じ)だったので、なおさら暑さが身に沁みます・・・。
そして日本は安いですね。空港の販売機で飲み物を買ったのですが、150円で変えるのがありがたかったです。向こうではペットボトルの水も300円から500円くらいしたので、買うのに躊躇するくらいでした。今回は仕事で行きましたが、プライベートで行くのはかなり勇気がいるなぁと思いました。
さて、「オーストラリアの学校の様子をお伝えします」シリーズも今回が最終回となりました。滞在中アデレードとブリスベンの学校を計13校視察させていただきました。他の投稿でも書かせていただきましたが、どの学校でも素敵なおもてなしを受け、本当に有意義な時間を過ごすことができました。一日に何校も回り、そのあと教区省とのミーティングがあるなど、なかなかタフなスケジュールでしたが、行って良かったと思います。(ちなみに今回訪れた学校は来年1月から私の学校の生徒たちが留学に行く予定の学校です)
これまでにアメリカ、カナダ、NZなどの学校を多く視察してきて、そして今回自分が教えていた時以来20年ぶりにオーストラリアの学校を視察してみて思うのは、「国が教育に投資をする国がうらやましい」ということでした。
私立の学校は高い学費(日本の3~5倍くらい)取っているので当然ですが、公立の学校も日本の私立の学校よりもはるかに充実した教育設備を持っており(3Dプリンターが7台もある学校もありました。うち(私立)でも1台しかないのに・・・)、生徒たちに様々な教育の機会を与えています。何度も言っていますが、日本の教育に対する公的支出(対GDP比)はOECD加盟国38国中37位です(2020年)。今回も現地の先生方と話をしている中で、我々の国に圧倒的に足りないのは、政治家やメディアを含めた我々国民の教育に対する理解と希望だと改めて感じました。そしてやはり日本の教育をなんとかしたいなと改めて思いました。
まずは自分の学校から。精進します。